Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

風のささやき(ワルシャワ)

2013-08-13 17:30:36 | ポーランド
当然ながら今日も暑い。
今日から世間様は本格的なお休みらしく、電車は空いてきた。
kおばちゃんは自ら買って出て出勤。あ、家にいても暑いですからね。

で、悔しい?からリゾートっぽ服装で出勤。ああ、哀れなり。

テレビで40度とかの気温を聞くと・・気が遠くなりそう。

昨日今年の(あたりまえか)新米というのを頂いたので、自家製の梅干の試食をした。ものすごく酸っぱいです。
塩分控えめだから体にはいいと思いますけどね。ああ、これでまた豚になる。

新米は・・美味しいのでしょうがその美味しさが」わからない・・

○5月26日(日)

さて、やっとやってきたバスに乗っかってたどりついたはの、ワジェンキ公園Park Łazienkowskiというところ。各国大使館やなんかが近いのは大統領府がちかいから・・ということらしいですね。

で、ここのお目当ては・・公園を入ってすぐに目に飛び込んできました。


こちらの象・・と・・


ピアノ演奏・・なのですが・・どうも間に合わなかったようです。

ただ・・演奏している人はおりました。


ま、演奏というよりピアノのコンディションを見ているということのようですけどね。

しばらく経ったら・・それも終ってしまい、客席にいたおばちゃんがカバーをかけてしまいました。


ここ、ワジェンキ公園では夏場の日曜の午後にピアノの演奏があると聞いていたのです。残念。

そうそう、この像のモデルは当然ながらショパンです。


ポーランドの誇るピアニストであり作曲家であったフレデリック・フランソワ・ショパン Fryderyk Franciszek Chopin です。
昨日、お墓参りはしてきましたよね。あ、別に熱烈なるファンと言う訳ではありません。
なんだか旅行の動機付けが欲しかったから引っ張り出して来たというところでしょうかね。

もっともショパンも20才になる前にポーランドを旅立ち、再び戻ってくることはなかったのでわないでしょうかね。だからポーランドの誇る・・といわれてもその活動の場は違っていたということですね。

もっとも、彼の心はいつでもポーランドにあったとかなかったとか・・
で、この像はヴァツワフ・シマノフスキ(1859-1930)が造り1926年11月14日に除幕されたそうです。
19世紀末頃から像を作る計画はあったそうですが、その頃の不穏な社会情勢から実現に至るまで年月がかかり、1909年のコンクールで優勝したものの、一般的な『像』ではないので議論をまきおこしたそうです。

で、この像ですが『風に揺れる柳の下で故郷の自然に耳を傾ける姿』を表現しているのだそうです。
但し、その後勃発した戦争により1940年3月31日に破壊されてしまったそうです。

で、現在の姿は1946年10月17日に復元されたものとか。


「1940年3月31日ドイツ軍によって破壊され、強奪されたフレデリック・ショパンの像はポーランド国民が復元する」と刻まれているようです。

あ、新しいプレートは昨年の修復に関するものでしょうか?



ちなみに、演奏はされていませんが、皆さん思い思いにショパンの像を楽しんでいるようです。


以前の画像を見るとまったくのむき出しの野外コンサートのようでしたが、このように現在はピアノの部分にテントがついています。




5月のこの時期でカンカン照りでしたので、相当楽器のコンディションは悪いと思われます。

この姿が『自然に耳を傾けるショパンさん』に見えるかどうか・・は別にして


この指は、超絶技巧を生み出したのですね。


でも、これ右手ですよね。左手が死後コピーがとられたと聞いていますけど・・

台座にはもう一つ文章が彫られているそうです。
“炎は絵画を燃やし、盗人は宝を奪い、しかし歌は残る・・・”という、アダム・ミツキェヴィチの詩の登場人物のせりふだそうですが、影になっていたのか気が付きませんでした。

心は故郷に・・なんでしょうね。


さて、そろそろお次に向いましょうね。時間が気になりますから。


入り口に演奏の予定が掲示してありました。12時と16時だったのですね。残念でした。
コメント
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