片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

ロボットが人間を支配する日

2006年05月25日 | 私の正論
今日の朝日新聞の記事が目に飛び込んできた。

「念じた通りにじゃんけんロボ」

人間がチョキを出したらロボットもチョキを出す。非接触で脳の情報を読み取り、ロボットハンドに人間と同じ動きをさせるという。京都にある、国際電気通信基礎技術研究所とホンダの共同研究チームが成功させたものだという。正答率は90%という。目的は身体の不自由な人が念じたら動く介護ロボットへの応用という。

技術者は人間性善説で発想し行動する。ここに根本的な誤りがある。技術は必ず悪意で使われるものだという基本認識を持って欲しい。この技術で、90%以上の確率で人間とのジャンケンに勝つ意地悪ロボットを作れるし、多少でも他人の思っていることが分かれば、相手を手玉に取るようなソフトを作ることもできる。悪意でこの技術を使うとしたら何ができるか、開発者は常にそういった視点で、自分のやっていることを確認して欲しい。
100年前SFだったことで、今当たり前になっていることは山ほどある。きっとロボットが人間を支配する時代も目前だ。人間の知的欲望は、結局、死なない人間(ロボット)を作ることに、最終的に向かうのだろうか。

IdbAとBiz/Browser連携

2006年05月25日 | Biz/Browser

サイオ社のIdbAとBiz/Browser連携のセミナーが開かれた。
IdbAは、サーバ側は従来型のHTMLシステムの画面を、クライアントで表示する前にばらしてしまい、データ部分のみ抽出し、Javaで書いたプログラムで自由にマンマシンインターフェイスを作り出すものだ。複数銀行とファームバンキング契約をしている企業や、複数のショッピングモールに出店している企業などが、ひとつの統一された画面で操作できるようにつくることができる。
特徴は、サーバサイドに手を入れることがないことだ。しかし、Javaでクライアント側を作りこむのは、それなりの手間がかかる。そこで、Biz/Browserと組み合わせることで、開発とメンテナンスの問題が解決できるといった期待が持てる。
技術的な問題はほぼクリアしたようだ。