観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

新しい望遠鏡を設置しました。

2018-06-29 19:54:56 | 観察機材

藤前干潟
今日の満潮時間 5時54分 潮位235cm
今日の干潮時間12時39分 潮位 36cm

 

まずはお知らせです。

ありがたいことに、先日、kowaさんから新たに3台の望遠鏡をお借りすることができ、本日、この望遠鏡を常時使用できるように、今まで設置してあった望遠鏡3台と交換、設置しました(残り27台はそのままです)。

↓の写真の手前の3台です。

今回お借りしたのは、TSN-774(対物レンズの口径77mm、XDレンズ)+20~60×ズームTE-11WZを1台と、TSN-664M(対物レンズの口径66mm、XDレンズ)+30×TE-14WDを2台。

今回お借りした望遠鏡は今までの望遠鏡よりも対物レンズの口径が大きいことなどから、遠い鳥をよりはっきりと見ることができます。

特に野鳥までの距離が比較的長い干潟の野鳥観察では、望遠鏡があると野鳥観察の楽しみがぐっと広がります。

ぜひ、来館された際は、望遠鏡を見比べてみてください。

 

昨晩から風が強く吹いていましたが、今朝も南東の風が強く吹き、午前中には一時、強い雨が降りました。

今日は野鳥観察館から、庄内川河口で5羽のミサゴを観察することができました。

さらに、強い風に流されて、数回、野鳥観察館の上空まで飛んで来ていました。

 

 

また、野鳥観察館の目の前では、カワウの群れが追い込み漁をして、次々と魚を捕まえていました。

夏を代表する高級魚として知られる「マゴチ」と思われる魚を捕まえたカワウ(↓の手前)を、数羽のカワウが追いかけていたり・・・、

「ウナギ」を取り合ったりする様子(↓の右上の2羽)も観察できました。

この他、今日の庄内川河口では、ササゴイ1羽、ウミネコ64羽、コアジサシ2羽なども観察できました。

 

そして、今日は夏休みに藤前干潟ふれあい事業実行委員会が開催する「夏休み、干潟体験プログラム」の中の、「干潟を音であそぼ(8月8日開催)」の打合せを稲永ビジターセンターで行いました。 

この「干潟を音であそぼ」では、干潟にある貝殻やヨシなどで楽器を作った後、その楽器を使って干潟の波の音・鳥やカニなどの生きものの音を奏でて、干潟を楽しみます。

今日の打合せでは、講師である本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)と一緒に、干潟の鳥のクイズや作る楽器、奏でる音などについて話し合いました。

当日作る予定の楽器「カキ殻とヨシの茎のウィンドチャイム」↓。右側が講師のtaco-bowさんです。

きっと楽しいイベントになるはずです。ぜひお申込みください。

「干潟を音であそぼ~貝殻やヨシで打楽器づくり~」 
  ★昨年の「干潟を音であそぼ」の様子はこちら(環境省AR日記(2017年8月29日))、または2017年8月22日の観察館日記)。
  日時:8月8日(水)10:00~12:00
  講師:本多”taco-bow”正典さん(パーカッショニスト)
  場所:稲永ビジターセンター
   対象:小学校1~3年生(保護者同伴)
   定員:20名(定員を超えた場合は抽選)
  申込締切:7月31日(火)
  申込み先:環境省名古屋自然保護官事務所     
         【はがき】〒455-0845名古屋市港区野跡4-11-2稲永ビジターセンター内
      【F A X 】052-389-2878
      【メール】WB-NAGOYA@env.go.jp
   問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)
  主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会 

 

明日の満潮時間 6時26分 潮位234cm
明日の干潮時間13時11分 潮位 38cm

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