片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

名取孝浩さんが我が家にやってきたのです

2010年07月24日 | 感動したこと
我が家にはなぜかチェンバロが置いてあります。
置いてあるというのは、我が家のものではないということですが。
チェンバロの製作者は久保田彰さん。
弾くのは自由ということで、たまたま保管してあげているだけですが。あっ私は全く弾けません。誤解なきよう願います。

そのチェンバロを、明日25日の孫娘が習っているピアノの発表会で使うため、急遽持ち込むことになったとか。
ということで調律師の名取孝浩さんという方が、チェンバロを取りに来るからと娘から言われて待っていたら、夕方いらっしゃった。
まだ時差ぼけが取れなくて、とぼやいている。そういえば娘が、ドイツに行って帰ってきばかりだと言っていた。
すかさず「何しに行ってたのですか?」と素人質問。
「仕事です、調律の仕事です。」
「ドイツ人からご指名ですか?」
「そうなんです。」
「調律の仕事も大変なんでしょう?」と素人質問。
「そうですよ、景気が悪くなると真っ先に減る仕事です。だいたい経済的に余裕がなければピアノも持てないし、苦しくなれば調理の間隔も空きます。でもそんなの当たり前です。仕事が減ったなどとぼやくのはおかしいのです。大変だけれども工夫してやっていくという努力を怠ってはいけません。」
「素晴らしいです、、、。」
「ピアノの博物館も持ってますから今度来て下さい。ステラタウンの近くですから。」

あとで調べたら名取さんはこんな人だった。
凄すぎますね。
そう言えば、チェンバロを運ぶのに持ってきたカバーは、「モーツアルトのを持ってきました」と言ってた。ピアノ博物館のモーツアルトが愛用したというピアノ(レプリカ)の運搬用カバーだ!。サイズはぴったりだった。

名取さんは若い頃ドイツに住んで調律を学びマイスターの資格を持っているのだそうです。
ドイツの出張調律も、家々を回って行くのですが、そこで泊めてもらって次の家へ行くというふうに、とてもドイツ人から慕われている方のようです。
ミュンヘン直行便ができたので助かっていると言ってました。

名取典子さんは兄弟だそうです。


さいたま市北区もたいしたものです!!

しかし何も知らずに、調律師がトラックでチェンバロを運びに来ただけだと思っていたので、話を聞いてビックリ仰天でした。
娘から多少聞いていたからよかったものの、、、しかし根掘り葉掘り聞いて得しました。

体調悪かったのに元気になりました。