名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の干潮時間 8時38分 潮位 78cm
今日の満潮時間16時39分 潮位223cm
今週になって、雨の天気が続いています。
最近は天気も悪いし業務も忙しく、外に出かける時間が取れないので、雨の止み間の早朝の干潟に出かけました。
雨の止み間の早朝なので、薄暗い天気です。それでも広がり始めた干潟には多くのシギ・チドリ達が飛来していました。
最初に目についたのは18羽のケリの群れ。冬季から繁殖期の季節にはあまり干潟では観察できないケリですが、繁殖期が終わった夏ごろには例年多くのケリが干潟に飛来してきます。
ケリの群れの後ろにはオオソリハシシギも。
さらに手前にはもう1羽のオオソリハシシギが。どちらのオオソリハシシギも今年生まれの幼鳥のようです。
少し離れたところにはトウネンの群れが飛来しています。
今季もトウネンの飛来数は少なめです。
アシ原の陰からセイタカシギが1羽飛来してきました。
今年は市内で2ペアの繁殖を確認し、6羽の雛が巣立ちました。
このセイタカシギもその繁殖に参加していたセイタカシギでしょうか?
セイタカシギは近年はいろいろな所で観察出来たり、繁殖例を聞きますが、30年位前なら珍しいシギでした。
干潟が広がると、ケリとトウネンの群れを残して、多くは別の干潟へ移動していきました。
水際にはアオアシシギやソリハシシギが群れています。
先ほどのオオソリハシシギも引いたばかりの干潟に移動してきました。
今日は藤前干潟全体で6羽のオオソリハシシギを確認しています。
さらに、上流から1羽のシギが飛来してきました。
厚い雲のせいで薄暗くて色がはっきりとわかりませんが、アカアシシギのようです。
よく似たツルシギに比べると、アカアシシギはくちばしが太めです。
天気が悪く、遠くの野鳥は識別が難しいくらいの薄暗さでしたが、今日、観察できたシギ・チドリは、
ダイゼン9、ケリ18、トウネン128、ヒバリシギ1、オバシギ2、アオアシシギ17、キアシシギ2、アカアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ21、オオソリハシシギ6、セイタカシギ1 でした。
また、この他にコガモ2、ユリカモメ11を観察できましたし、稲永公園ではコムクドリ8+も見られています。
9月に入り、鳥の飛来数・種からも秋をますます感じるようになってきました。
明日の干潮時間 9時36分 潮位 62cm
明日の満潮時間17時09分 潮位237cm