Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

アルシノエ4世の墓再び(ウイーン)

2011-09-20 17:05:34 | オーストリア
今日は休み明けでちょっと体も心もいまひとつ・・暑くないだけよいですけどね。

TVの調子はまあ、やっぱり某国営放送が全然見る事が出来ません。受信料払ってるのに・・っていってもアンテナ繋げてないんだからしょうがありませんようね。
電気屋さんに手配するのがメンドクサイから・・暫くBS中心でよいです。
特に見たい番組がある訳でもないし・・やっぱり朝ラジオの方が落ち着きます。
先導的じゃないからね。

今朝読んだ記事に、震災当日に上空を飛んでいた警察ヘリのかたの体験談がありました。
その記事で印象的だったのは、やはり『津波が来るから逃げろ!』と上空から呼びかけても道端で立ち話をして様子をみている住民達の姿のこと。

上空からは何が・・どんな恐ろしいことが、早いスピードで差し迫っているのが見えるので必死に通常ではありえない200メートルまで高度を下げて注意しても聞き入れない・・と言う光景。
そして・・ついに津波が到達して流されていってしまった・・というのを間近で見ていた方達です。
さぞかし無念だったと思います。『情報』をながしても活用してくれなければなにもなりません。

以前、某番組△してガッテンというので津波の避難の難しさを放映いていたのを思い出しました。避難率が非常に悪い・・と。
ところが、ある地域(確か三重の方だったと思います)の避難率が100%近いところがあった・・と紹介していました。

で、その秘策はなにか・・というと防災担当者がいの一番に逃げる(避難する)ということだと紹介していました。
『避難の指示が出てるから・・』と皆に告げまわるとともに『だから俺は逃げる』といって逃げてしまうのが一番良いのだと言う結論だったのを記憶している。

逃げて・・何も起こらなくて笑い話で済ませられる環境が大切だとそのとき思ったのを覚えています。
逃げ出して・・みっともない、とか、かっこ悪いとかいう気持ちが避難を忌避させているということだと思いました。

かっこ悪い、みっともない・・・こういうことを恥と思う文化は日本でも東北方面に多いような気がします。そんな気質が今回の災害を大きくしたところもあるのかな・・と思うkおばちゃんです。

○5月1日(日)

王宮博物館のエフェソスコレクションEphesos Museumに迷い込んで?しまったkおばちゃんです。
こんなところにねえ・・想像だにしていませんでした。まあ、ガイドブックを持っていないkおばちゃんがいけないのですけど。

ここの展示はやはりエフェソス関係のもの主流のようでして・・これは柱の上の部分


ですけど今年初めに訪れたキプロスのサラミス遺跡にゴロゴロ転がっていた姿を思い出すと・・ありがたみが半減してしまいました。

こちらや


こちらも


あのエフェソスの遺跡のなかにあったらねえ、よかったのに。
ベルリンにあるベルガマ博物館もそうですが、あの当時財力というか権力にものを言わせて自国に持ち帰ったのでしょうが・・その結果、保護されているというメリットもありますが・・ちょっと不自然な感じもしますよね。

でも、それが歴史そのものの流れなのでしょうね。

kおばちゃんがこの博物館の展示の中で一番興味をひいたのはこちらです。


こうやってみると・・ただの柱にみえますけど・・神殿のものにしてはちょっと小ぶりですよね。

で、この展示の脇にはこんな模型もおいていありました。


これは・・どこかで見た事があぞ????えーーーと何処だっけ??何だっけ??
で、手元のオーディオガイドをみて『あ!!!』と思い出しました。


オクタゴンOctogonです。そう、あのエフェソス行きというかトルコ行きをkおばちゃんに促したものです。

2010年3月10日のブログにも書いたあのオクタゴンです。といのはあのクレオパトラ7世Κλεοπάτρα Φιλοπάτωρの妹アルシノエ4世Αρσινόη Arsinoe IVのお墓と言われているオクタゴンです。

一説には姉のクレオパトラに殺害されたといわれている彼女のお墓がエフェソスにあると聞いてのこのこ出かけて行ったのですが・・なんだかわびしいものでがっかりしたのを覚えています。

で、ブログをたくにあたって、オクタゴンなる八角堂の姿が想像できなくて・・バーチャルをここで見つけたんでした。


だからこの姿を見た事があったんです。


1/25の模型のようですが・・まさかここでお会いするとは思っても見ませんでした。
で、さっきの柱はこの八角堂の柱の一部分だったと言う訳です。

現地には土台の部分の石の一部しか残っていなかったから大きさも不明でしたが・・やっぱりこの柱からすると、kおばちゃんが想像していたものよりも小さめだったことがわかりました。

思わぬ再会でなんだか嬉しくなったkおばちゃんでした。
コメント
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