Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

ゴッホの見た風景(サン・レミ・ド・プロヴァンス)

2007-10-28 23:58:41 | フランス
今日は台風一過、とっても良いお天気だった。
そのお天気に誘われて?ちょっとお出かけしてお馬さんを見てきた・・というかなんというか・・初めて競馬場というところに足を踏み入れた。

結果は・・ははは楽しめましたです程度。100円で細かくかけてるんだから・・ね。でもとっても楽しめました。

○7月6日(金)

古代遺跡群を堪能?した後は・・本日のメインに向かうkおばちゃんたち。
だって、ここに来たのはこれが見たかったのだ。

ここサン・レミ・ド・プロヴァンスの有名人は前にも書いたノストラダムス・・とまだ他にもいる。モナコのグレース王妃の娘カロリーナ皇女Princess Caroline of Monaco。彼女は子供達としばらくこの町に住んでいたことがあるとか。
それにフランスの代表的な作曲家グノーCharles Gounodもこの町の有名人。彼の代表的なオペラ『ファウストFaust 』から5年後の1864年に初演されたオペラ『ミレイユMireille 』がここをを舞台にしているとか。金持ちの娘ミレイユと貧しいヴァンサンの悲恋の物語ということだが・・ファウストほど有名ではないのでkおばちゃんは知らない。

そして誰よりもここの町を有名にしてるのは10月1日のブログにも出てくるゴッホVincent Willem van Gogh。彼こそこの町を・・特に日本人にとって有名にしていると思う。
アルルでのゴーギャンとの共同生活に夢破れたゴッホが1889年から1890年の間入っていた旧サン・ポール・ド・モーゾール修道院Ancien monastère Saint-Paul de Mausoleの精神病院があるからだ。
彼はこの病院に滞在していた間に数々の傑作というか名作というか作品を描いているようだ。入って数ヶ月は割りと穏やかな絵画を描いていたようだが、兄嫁の懐妊を知らされてからは・・なんだかどろどろとした不安の渦巻くような絵になっていったような気がする。弟に見捨てられるのが怖かったのかしら・・

とにかくゴッホにとっては大変重要な地のここで、是非この旧修道院というもを訪れてみたかったのだ。セザンヌのお膝元に滞在していながら・・わざわざなの訪問なのです。

ただし、ここは日本人には有名だけど・・さっきのローマ遺跡に比べたら標識は今一分かりにくい。駐車場の標識のそばに表示はあったのだが・・

ほらこんなに小さい。止まらないよ読めないよ!

でも、建物に続く道のあちらこちらに冒頭の画像のような標識というかゴッホの絵のレプリカが・・たぶんそこでというかそこをモデルに描いたのかな?

そしてその標識の脇には地図がついていて、ゴッホの作品の舞台が表示されている。kおばちゃんたちの通ってきた自動車道じゃなくて徒歩で来る道すがら・・という感じかな?

修道院の門にたどり着いた。

建物に続く道にも絵が・・

この門の中はゴッホがまだ行動が制限されていた、入院初期の作品かしら??

そんな中でこの絵はkおばちゃんたちの目を引いた。なぜか・・なんとなく今までkおばちゃんが知っているゴッホの絵の感じと違ったような気がしたからだ。なんとなくルノワール風というか、木々の間の木漏れ日、そんな光の使い方に感じたのだ。

建物は修道院の名残の礼拝堂も健在。

その脇を入ると回廊が・・

南仏の光が降り注いでいました。

彼の滞在してたお部屋はこの先にあるみたいです。
わくわくしながら進んでゆくkおばちゃんです。
コメント (2)
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