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古代ギリシア史 06 

2006年05月30日 | チャレンジ・センター
センター06 古代ギリシア史

 前8世紀以降,ギリシア人は都市国家を形成するとともに,植民活動も広範に展開していった。(1)すでにフェニキア人が,地中海沿岸にカルタゴなどの植民市を建設し,大規模な交易活動を展開していたため,時としてそれら植民市とギリシア人の関係が緊張することもあった。しかし,ギリシア人もまた多くの植民市を建設し,自らの交易活動も活発化させていくことになる。これに伴って,常設の市場があった(2)都市内部の広場では,物資の交換のみならず,情報や意見のやり取りも盛んに行われるようになり,やがて(3)そのような空間から政治史の新たな扉が開かれていった。

問1 下線部(1)に関連して,フェニキア人の都市ティルス(テュロス)及びその植民市カルタゴと,次の地図中の位置a~cとの組合せとして正しいものを,以下の①~⑥のうちから一つ選べ。  
① ティルス(テュロス)―a カルタゴ―b
② ティルス(テュロス)―a カルタゴ―c
③ ティルス(テュロス)―b カルタゴ―a
④ ティルス(テュロス)―b カルタゴ―c
⑤ ティルス(テュロス)―c カルタゴ―a
⑥ ティルス(テュロス)―c カルタゴ―b

問2 下線部(2)に関連して,古代ギリシアの都市で市場や集会が開かれた広場の名として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。 
① アクロポリス ② アゴラ ③ フォルム ④ ポリス

問3 下線部(3)に関連して,アテネの広場について述べた次の文章a~cが,時代の古いものから順に正しく配列されているものを,以下の①~⑥のうちから一つ選べ。  
a セレウコス朝シリアと対立していたペルガモンの王アッタロス2世が,アテネの広場に柱廊を建設した。
b ソロンは広場で市民を鼓舞するために詩を朗唱し,アテネはサラミス島を獲得するため積極的に戦うようになった。この後ソロンは改革事業の指導者に選ばれることになる。
c ペイシストラトスは自ら身体を傷つけて広場に現れ,政敵に襲われたと訴えた。このため護衛兵をつけることが認められたが,彼はこの護衛兵を利用して僭主政治を打ち立てることになる。
① a→b→c ② a→c→b ③ b→a→c ④ b→c→a
⑤ c→a→b ⑥ c→b→a

正解
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