自分で会社を経営していた頃、つくづく思ったことがある。それは、会社の損益計算書を、部門別だけではなく、個人まで落とせないかということだ。社長から新入社員に至るまで、徹底的にやるのだ。これがだれもが納得する形でできれば人は自立できる。
つまり、個人別に、その人が会社に与えた価値とその人にかかる経費(給料や家賃、配賦経費)を毎月明確にするのだ。
今月の自分の収支がマイナス5万円とする。来月プラスマイナスゼロに持って行くにはどうしたらいいか。一番簡単なのは自分の給料を5万円下げることだ。しかしそれでは食っていけないので、他の経費で落とせるところはないか細かく点検する。配賦経費が自分の給料と同じくらいあるので調べると、家賃負担が3万円だ。営業なので会社にいる時間は少ない。フリーアドレスを会社に提案し、3フロアー借りているのを1フロアー返すことで自分の家賃負担が2万円になる。これで1万円改善できた。次に収入の点検だ。売上の件数は多いが、一件あたりの金額が少ない。一件受注するのにかかる手間(経費)は同じ。ならば受注単価の安い案件は捨ててかかろう。
個人別P/Lを毎月作ることで、人は、自分で考えて行動するようになるのではないか。そういう自立した人間を束ねて会社を経営できたら楽だろうなあ、と、思っていた。
つまり、個人別に、その人が会社に与えた価値とその人にかかる経費(給料や家賃、配賦経費)を毎月明確にするのだ。
今月の自分の収支がマイナス5万円とする。来月プラスマイナスゼロに持って行くにはどうしたらいいか。一番簡単なのは自分の給料を5万円下げることだ。しかしそれでは食っていけないので、他の経費で落とせるところはないか細かく点検する。配賦経費が自分の給料と同じくらいあるので調べると、家賃負担が3万円だ。営業なので会社にいる時間は少ない。フリーアドレスを会社に提案し、3フロアー借りているのを1フロアー返すことで自分の家賃負担が2万円になる。これで1万円改善できた。次に収入の点検だ。売上の件数は多いが、一件あたりの金額が少ない。一件受注するのにかかる手間(経費)は同じ。ならば受注単価の安い案件は捨ててかかろう。
個人別P/Lを毎月作ることで、人は、自分で考えて行動するようになるのではないか。そういう自立した人間を束ねて会社を経営できたら楽だろうなあ、と、思っていた。