片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

7-ELEVENという文字をみて間違いに気づく人手を上げて!

2010年07月03日 | こころ
リッツカールトンの責任者だった高野さんが100人の聴衆に質問した。

2,3人のほかは手を上げない。
当然私もわからない。
答えは、最後のNがn、つまり小文字なのだそうだ。
こういった細かいことに気づくトレーニングが大事だとのこと。
靴を磨くようになると、靴を大事にしている人とそうでない人がわかるようになる。
残念ながら思い当たることがたくさんある。

パラダイムシフトという言葉がありますが、一言で言える人いますか?
目の前の景観を変えることです。立ち位置を変えることです。
自分の目で見るのではなく、相手の目で見てみる、傍観者の目で見てみる、いろんな目で見る訓練をするのです。

リッツカールトンのホテルマンは楽しく働いている。
それは人はなぜ旅をするかと知っているからだ。
人は物語を求めて旅をしている。
その物語作りのお手伝いをしているのだ。

フロリダで外のテーブルを片付けようとしていたら客が椅子とテープルを一つ残しておいてくれという。
プロポーズしたいのでという。
ホテルマンは関係者に電話し、シャンパンを用意したり、テーブルクロスかけたり、花を課飾ったりして、みんなでプロポーズを演出してあげたという。
このためには一人がそう思ったのではダメで、全員が共感して行動できなければ、とてもできない。
そのためには採用から始まる。企業理念の共有、毎日のさまざまな出来事の共有など、常に何かあったときどうしたらいいかの心構えをしておくことだという。

高度成長の時代は宝石も、ガラス玉も、氷も光る。強い光が射していたからだ。でも成長が止まった今、地道にやってきた本物だけが光っている。

まだまだ珠玉のことばがたくさん。
素晴らしい!!