観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

干潟を待つオナガガモ

2018-12-26 23:21:06 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時47分 潮位235cm
今日の干潮時間14時26分 潮位 93cm

 

今日は曇が多めのお天気でしたが、お昼過ぎには晴れ間も見られ、風もなく穏やかな日でした。

稲永公園の木の茂みの中やその周辺でシロハラが、餌を探しているのを観察できました。

シロハラやツグミなどの冬鳥たちは今年はまだ飛来数が少ないのか、公園内で見る機会も少ないですし、野鳥観察館の水たまりではまだ一度も見ていません。

 

午前中の干潟がまだ出ていない時間、庄内川河口に浮いていたオナガガモが河口へとゆっくりと流されて行って、そして次々と飛んで上流へ戻ってきていました。

 

そして、上流へ戻ってきたオナガガモたちは、今日はこの場所へ集結。オナガガモが乗って休んでいるコンクリートの構造物は永徳スリップと呼ばれる、戦跡です。戦争時、水上飛行機を川へおろすためのスロープとして使われていたそうです。

コンクリートの上にはオナガガモがみっしり。

正面からは白色のお腹が目立ち、灰色っぽい背中をしているのがオスで、全身が茶色っぽいのがメスです。

水面でも多くのオナガガモが休んでいました。

横から見ると、オスの長ーい尾羽が上に伸びているのがわかります。オナガガモの手前に写る黒っぽいカモはキンクロハジロ(潜水採餌ガモ)で、水面にいるオナガガモに混じって休んでいました。

このオナガガモの群れの近くにはコガモ、そしてマガモ↓もいました。カモはその丸みをおびた体形から人気がありますが、後方から見ても丸いなぁと再認識。

この後、潮が引いて、お昼過ぎに永徳スリップのすぐ近くの庄内川の中ほどに川底(干潟)がうっすらと見えてくると、オナガガモの群れはそこへ移動して、食餌を始めました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ54、カワウ667、ダイサギ5、コサギ25、アオサギ37、マガモ9、カルガモ132、コガモ11、ヒドリガモ5、オナガガモ607、キンクロハジロ18、スズガモ125、ホオジロガモ2、ミサゴ14、ハヤブサ1、シロチドリ25、ダイゼン4、ダイシャクシギ3、ユリカモメ12、セグロカモメ27、オオセグロカモメ2、ウミネコ3、ズグロカモメ13

 

12月24日(月・振替休日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ52、カワウ138、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ38、マガモ24、カルガモ90、オナガガモ478、スズガモ54、ホオジロガモ2、ミサゴ11、ハヤブサ2、シロチドリ5、ダイゼン30、ハマシギ153、ダイシャクシギ3、ユリカモメ23、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、ズグロカモメ12、ウミネコ11

 

明日の満潮時間 9時32分 潮位224cm
明日の干潮時間15時15分 潮位 97cm


※ 年末・年始のお休み ※
2018年12月29日(土)~2019年1月3日(木)は休館いたします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 野鳥観察館前で観察できるカ... | トップ | 強風の中でも »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

冬の藤前干潟」カテゴリの最新記事