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斎藤誠30周年記念企画ライブ~コラボレーション・ツアー第1弾~「ムッシュとマキと誠」(クロコ編)

2013年05月27日 | 2013年のライブ、イベント
斎藤誠30周年記念企画ライブ
~コラボレーション・ツアー第1弾~
「ムッシュとマキと誠」

2013年5月27日(月) @原宿クロコダイル

~出演~(敬省略)

斎藤誠

ムッシュかまやつ

本夛マキ


★☆★☆★☆★☆★☆★☆


誠さんのデビュー30周年企画が、各方面にて楽しく進行中!
これもまたその一環でありますが、その名も「ムッシュとマキと誠」。
コラボレーションツアーということで、大阪→京都ときたのかな。
東京は、誠さんと何かとゆかりの深い原宿は「クロコダイル」。ここがツアー千秋楽です。

参戦は決めたものの、その日に限って業務で外出という、超異例中の異例の出来事と重なる。
幸いにして、そんなにこじれた話ではなかったので、午後5時には無事現地にて野に放たれたのですが(笑)。
都心に戻りつつ、緊張を解いて、一休みして。まあそんな感じ。
席も指定されているようだから、のんびり向かう。

月末の月曜日ということもあるので、一緒に見たかったなーという友の参戦が叶わないなど、残念なこともあったものの、、
それならなおさら、ちゃんと見るどーって感じでした。

でも、関西でのツアーの様子は誠さんのニッキを見て想像するのみ、、、
まあ、事前情報がなくてもいーや、てな感じで臨むことにしたのでした。

△▼△▼△▼

まず誠さんが一人で登場。
(といっても、十分ステージの袖でほかの出演者の状況が伺えたりするー)

一曲めがなんだかわかって、びっくり。
マヂですかっ。
だって「沸点」ですもん、正直どうしようかと思った(笑)。
でも、誠さんがギター一本でもちっさく「沸き上がって」いらしたので、すかさず後を追って「ちっさく沸き上がる」のを試みるアタクシなのでした。

続いての曲がしばらく曲名が出てこない(^_^;)
というくらい、少しお久しぶりに聴いたのかもしれないんたけど、サビにきてやっと・・・わあった^^。

「恋は知らぬ間に」

えーと、今日は何曜日、今何時かな?

と、お客さんに聴くとはなしに、、、

月曜日の7時半過ぎに~♪

なにしてるのー?と歌いながら、

クロコダイルにライブに来ています~♪

と、私たちの言葉を代弁してくださいますのだ。
誠さんなりのウェルカムのご挨拶のように思え、ちょっぴり愉快でした。

そもそも、1980年代から誠さんはクロコ(以下、そう呼びます。出てくるときは。)に出ていらした。
学生時代、、、
青学(青山学院大学)だったから、おっきなアンプを抱えては、えっちらおっちら来ていたらしいのだ。
対バン、3バンドくらいが一緒にでるのが普通。
で、少しでも!1分でも!長く自分の出番で音を出したい、、
そのため少々えげつない(^_^;)いたずらもあったらしく、、誠さんたちはその被害に遭った、、、ということで正しいですか^^
昔は結構そういうエゴがありありだったらしいけれど、今はそういうのなくなった。
だから、逆に責められるんだよねって(^_^;)

さっそくムッシュかまやつさんを呼び込み。
もう呼んじゃったらただのファンですからーと、お話しながらとってもうれしそうな誠さん。
かまやつさんからも「30周年おめでとうございます!」祝福のオコトバを賜りました。

お二人で演奏する一曲めは、、、

「ノーノーボーイ」

なのです。

そりゃ、沸き上がるだろうさ、沸き上がるだろうさ・・・ってなもんです。
ここで沸き上がるのは圧倒的に正しい。
かまやつさんが歌いだした瞬間、今日はもういいやくらいに声に力を感じたな。
いや、基本的にいい具合に力が抜けていらっしゃるというのに。不思議だ。
でも、最後のとこの決めごとが定まってなかったらしくて、、、、
誠さん、必死にかまやつさんの手元、動向を伺うの巻。
かまやつさんご自身も、ちゃんと決めていなかったそうで、、、うわわわわわ。
でも、なんとかなっちゃうもんなのね、、これくらいの方々ならば。さすがだ。

