片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

クライアント技術の比較

2006年05月18日 | Biz/Browser
ある大手企業が、Biz/Browserを導入するにあたって比較検討した結果のコメント部分です。

●Biz/Browser
データエントリー系業務システム向き。VBリプレース。
●Flash
コンシューマ向け、ユーザエクスペリエンスには有効
●Flex
情報の可視化、豊富なUIコンポーネントで表現できる範囲では有効
●Curl
Excelで表現したようなグラフを表示したい。ビジネス・インテリジェンス
●Ajax
ブラウザ上の技術で表現可能であるが、現状では開発が困難
●スマートクライアント
VBリプレース(後継)、Windows APのUIをそのままに、配布を容易にした
●Ecrips RCP
ミッションクリティカル。警報監視などのリアルタイム。ダッシュボード
●Java Application
JWSでJavaクライアントの配布の問題を解決したい
●Acrobat(PDF)
電子自治体。ドキュメントワークフローシステム
●JSP
従来のWeb APの範囲、コンポーネントの充実に期待




スーパー秘書・優子物語   第一話

2006年05月18日 | スーパー秘書・優子物語

日本初のグループウェアの誕生

1980年代後半のある日。「片貝さん、社外のいろんな方から電話がかかってくるのですが、片貝さんの予定が分からないので返事のしようがなくて、相手に申し訳けないのです。なんとかなりませんか?」と、ある社員から提案があった。

当時、社内に10Base5の、ぶっといイエローケーブルが張り巡らされ、サーバはSONYのNEWS、そこにinformixが搭載されていた。また、社員全員一人一台PC9800のMS-DOSパソコンがあり、LANに接続されていた。当時としては最先端のオフィス環境だ。社内システムとしては、informixで作った販売管理があり、全員で利用していた。その他はUNIXのメールのみ。

ふと思った。手帳を見た。愛用の能率手帳だ。スケジュールって、誰が、いつ、何時から、何時まで、誰と、どこで、何をするという7項目から成り立っていることを発見した。私が、5月18日の朝10時から11時まで、A君と、X会社に行き、Yさんと商談する、ということだ。

そこでやおらinformixを立ち上げて、スキーマを切った。そしてそこに自分のスケジュールを入れた。そして全社員に、「僕のスケジュールはこのDBに入っているから、外から電話があったらここを見て答えてね」と言った。日本初(多分)のグループウェア誕生の瞬間だ。