片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

グーグル社に新しい時代の企業の理想像を見た

2006年05月02日 | 私の正論
昨日の続きだが、、

私が昔会社をやっていたとき、社員に秘密にしなければならない情報など、何もないと思っていた。全員がなんでも知っていることで、一人々が経営感覚を持って仕事ができるはずだと思っていた。そのように公言してはばからなかった。結果としては、会社をたたむことになったので、この発言は封印していた。
しかしグーグル社の、すべてのことを全社で共有するという姿勢や、20%の時間を目の前の仕事以外の創造的なことに充てなければならないという義務など知るにつけ、同じだなと思った。

今、可視化とかみえる化などと言って、企業の透明性を確保しようと、企業はやっきになっている。これまでいかに隠されていたことが多いかということの証明だが、確かに、一部の部署や、上層部しか知らない、知ってはいけない情報が、企業や行政にはたくさんありそうだ。こういった体質では、いずれ透明性の高い企業には勝てなくなるだろう。まずは人材が集まらないだろう。魅力がない。

すべてはネットワークインフラのなせる業か