片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

スーパー秘書・優子物語 第三話

2006年05月23日 | スーパー秘書・優子物語
1985年に設立された日本オラクル。informixでできている「スーパー秘書・優子」が欲しくて仕方が無い。当時の常務の熊坂さん、アクシスソフト初代社長の大塚さんに頼んで、私にコンタクトしてきた。オラクル版を作って欲しいというものだ。
しかし私は当時informixパートナー会の会長のようなことをしていて、その立場でオラクル版を作るわけにはいかないが、アクシスソフトで作るというのなら、まったく同じ仕様で作るライセンスをお渡ししましょうと言った。
そして「スーパー秘書・優子 for ORACLE」が誕生し、オラクル社内のグループウェアとしてしばらく使われた。
そうこうしているうちに、マイクロソフトが、なんとかマッキントッシュをキャッチアップしWindows2.0を出してきた。まあ、バグだらけでほとんど使い物にならず、しばらくはベータのままだったが、ある時、山之内製薬(現アステラス製薬)から声がかかった。以下次号

J-SOX法対応のためのIT内部統制基盤としてのミドルウェアの重要性

2006年05月23日 | Biz/Browser
今日、XMLデータベースであるNeoCoreセミナーがあった。
基調講演でアイ・ティ・アールの内山悟志氏の話があった。とても分かりやすいすっきりした講演だった。内山さんが最後に、内部統制の強化において、有効で適正なアプリケーション基盤としてのミドルウェアの重要性が認識され、アプリケーションの実装方法としてSOAおよび標準技術としてXMLが注目されるとおっしゃった。
これは、まさにBiz/Browserのことを言っていると勝手に実感した。
講演が終わって名刺交換をさせていただいた。こんどお伺いしてBiz/Browserのご紹介をさせていただき、ディスカッションさせていただこうと思った。

守るべき資産とその時々で最も良いものを使うという考え方

2006年05月23日 | Biz/Browser
しばらく前だが、日経BPの基幹業務Web化セミナーがあった。
そこで、ある保険会社のCIOの発言。
「守るべき資産は、サーバやホストコンピュータのソフトだ、クライアント側は5年もすれば様変わりする、その時々で最も優れているものを使う」と明言された。
これは名言だ。まさにBiz/Browserのためにあるような言葉だと感じた。

Biz/Browserは、サーバフリーだ。つまり、HTTPで会話できる相手であれば、OSも言語も問わない、というより分からない。サーバとの通信もXMLでやっていれば、コンピュータ同士がXMLを介して会話しているに過ぎない。サーバから見ても、相手がBiz/Browserである意識はない。
ここから何が言えるかというと、「クライアント側を、Biz/Browser以外のものに変えても、サーバ側を変更する必要はない」ということだ。「守るべきはサーバ側資産」これはずっとメンテナンスしていかなければならないが、クライアント側は、その時々で一番良いものを使う。
アクシスソフトはメーカとして、常にBiz/Browserが選ばれ続けるように努力をせねばならないが、ユーザは、その時々で一番良いものを使うことができる。
Biz/Browserは1997年に構想されたが、そういったユーザのための思想が入っている。