観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

まだまだカンムリカイツブリがいっぱい

2019-03-09 20:48:28 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時37分 潮位216cm
今日の干潮時間13時37分 潮位 35cm

 

今日は良く晴れ、昨日と一昨日のような強い風が吹くこともなく、暖かな日となり、稲永公園には多くの人が訪れていました。

バードウォッチャーの姿も多く見かけました。

 

今冬はカンムリカイツブリの飛来が急激に増えた、と何回かこのブログでお伝えしてきましたが、まだカンムリカイツブリを多く観察できます。

今日は400羽のカンムリカイツブリをカウントできました。

水面に浮かぶカンムリカイツブリの群れ↓。多くの個体が夏羽に換羽してきているようで、遠くから群れを見ると、真冬は白い粒々が水面に浮かんでいるように見えましたが、今は薄茶色の粒がいっぱい浮いているように見えます。

中には、何か(恐らくはビニールごみ)を咥えて他の個体に見せるように追いかけていたカンムリカイツブリを観察できました。

カンムリカイツブリは水草を水中から拾ってきて求愛するとのこと。

これも求愛だったのでしょうか。咥えているのがビニールごみと思われるのが悲しいですが・・・。

また、今日はカンムリカイツブリより小さなカイツブリの仲間であるハジロカイツブリを40羽、観察できました。

今冬はハジロカイツブリが少ないと思っていましたが、例年どおり春先になって増えてきました。

この後、北へ渡っていくのだと思われます。

 

こちらは主にスズガモの群れ↓。

 

稲永公園では、ツグミを数羽観察できました。

ピョンピョンと移動して、背筋の伸びた良い姿勢で立ち止まったと思ったら、

急に地面をつつき、ミミズを食べていました。

電線の上にはシメを見ることもできました。

 

今日は潮が良く引き大きく干潟が干出しましたが、明日も潮が良く引きます。

明日の最大干潮時間は午後になってからですが、干潟が大きくなるとその分、野鳥が遠くへ移動してしまうので、午前中の観察をお勧めします。

雨が心配ですが、何とかお天気がもつと良いです。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ40、カンムリカイツブリ400、カワウ1,197、ダイサギ2、コサギ21、アオサギ17、マガモ15、カルガモ18、コガモ60、オカヨシガモ1、ヒドリガモ12、オナガガモ8、ホシハジロ6、キンクロハジロ45、スズガモ348、ホオジロガモ2、ミサゴ3、シロチドリ21、ハマシギ1、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ11、セグロカモメ20、オオセグロカモメ2、カモメ34、ウミネコ1、ズグロカモメ26

 

明日の満潮時間 8時00分 潮位212cm
明日の干潮時間14時07分 潮位 33cm

※明後日(11日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 8時23分 潮位206cm
明後日の干潮時間14時38分 潮位 35cm

12日(火)の満潮時間 8時48分 潮位198cm
12日(火)の干潮時間15時14分 潮位 40cm

コメント
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