Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

ラインロマネスク様式の教会(ゲルンハウゼン)

2009-08-17 17:13:30 | ドイツ
世の中どうやら夏休みは終わったみたいで、電車も少々混んできましたね。
ただ、なんとなく気力の伴わない姿(kおばちゃんも含めて)とお土産の袋が・・

ご近所の大学の門の前には『合宿』に向うバスの群れ。
そのなかで、この団体、合宿でなにするの??と思ったサークルも。
だって、団体で楽しむもんじゃないジャンルなんですよね。うーーんわからない・

まあ、楽しい青春の思い出を作って頂戴ね。2度とその時は戻ってきませんから・・

○6月28日(日)

ゲルンハウゼンの町をぶらぶらするkおばちゃん。
そうそう、このゲルンハウゼンの町は12世紀後半にの歴史の中に現れるようです。それは神聖ローマ帝国時代の皇帝フリードリヒ1世Kaiser Friedrich 1(赤髭王Barbarossa)の行宮が置かれまたということだそうです。当時は固定した『都』というものはなく、皇帝は后や家族、直属の騎士を従えて、帝国の各地を転々としながら領地を治めていたということなのですので、彼の時代の1期間『都』がここになったとうことでしょうね。
この町は、キンツィヒ川の蛇行が自然の要塞となりった中州に行宮を擁し、そこから上に向って城壁をはり巡らしたであろう旧市街となっています。

kおばちゃんのいるのはその旧市街の町中ですね。
そしてこの町は、フランクフルトとライプチヒを結ぶ交易路が交差す地点という利から、選ばれたようなのですが、その繁栄は三十年戦争間で続いた・・ということらしい。

そんな繁栄の時期に建てられたのが『教会』。昔の人達は信心深いですからね。
その教会として有名なのが聖マリア教会 Marienkircheだそうです。

広場から少し下ったところにこの教会の入り口がありました。
なるほど、立派な教会ですね。

ただ・・壮健当初バリバリのカソリックの教会だったようですが、時代が進み現在は福音派の教会のようです。
この教会の特徴は『塔の先端や切妻は典型的なラインロマネスク様式』ということなので、上の画像、と冒頭の画像に写っている塔がそれでしょうか。

中に入って見ましょうね


おお、これが有名な『優雅な三つ葉アーチと精巧な作りの持ち送り(腕木)』ですねきっと。

13世紀の装飾建築の傑作に数えられているということです。

確かにkおばちゃんが見学していたときも立派なカメラセットでずーーと撮影している方がいらっしゃいました。

後ろを振り返ると入り口の上には立派なパイプオルガンがありますね。

祭壇の裏側にも周って見ました。


確かに歴史のある教会だと言う事がわかりますね。
この教会、その昔この町でもうひとつある聖ペトロ教会St. Peter Kircheと諍いを起こしたそうです。
結果、修道院派にあったこの聖マリア教会の方にグレゴリウス9世の軍配が上がったためそれ以降はもう片方の聖ペテロ教会はすたれてしまい、埋葬行事や結婚式と洗礼の数件をとりあつかうのみ・・となってしまったとか。--ああ、その教会がさっきの町の案内板が立っていた広場の所にあった教会ね--その後近年になって復活したようですけど。

そんな歴史の中で生きてきた教会ではありますけど、ただの歴史的な遺物としてではなく現在信仰の中でも存在価値があるんですね・・
と思ったのがこの一角です。

何だかボケてて判りにくいですね。

どうも、ここは戦争遺族が故人を偲び、瞑想しお互いに支えあう語らいをするコーナーのようでした。片隅に記帳代のようなものが・・確か・・おいてありました。

壁面にかけてあるのは壮健当時の石の一部でしょうか?

お堂の脇の入り口も立派ですね。

まだまだゆっくりしたいのですが、そろそろお次にゆかないと・・
見上げた塔はいかにもドイツ的と思うのはkおばちゃんだけかしら。。

でも何処が??と言われるとこまっちゃうんですけどね。

さあ町中に戻りましょう。
コメント
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