“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

「襯衣」の話

2013-04-20 01:32:49 | 日記
こんばんは。

昨日今日はやまいだれの漢字を引いています。185頁「癇」まで行きましたが、ここで一服。


毎回、授業で漢字テスト(書き取り)を実施しています。
冊子の漢字テキストをもとに、wordで作成するのですが、

「シャツを洗濯する。」

という例文の、「洗濯」をカタカナ太字にしなければならないのに、あろうことか、

「シャツ」

を太字にしてしまっていたではありませんか………!!
やはり急いで仕事をすると、ミスが増えていけませんね。

誤りを見つけた生徒たちは、太字になりそうもない語が太字になっていて、しかも問題になる筈の語が既に漢字(=答え)になっているわけなので、爆笑するやら喜ぶやら(しろねこも一緒に爆笑)。

しかし、そこで転んでもただでは起きないのが、1級受検者です!

「う~ん、じゃ、洗濯のとこは、全員プラス1点ね。
…でも実は、シャツにも一応漢字あるんだけどね」

「えっ、あるの、どんな字どんな字?!」

というわけで、しろねこは偶々覚えていた「襯衣」 を黒板に書いて、「シャツ」とルビを振りました。
はじめ「親」を「新」と書いて、「なんか変だな」と考えて、何とか正しく書けてよかったです。

「えっ、そんな字あんの!!」

と口々に叫んだ彼らですが、次の時間に『漢検漢字辞典』から、「襯」の頁と、「襯衣」の部分がある「当て字・熟字訓索引」の頁を印刷して配り説明したところ、
「すげ~!かっけー!!」と感想を漏らしていました。

歳が小さいと、反応が高校生以上に、スピーディーかつ不定型で返ってくるので、それはそれで新鮮です。

6月受検に向けて、
漢検の過去問を貰いに来る生徒もちらほら出てきました。
自分の対策も忘れないで、頑張ってサポートします。

では、今日は寝ます。