観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ユリカモメの観察日和

2019-03-27 20:56:38 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時09分 潮位187cm

今日の干潮時間16時05分 潮位 56cm

 

今日は暖かく穏やかなお天気でした。

稲永公園の野鳥観察館周辺のソメイヨシノの開花状況は、まだ1分程度です。

公園の一番南にある木の最も花が咲いている枝がこのような感じです↓。でも、少しずつ開花した花が増えてきています。

 

今日は本当に暖かったので、庄内川河口の干潟の上では小さな生きものがたくさんうごめいていました。

チゴガニやコメツキガニなどの小さなカニです。

こちらはオスのチゴガニ↓。白色のハサミを上下に大きく振っていました。このウェービングという行動をしているチゴガニを久しぶりに見ました。

こちらはコメツキガニ↓。

 

干潟の上では、さらにツバメを発見。

この後、泥をくわえて飛んで行ったようなので、もう巣作りを始めているのでしょうか。

 

そして、護岸ではコチドリをみつけました。

鮮やかな黄色のアイリングが特徴です。

 

カモの仲間はすっかり少なくなりましたが、コガモは護岸近くでまだ観察できます。こちら↓はお休み中でした。

のんびり歩いていたダイサギ。くちばしが黒色に変化し始めているようです。

夏羽のカンムリカイツブリ↓。カンムリカイツブリが潜ると、近くでボラがはねるのが見られました。

スズガモとキンクロハジロの小さな群れもまだ、野鳥観察館近くで観察できます。

 

そして、今日、庄内川河口で最も多く観察できたのはユリカモメでした。

こちらは夏羽に換羽したユリカモメ↓。餌を探しながら、護岸近くを歩いていました。

ズグロカモメも数が少なくなりましたが、まだ護岸近くの干潟で観察できます。↓の後ろは成鳥ですでに夏羽になりつつある個体で、手前の頭が白色の個体は若いズグロカモメです。

庄内川河口にたくさん飛来したユリカモメは、群れで小魚を狙っていました。

ひとしきり狩りをした後は、水面に浮いて休憩をしているようでした↓。

その後、広がり始めた干潟にユリカモメが上がって休んでいたところ、コサギの群れが飛来。

20羽ほどのコサギが飛んできて、干潟に着地↓。

こうして、干潟に集まったユリカモメとコサギ↓。

多くのユリカモメは羽繕いをしていました。頭が白色、少し黒色、真っ黒のユリカモメが入り乱れています↓。

今日は、じっくりとユリカモメたちを観察することができました。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ22、カンムリカイツブリ237、カワウ175、ダイサギ6、コサギ26、アオサギ30、マガモ12、カルガモ11、コガモ45、ヒドリガモ16、キンクロハジロ145、スズガモ466、ホオジロガモ1、ミサゴ3、コチドリ4、ダイゼン49、ケリ1、ハマシギ130、イソシギ1、タシギ7、ユリカモメ218、セグロカモメ23、オオセグロカモメ2、カモメ115、ウミネコ1、ズグロカモメ13

カワラヒワ、スズメ、メジロ、ウグイス、ツバメ、オオジュリン、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キジバト、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 9時43分 潮位170cm

明日の干潮時間17時17分 潮位 71cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする