片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

この百分の一でもいいから

2010年07月19日 | 22世紀を目指して
昨日帰宅すると宮原駅の周辺がごったがえしている。
みやはらまつりだった

祭りの輪の中に入って人々を眺めた。
さいたま市の外れの街なのにあふれんばかりの人出だ。
しかも若者ばかりが目立つ。
若さに溢れかえっている。

なんでここにこんなに若者がいるのだろう?
この若者のひとつまみを故郷に移植できないものだろうかと、家庭菜園的に考えてしまう。

家庭菜園なら一挙に解決するが、人が日本全国にまんべんなく居住するようにするには、50年はかかると思われる。
50年かけて都会に人口が集中してきのたのだから、これを元に戻すにもそれくらいかかるのではと単純に思うわけだ。

この50年間、なぜ人は都会へ都会へと集中して来たか、それは、憧れもあったが、都会にしか仕事がなかったからだ。
日本の産業は大量生産の製造業が戦後牽引した。だから人口の一極集中は時代の要請でもあった。しかしもうその時代ではない。大量生産はアジアの仕事になりつつある。

日本のこれからの最大の産業は観光だと思う。
だったら地方を丁寧に活性化しなければならない。

花咲じじいのように、「枯れ木に花を咲かせましょう!」と、都会の若者を地方都市に、ひとつまみひとつまみ撒いて行きたい衝動に駆られる。