観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

待ち遠しいシギ・チドリの秋の渡り

2018-07-14 16:56:14 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時11分 潮位255cm

今日の干潮時間12時55分 潮位  4cm

今日の日中は、暑くなると予想されていたので、開館前に河口に出かけました。

今週の火曜日にはソリハシシギが2羽観察できたので、他のシギ・チドリも来ていないか探してみたのですが残念ながら探すことはできませんでした。

まだ最大満潮時間が過ぎて2時間後なので干潟は無く、水際にカルガモが休息しているだけでした。

今年生まれたカルガモ達も、だいぶ大きくなりました。

干潟が出るまでは休息時間のようで、じっと過ごしていました。

アシ原に立つ竹竿では少し前までオオヨシキリが鳴いていましたが、今日は今年巣立ったオオヨシキリが観察できました。公園内でも今年生まれたムクドリやスズメの群れが多く観察できます。

草刈されたばかりの野鳥観察館前の芝生で餌をさがすムクドリたち↓。

暑いせいか、口を開けているムクドリもいました。


そして、繁殖を終えたシギ・チドリ(秋の渡り)も、そろそろ藤前干潟で観察できる時期になるはずです。
昨年の7月18日には、早々とメダイチドリ4羽、ダイゼン28羽、ケリ1羽、トウネン13羽、アオアシシギ1羽、キアシシギ2羽、ソリハシシギ32羽、オグロシギ2羽、チュウシャクシギ21羽 が観察されています。

しかし、ここ数日は体温を超える気温が続きそうです。
そんな暑い日は冷房の効いた観察館から野鳥観察をお楽しみください。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆「秋の野鳥写真展」・「藤前干潟写真展」の展示作品募集中(8月19日締切)詳細はこちら(PDF)

☆7月22日(日)野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!@名古屋市博物館(藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
名古屋市博物館では、7月14日(土)~9月17日(月)に特別展「海たび 尾張・知多の海とひとびと」 が開催されます。
この特別展では、盛りだくさんの展示品で尾張(名古屋周辺)・知多地方の海の文化などを知ることができるそうです。
特別展期間中の7月22日には藤前干潟のワークショップ「野鳥とトビハゼのペーパーキャップを作ろう!」が行われます。ぜひ、足をお運びください。
→特別展「海たび」および関連イベントの詳細はこちら(名古屋市博物館HP)

☆7月28日(土)・8月11日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆7月28日(土)鳥の巣箱を作ろう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆8月11日(土)鳥のミニ模型に色をつけよう!@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆7/28(土)、8/8(水)、8/10(金)、8/23(木)「夏休み、干潟体験プログラム」(主催:藤前干潟ふれあい事業)
 藤前干潟ふれあい事業実行委員会では、夏休みに藤前干潟を体験・体感するイベント(①~④)の参加者を募集中です。
 イベントの内容や申込み方法等の詳細はチラシ(PDF)、または名古屋市HPをご覧ください。
 
 ①「干潟体験」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
    日時:7月28日(土)10:00~12:30(7月18日申込み締切)
    場所:藤前活動センター
    ★昨年の「干潟体験」の様子はこちら(2017年7月22日の観察館日記)

 ②「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
    日時:8月8日(水)10:00~12:00(7月31日申込み締切)
    講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
    場所:稲永ビジターセンター
    ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日)、または2017年8月22日の観察館日記)。

 ③「干潟体験とごみ処理工場見学」 ※対象:小学校4年生~大人(小学生は保護者同伴)
   日時:8月10日(金)10:00~15:00(7月31日申込み締切)
   場所:藤前活動センター、名古屋市南陽工場

 ④「ひがたにくるトリ、どんなトリ?~野鳥観察とミニ模型の色塗り~」 ※対象:小学校1年生~3年生(保護者同伴)
   日時:8月23日(木)10:00~12:00(8月15日申込み締切)
   講師:Cha Chattoさん(ハンドメイド作家)
   場所:名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ635、ササゴイ2、ダイサギ32、コサギ4、アオサギ27、マガモ24、カルガモ247、ハシビロガモ1、ホシハジロ1、スズガモ4、コチドリ1、ケリ1、イソシギ3、ミサゴ4、ウミネコ70

15日(日)
満潮時間 6時58分 潮位254cm
干潮時間13時40分 潮位 10cm

16日(月)
満潮時間 7時47分 潮位247cm
干潮時間14時23分 潮位 24cm

17日、18日は野鳥観察館の休館日です。
※17日(火)は振替休館日、
※18日(水)は第三水曜日の為、休館日です。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カニが好きカモ(カルガモ編) | トップ | 猛々しい暑さ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今日行きます (野鳥どり駆け出し)
2018-07-15 09:08:51
今日藤前干潟に行こうと思うのですが、ミサゴはどのくらいの確率や場所で見れますか?
またトビハゼはいるでしょうか
返信する
野鳥どり駆け出し様へ (名古屋市野鳥観察館)
2018-07-15 12:15:27
コメントをいただき、ありがとうございます。

ミサゴは現在は野鳥観察館内からでしたら、ほぼ確実に観察できますが、距離は500メートル以上あります。

トビハゼも庄内川河口にはいますが、今の時期は野鳥観察館近くでの観察は難しいかもしれません。

詳細については野鳥観察館でスタッフにお尋ねいただけると良いかと思います。野鳥観察館への来館、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

夏の藤前干潟」カテゴリの最新記事