観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オナガガモが飛来しました。

2020-09-14 09:30:18 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時39分 潮位 58cm

今日の満潮時間16時32分 潮位228cm

今日は野鳥観察館の休館日です。

 

今日は観察館の休館日ですが、早朝の1時間だけ朝日が差し始めた庄内川河口に行ってきました。

今週末の連休ごろが、2回目のシギチドリの渡りのピークになるはずなので、もうそろそろ何か新しい種類が入っているかな?と期待して干潟を見渡すと何もいません。

カルガモの群れもアオアシシギも群れが散って、パラパラと確認できるだけです。

導流堤の干潟を見ると、ハヤブサが降りています。

獲物は捕まえていないようですが、他の鳥たちがいない原因はこのハヤブサのようです。(なお、オオタカ2羽(成鳥1、幼鳥1)も今日は確認されており、日中も干潟には鳥たちが少なめでした。)

しばらくカルガモも寄り付かなかった干潟ですが、30分ほどするとカルガモなどの群れが少しづつ戻ってきました。

カルガモと一緒に戻ってきたオナガガモの15羽の群れです。
今季初認です。昨日が今季初認でした。昨年はオナガガモは9月8日に初認で、昨日13日に初認したハシビロガモは昨年も同じ9月13日に確認しています。

昨日は1羽だけでしたがハシビロガモが確認できて、少しづつ冬が近づいてくるのを実感しましたが、オナガガモの群れまで飛来してくると早々と季節の移り変わりを実感させられます。

昨日は午前中だけ確認され、今日で3日目でさすがにもう抜けたのかと思っていたマガンは今日も導流堤の芦原の中から現れました。

どうやら芦原の中でエサを探しているようです。

昨日観察していた時に20m程飛ぶのは確認していましたが、その後、左翼が少し下がっていたので少し心配していました。
もしかしたら怪我で長距離の移動が出来ずに休養しているのかもしれません。

そのうちに散っていた、シギ・チドリも少しづつ戻ってきました。

上述のとおり、自分の予定では今週末が今季2回目のシギ・チドリの渡のピークになり、オオソリハシシギやオグロシギといった体の大きなシギたちでにぎわう予定なのですが、今期もかなり低調な秋の渡りになりそうです。

今頃には飛来しているはずのトウネンも少なかった昨年以下の0羽に等しい数ですし、オオソリハシシギやオグロシギも全く確認できていません。

このブログ「観察館日記」を始めた15年ほど前の2006年から比べても、早いスピードで年々シギ・チドリが少なくなっているようです。

普通種と言われている種類が希少種になる日も近くに感じます。

ところが、現地について1時間、もう帰ろうとしていると背後の東からシギの鳴き声が聞こえてきました。

たった1羽ですが、頭上を通り過ぎ導流堤の方に向かったと思ったら再び左岸に戻ってきました。

7月31日に成鳥個体を1羽確認できて以来、45日ぶりのオオソリハシシギです。

今週末には飛来数も増やしてくるでしょうか。少し心配です。

 

↑こちらはお昼ごろに観察されたオオタカです。この後、稲永公園の松林に入っていきました。

 

明日の干潮時間10時29分 潮位 39cm

明日の満潮時間17時07分 潮位245cm


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