藤前干潟
今日の満潮時間 ６時１８分 潮位２２９ｃｍ
今日の干潮時間１２時１３分 潮位 ５１ｃｍ
今朝は予報どおり冷えましたが、雲ひとつない青い空が広がりました。
ここ最近は雲がなくても白く霞み、視界があまりはっきりしないことが多かったですが、今日は久しぶりに遠くの山々までくっきり見えました。
野鳥観察館から見て西の対岸にあるこちらの構造物↓。
新しい日光川水閘門です。この奥から日光川が手前の藤前干潟に注いでいます。
甚大な被害が出た伊勢湾台風から３年後である1962年に造られた現水閘門（新日光川水閘門の奥にあり写真では見えません）の老朽化により、この新しい水閘門が造られていました。
テレビのニュース番組や新聞などで報道されていたのでご存じの方も多いと思いますが、この新日光川水閘門が先日完成し、今日の午前中、完成式典が開かれていました。
多くの人が新日光川水閘門に集まっているのが野鳥観察館からも見えましたし、式典を取材していると思われるヘリコプターが藤前干潟周辺を飛んでいました。
この新日光川水閘門、19日（月）から供用されるそうです。
今日は潮が良く、お昼頃に大きな干潟が広がりましたが、天気が良すぎたせいなのか、シギ・チドリはほとんど飛来せず、昨日初認したオオソリハシシギも確認できませんでした。
現在は、冬鳥の中でも遅くまで残っているユリカモメ、カモメ、コガモ、キンクロハジロ、スズガモなどが目立ちます。
カンムリカイツブリもまだ観察できます。冠羽がかっこよくなってきました。
護岸沿いの岩場ではイソシギが餌を探していました。
稲永公園の茂みでは、シロハラが落ち葉をガサガサ掘って、餌を探していました。
こちらは、野鳥観察館前の水たまりにやってきたヒヨドリ↓。陽だまりになっていて気持ちよかったのか、ずっと動かずぼーっとしていたようです。
そして、東京では、本日、サクラの開花が観測されたそうですね。
稲永公園のサクラのつぼみもかなり膨らんできて、枝先のつぼみには、花びらのピンク色がちらっと見えているものもあります。
稲永公園のサクラの開花も間もなくです。
そして、以前ご紹介したコアジサシデコイ（→２月14日の日記）。
今日は、このコアジサシデコイの色塗りイベント（主催：日本野鳥の会愛知県支部）がなごや生物多様性センターで開かれていました。→詳細はこちら（日本野鳥の会愛知県支部のブログ）
40名以上の方が参加され、みなさん真剣に300体のコアジサシデコイに色塗りをしていました。
絵具を乾燥中のコアジサシたち↓。300体並ぶ光景は圧巻でした。
完成したコアジサシ↓。よくよく見ると、一体一体顔つきや背中の色が違って、個性があります。
もう少しすると、コアジサシが渡ってくる季節になりますが、このデコイを設置した営巣誘致場所にコアジサシたちが飛来し、子育てをしてくれると良いなと思います。
【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】
☆愛鳥週間写真展2018「わたしの好きな鳥」の展示作品募集中！→詳細はこちら（PDF）
☆コアジサシ営巣誘致募金実施中！（日本野鳥の会愛知県支部）→詳細はこちら（２月１４日の日記）
野鳥観察館でも募金の受付をしています。
☆３月２日（金）～３月１９日（月）藤前干潟写真展＠東邦ガスエネルギー館 ９階 展望ホール（主催：藤前干潟ふれあい事業実行委員会、中部地方環境事務所）→詳細はこちら（３月１日の日記）
☆３月３１日（土）藤前干潟の渡り鳥調査隊～３月～＠名古屋市野鳥観察館
渡り鳥調査隊は、毎月１回行っている野鳥観察と鳥類調査をあわせたイベントです。→詳細はこちら（PDF）
今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ１２、カンムリカイツブリ６６、カワウ７３、ダイサギ１、コサギ２７、アオサギ５、マガモ１８、カルガモ１４、コガモ１６０、オカヨシガモ３、ヒドリガモ２９、オナガガモ１５、ハシビロガモ４、ホシハジロ１５８、キンクロハジロ３３４、スズガモ６０９、ミサゴ３、トビ１、チュウヒ１、ハヤブサ１、シロチドリ２９、メダイチドリ１、ダイゼン１、イソシギ１、ユリカモメ５７４、セグロカモメ６８、オオセグロカモメ３、カモメ４７６、ウミネコ５、ズグロカモメ９
明日の満潮時間 ６時４５分 潮位２３４ｃｍ
明日の干潮時間１２時４４分 潮位 ４０ｃｍ
※明後日（１９日（月））は休館日です。
明後日の満潮時間 ７時１２分 潮位２３５ｃｍ
明後日の干潮時間１３時１５分 潮位 ３２ｃｍ
２０日（火）の満潮時間 ７時３８分 潮位２３３ｃｍ
２０日（火）の干潮時間１３時４８分 潮位 ２９ｃｍ
※３月２１日（水）は第三水曜日ですが、祝日のため開館します。
この振替えとして第四水曜日である３月２８日（水）が休館日となりますのでご注意ください。
