Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

ヒッチハイクの森(Vimperk)

2009-11-16 23:08:27 | チェコ
今日は・・移動日だったので、ご近所の信金に通帳を久しぶりに記帳に行ってきた。
ここの信金は職場のそばに支店がないので記帳せずにほっておいたら・・お知らせが来てしまったのです。
そのままにしておいてもよかったのですけど、まあついでだと思って記帳してきました。

たまりにたまっていたのか・・記帳にだいぶ時間がかかりました。
でも、タダ記帳しただけ。新規に預金したわけでもないのに粗品を頂きました。
まあ、ご親切に。いつもkおばちゃんの利用している大銀行はこうはいきませんね。定期預金しても・・粗品なんかくれたかしら??

○7月4日(土)

そろそろターボルの町を出発しないと・・なんせ次の目的地までの移動は今日も400キロ以上。まったく欲張りなkおばちゃんです。

ルートはナビ様のおっしゃるとおりに選択。いえ、googleさまのお告げだと、アウトバーンばかりのなんだか味気ないご託宣だったので・・ナビ様の選択はkおばちゃんに希望どおりの、一般の町をとおってゆくものだったからなんですけどね。

それにしても、まちまちを結ぶメインの道路を行くわけで、自動車専用と思える場所もたびたびとおりました。


さて、ルンルンで出発したのだけれど・・だんだん雲行きが怪しくなってきた。


いくつかの中くらいの町や小さな集落を通り越したときでした。

厚い厚い雨雲が・・で、あたりは暗くなってきてしまい、とうとうライトをつけないと・・
それに、ナビ様のお導きはあるけれど・・かなり細い道をダンプがビュンビュンと・・土砂降りの雨が降り出したときはさすがに怖くなって一時路肩に寄せてしまった。

で・・・なんでこんなに見えないんだ・・とおもったら・・サングラスをはずすのを忘れていた・・というお粗末なkおばちゃんでした。

ものすごい土砂降りの雨も、おっかなびっくり走っていたら、何時の間に小降りになり・・そしてあがってしまった。

でも、またいつか降ってきそうな雲行きです。あーーあ。まるで夕立みたい。


そして、たしかVimperkという町にさしかかって、踏み切りを通過したころでした。
路肩に一人の若い女性が傘を手に佇んでいました。
バスでも待ってるのかしら??なんて思ってkおばちゃんがつうかしようとおもったら・・彼女がkおばちゃんの顔をパッと見ていきなり手を上げたのです。
そうなんですヒッチハイクを求めてきたんです。

車のとおりの少ない場所ではありません。kおばちゃんの前にも後ろにも車ははしっていました。
でも、彼女はそれらの車にアピールしませんでした。

一瞬、あ、どうしよう。乗せてあげなきゃ・・とは思ったのですが、考えてみたら、自分のことで手一杯。人様をお乗せするような心理的余裕はありませんでした。
でも、なんだか『悪いことしちゃったな・・』という気分がありました。
だって、他の車じゃなくってkおばちゃんの顔をみていきなりヒッチハイクを求めてきたんですね。
そのお嬢さんはいわゆるバックパッカーという身なりではなく、ごく普通に町を歩いているようなお嬢さんでした。

なんでkおばちゃんの車にだけヒッチハイクを求めてきたんでしょうね。
kおばちゃんだ女性だったからでしょうか。若いお嬢さんにとって知らない人の車に乗せてもらうにはやっぱり勇気が要りますからね。

サングラス越しではありますが、ばっちり目があってしまった小心者のkおばちゃんは、なんだか悪いことしたな・・と思いながら走り去ってしまったのです。

が・さっきのVimperkの町を過ぎこの赤丸のあたりにさしかかると・・また女性が・・kおばちゃんの顔をみるなり・・ヒッチハイクをアピールしてきた。そんな女性に4人くらいあいました。
あらら・・大人気のkおばちゃんね。

このあたりはŠumava National Park という自然国立公園の中を通る道筋のようです。

森で遊ぶ・・にしてはちょっと場違いな町のファッションです。
で、全てが女性です。kおばちゃんの顔をみるない手を上げてくるのです。

何人もにもアピールされると、だんだん考え方も代わってきました。
うーーん。なんでkおばちゃんの車だけにアピールしてくるのかな・・って。
乗せてあげなかった罪悪感もだんだんと薄れていってしまいました。

何か理由があるはずです。まあ女性ドライバーで同乗者がいないあ・・というのもあるでしょうけど・・あ、と気がついたのはナンバーです。
そうなんですよ。kおばちゃんのリオ君はフランクフルトで借りてきたのだからドイツナンバーが着いてるんですよね。
で、kおばちゃんが通っているこの4号線というのはドイツに通じる道。この自然公園もドイツ国境のまわりにあるんです。

もしかすると彼女たちはドイツにゆきたかったのかしらってね。
現在はユーロ圏のチェコだから、国境の行き来に問題はないでしょうけど・・安上がりの移動方法としてヒッチハイクしてたのかしらね。

女性ドライバーでしかもドイツナンバーとくれば、彼女たちも必死になったのかもしれません。
なんせ、目が合ったときの彼女たちは必死の形相でした。ああ、サングラスしていてよかった!と思ったkおばちゃんです。

それにしても男性ヒッチハイカーには出ありませんでした。
うーん・・彼女たちはドイツに何しに向かうつもりだったんでしょう。(勝手にドイツに行くものと思い込んでますね。)

kおばちゃんの通っているこの道は多分、昔からある道。
さっき通過したVimperkという町は、昔から『塩』と『金』の交易路の中継地点というような歴史的意味のある町のようです。

今はヒッチハイカーのメッカなんでしょうかね。

リオ君と走りながら、彼女たちの身の上を勝手に妄想していたkおばちゃんです。

ヒッチハイカーも一人や二人だったら乗っけて上げられますけど・・あれだけになると無理ですから誰も乗せて上げなかったのは『正解』とかってにわが身を正当化したkおばちゃんでした。


※後日談
いやーお子ちゃまなkおばちゃんは大きな誤解をしておりました。
この記事に書いた事象はヒッチハイクなんかじゃない!!と言う事実を翌年知る事になりました。
2010年10月27日の記事をご覧ください。

それにしても・・止まらなくてよかった!
コメント
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