片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

Web2.0時代のBiz/Browserの立ち位置

2006年05月24日 | Biz/Browser
有史以来の企業の基幹業務システムは、残念ながら、人間が人手でやってきたことを置き換えただけだ。ただ早くなっただけ。
しかしこれからは違う。交通費の精算システムを作るとき、ジョルダンのWebサービスを使えば、交通費はたちどころにわかる。自動車の修理工場のシステムを作るとき、車種、年式、破損箇所を入れれば標準修理代金を返してくれるWebサービスもある。インターネットの向こう側には、絶対に自分では作れない凄いサービスが続々と登場している。セールスフォースのように基幹業務の基盤を提供する会社も現れてくる。
ここで大事なのがWebのこちら側だ。
画面の操作性、応答速度、ワークフロー、印刷など、具体的な人間とのインターフェイスを、ユーザのニーズに合わせて、きめ細かく構築し、容易にメンテナンスできねばならない。
Biz/Browser,Biz/Designerは、その期待を絶対に裏切らないし、そのためのミドルウェアだ。
Web2.0の向こう側とこちら側をつなぐミドルウェア、それがBiz/Browserだ。



スーパー秘書・優子物語 第四話

2006年05月24日 | スーパー秘書・優子物語
当時、山之内製薬へスーパー秘書・優子を売り込んでいた。
山之内では、社員が使うのではなく、役員秘書が使うシステムを求めていた。
つまり、一般社員が秘書がわりにつかうグループウェアではなく、秘書の本業、いわば秘書にとっての基幹業務での利用を考えていた。細かい話はしないが、それにはさすがに機能不足、というより視点が違う。
山之内では、費用は出すからWindows版で作ってくれとのことだった。
それからwindows2.0とか2.1とかとの戦いが始まった。言語はVBの初期バージョン。悪戦苦闘の末、完成。日本橋の本社に納品できたときは、さすがにほっとした。
このバージョンは、Oliveと名づけられ、株式会社
シーエーシーの製品として、現在はWeb版にもなっている。
超大手企業の秘書業務を支援するシステムとして圧倒的なシェアを占めていると思う。
当時の、VBのアプリケーションパッケージとしては、ほとんど最初だったのではないかと、これを書いていて思った。1991年か2年ころの話しではないだろうか。
そういえば、商品名を社内募集したとき、Oliveという名前で応募したSEを思い出した。身長はそれほどないが、まさにポパイのオリーブのようなさわやかな女性だ。今でもある会社のSEとして活躍している。