観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

梅雨入りですが

2019-06-08 23:41:33 | イベント

藤前干潟

今日の満潮時間 8時40分 潮位214cm

今日の干潮時間15時35分 潮位 42cm

 

昨日はよく雨が降りました。東海地方も昨日、梅雨入りしたようですね。

なかなか落ち着いて外に出られなくなる季節で残念ですが、野鳥観察館は、現在、アジサイと全国植樹祭サテライト会場からやってきたガーベラで華やかです。

 

今日の藤前干潟は雨は降りませんでしたが、曇ったり晴れたり、そして午後からは風が強くなってきて不安定なお天気でした。

でも、午後からは庄内川河口は干潟が大きく広がりましたし、ササゴイ2羽と、そしてチョウゲンボウ4羽などを観察できました。

チョウゲンボウ4羽は南陽工場の上の辺りで盛んに飛び回っていて、恐らく、今年この辺りで生まれた個体もいると思われます。

若い個体と思われるチョウゲンボウ↓。

 

そして、今日は藤前活動センターでなごや環境大学共育講座「Tidalflat adventures at Fujimae (in English)」 (主催:NPO法人藤前干潟を守る会)が開催されたので、英語の勉強をしたいと思ってお邪魔してきました。(梅雨に入ったけれど、お天気がもって良かった!)

英語のみで行われた講座でしたが、参加した子どもたちは難なく理解していたようで、受け答えも上手でびっくり。

一方、英語がさっぱりな私は気付けば日本語で話してしまっていました・・・。

 

講座では、最初に英語での藤前干潟のレクチャー、藤前活動センター内でのクイズ&答え探しなどが行われた後、いよいよ干潟へ。

講師のダグからの干潟が入る前の注意事項の説明↓。

その後、干潟へ向かいます。今日は昨日の雨などが影響したせいか、思ったよりも潮が引かず、干潟に入る前の澪筋が少し深めでおっかなびっくり。

干潟では、まず参加者が円を描いて集まって、動かずに耳を澄まして、干潟の表面の動きや周辺の音や匂いを感じます↓。

それから、干潟の中の生きもの探し↓。子どもたちは泥んこになって探していましたよ。

最後は干潟でみつかった生きもののレクチャー↓。

今日の干潟では、ヤマトシジミ、オキシジミ、ソトオリガイ、ユウシオガイ、マメコブシガニ、アナジャコ、エビジャコ、チロリ、ヤドカリの仲間、ハゼの仲間などをみつけることができました(写真がボケていてすみません)。

今シーズンは、今までになくマメコブシガニとユウシオガイがみつかる頻度が多いそうです。マメコブシガニもユウシオガイも塩分濃度が少し高めの場所に生息しているそうで、藤前干潟の塩分濃度が高くなってきているのかな?という話を最近聞きます。気になるところです。 

今回の講座は、英語の勉強にもなりましたし(身につかせることが私の課題ですが)、干潟を楽しみ、学ぶことができて参加者のみなさんもとても満足されたようです。

藤前干潟では、9月初旬までこの藤前活動センター前の干潟に入るイベントが開催されます。

ぜひ、みなさんも参加してみてくださいね。干潟へのイメージがきっと変わりますし、理解がぐっと深まります。

 

 

続いては、昨日のご報告ですが、昨日は「野跡ふれあいサロン」でお話をしてきました。

(「野跡ふれあいサロン」は、地域住民のボランティアの方が、地域の住民の方の健康づくりや生きがいづくりを目的として、毎週金曜日の午後に野跡コミュニティセンターで行っているサロンで、多くの地域の方が集まる場となっています。)

今回もお隣の稲永ビジターセンターのスタッフとともに伺い、今回は「トビハゼ」のお話と工作をしてきました。

トビハゼクイズの後に作ったのがこちらの「跳ぶトビハゼ」↓。みなさんも一度くらいは見たことがあるのではないかと思いますが、牛乳パックと輪ゴムでできる簡単なおもちゃです。

元はカエルを模したおもちゃだと思われますが、今回はカエルと同じく跳ぶのが特徴の干潟の生きものである「トビハゼ」のバーションにしました。

用意したトビハゼの絵に色塗りをしてもらった後、切った牛乳パックに貼り付けてもらい、切り込みに輪ゴムをかけて完成。

カラフルなトビハゼたちが出来上がりました。

そして、このおもちゃ、思っているよりもよく跳んだようで、みなさんに大喜びしてもらえ、こちらがびっくりするほどでした。 

シンプルなものの方が案外おもしろいんでしょうか。 

次回は、7月の終わりに野跡ふれあいサロンに伺う予定です。

また参加される方に喜んでもらえるような題材を探していきたいと思います。 

 

 

【7月7日(日)ふれあいトーク「出張!藤前干潟水族館 干潟のゆかいな仲間たち」のお知らせ】  

名古屋市環境学習センター「エコパルなごや」に、1日間限定の藤前干潟水族館がオープンします。

楽しい講師のお話を聴き、実際に藤前干潟の生き物を見ながら藤前干潟について学びましょう♪

学校の授業だけじゃわからない藤前干潟を知ることができるかも?

 

日時:7月7日(日)14:00~15:30

講師:梅村幸稔さん(NPO法人藤前干潟を守る会)

会場:名古屋市環境学習センター「エコパルなごや」(名古屋市中区栄一丁目23番13号 伏見ライフプラザ13階)  

アクセス:地下鉄東山線・鶴舞線 伏見駅「 6番出口」 徒歩7分

定員:40名(申込不要・当日先着順)

参加費:無料

問い合わせ先:藤前干潟ふれあい事業実行委員会事務局(名古屋市環境局環境企画課内)TEL:052-223-1067

主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会

詳細はこちら(名古屋市HP(PDF))

 

今日観察でき主な野鳥 カワウ748、ササゴイ2、ダイサギ19、コサギ4、アオサギ24、マガモ11、カルガモ33、オナガガモ2、キンクロハジロ1、スズガモ1、ミサゴ3、トビ1、チョウゲンボウ4、シロチドリ1、ケリ1、ソリハシシギ5、チュウシャクシギ2、ウミネコ1、コアジサシ2 

 

明日の満潮時間 9時45分 潮位200cm

明日の干潮時間16時34分 潮位 59cm


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