Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

クレオパトラの妹(エフェソス)

2010-03-10 23:42:10 | トルコ
今日はあるイベントのお手伝いで・・お外の行事たっだので昨日の雪を心配したのだけれど・・・何とかなってまあ良かったと思っているkおばちゃんです。

で、ご機嫌さんで・・・飲みすぎて反省しております。

○1月2日(土)

さてさて、このエフェソスの遺跡を訪問する動機を与えてくださった場所に・・向かいましょ。
それは、さっき訪問したテラスハウスの前にありました。



ここオクタゴンと呼ばれていて八角形の造形物であるらしいのですが・・・見ても良くわかりませんでした。
一応オクタゴンOKTAGONと書かれていますよね。


実は、kおばちゃんが見学したときも足を止める人があまりいなかったので・・まだ有名じゃないのかと思ったくらいですが、これはある若い女性のお墓だそうです。


その若い女性といのはあのクレオパトラ7世Κλεοπάτρα Φιλοπάτωρの妹ということらしいのです。お名前はアルシノエ4世Αρσινόη Arsinoe IVというそうです。

最近の研究でわかったのは、彼女は16歳くらいで亡くなっているということ。
そして、その死は突然やってきたもので、病によるものではない・・ということ。

つまり、『暗殺された』可能性が大であるということ。そして、その首謀者は姉であるクレオパトラではないか・・ということなのです。
そんなことを解説する番組をじつはトルコに行こうかどうか悩んでいるときに見て、これは是非行ってみなかといもった動機でもあるのです。

オクタゴンを取り巻く石にはこのように碑文が彫ってありました。醜いですけど。


脇の奥にあったこの方がよっぽどお墓らしい気もしましたけどね。


ああ、こんな感じか・・と少しはわかりましたけど・・いずれにしても16歳くらいで権力闘争に巻き込まれて死に追いやられてしまったとは・・かわいいそうですね。
いくらこんな特別なお墓を作られてもね・・なんてしみじみ思ったkおばちゃんでした。

あ、一応オーディオガイドにもクレオパトラの妹説の解説はありました。

でもね、お墓自体はこんな目立たないものです。ちょっとがっかりなkおばちゃんでした。


そして、更に可愛そうなことに、現在は彼女の頭部だけが行方不明だそうです。
第二次世界大戦中に、調査のために持ち出したドイツで行方不明になってしまったとか・・
ただし、データーだけは残っておりその骨格かバーチャルで復元され、昨年話題になっていましたね。
そして更には、彼女の骨の分析から、彼女達(クレオパトラ7世とアルシノエ4世)の母はなんとアフリカ系の人種だったということが判ったようです。ここにそのニュースもあります。
まあ、びっくりですね。

※補足

想像力の欠落しているkおばちゃんにはオクタゴンの構造がわかりませんでしたが、ここにバーチャルな復元がありました。


※補足再び

2011年5月1日にウイーンを訪問した際に王宮博物館のエフェソスコレクションEphesos Museumのなかで見つけたオクタゴンの本物!
その当時は、クレオパトラの妹の話はいっさい触れられていませんでした。(現在は知らない)

どうも台座だけ残して本物は持ってきちゃったみたいです。
2011年9月20日のブログに書いておきました。

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