更に「どうにかなるさ」もご一緒します。
そう言えば何年か前に、マーティンのライブにご出演されたときにも、これを演奏されたっけ。
その歌詞にホロリと来た、出演者の方がいらしたような気がするのをちょっと思い出したよ。
いい歌詞だなあ。

そして超かっこいい「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。
以前、一部、今風に少し歌詞を変えたことがあったように聞いた気がするけれど、たぶんオリジナルのだったよ。

この日、かまやつさんの弾いてたギターがとっても不思議な感じのだった。
真っ黒くて、ほうき?的な形状をしている。
そして、演奏するときに「弦を叩いて」いるように見えたの。
このあたり全く詳しくないので、見る人が見ればきっと簡単にわかるんだろうけど、私はわからんちんー。

誠さんも気持ちよさそうに、アコギではありますが、バリバリ弾いて弾いて弾きまくってた感じ。

で、かまやつさん、自分の曲が終わると
また飄々と戻っていかれました^^

そして、お次はもうひとりのコラボレーションゲストの本夛マキちゃん。

誠さんから、「グルーヴ合戦が充分できる。ギターがうまい!」て紹介された。
マキちゃんは「ならっこ」なんですね^^

で。しばしマキちゃんのオンステージ。

ひとりで3曲やったと思うけど、
「アタシってこういうやつです」
という自己紹介的な唄「ロンリーローリング」がすごい好きだーと思いました。
途中でテンポが上がり、(今思うと、このあたりで既に「獣」スイッチ点火だったのかなー^^)
「よかったら、拍手をくださーい」って。
そこから更に加速してったよね。

かっこいいなあ。
是非とも諸センパイ方のように、
「長く続けてきたからこそ見えるもの」
めざして、がんばってーーーー!!
「さよならの向こう側」という曲でも、
「もう一回、私に拍手をくれよー」
と言ったあとで「スミマセン」・・・律儀。

そこんとこを、後から出てきた誠さんにしっかり指摘されて
「弾きながらそんなこというの、あとはボクくらいだよ」て。
・・・ほんとだから苦笑、、、

とにかく、、マキちゃん気遣いすてき。

「原宿一の拍手でおねがいしまーす」

なんて言って誠さんを呼び込み。
そりゃ嬉しくなるに決まってるから。

今回のツアーはリハなし、打ち合わせなし。
唯一、メールのみ。
だからみんなで合わせるのは、実は千秋楽にして三回目(笑)。
でもまあ、これくらいの方たちなら大丈夫なんでしょうけれども。
時々、リハをやるにしても、やりすぎちゃうと面白くなくなるから、といってそこそこにするようなこともお話聞いたことあるな。そういえば。

そんななか、せっかくだから自分たちのじゃない曲もやろうよ、というところで
マキちゃんが提示してきたのが、、、
平成生まれでなければきっとわかる、、とか言って。
はいはい、それはお客さんを敵に回しますよー^^
はい、キャンディーズの「年下の男の子」だよ。
誠さんは、年上の男の子^^
やれ、スーちゃんが好きだったの、いや、ランちゃんが好きだったの、こんなとこでしみじみと語られており、、、

が、そこはこの二人。

「ビートをくれよー」

ってそんな曲だったっけか(爆)。

でも、めちゃくちゃかっこいいのだ。
ギターをじゃかじゃかかきならして。
あんなの他にはないって。
あのお二人ならではのグルーヴじゃないか。
もうロックだもん。歌詞はアイドルだけど。
うわーい、たーのしかたー♪
マキちゃんは立って、誠さんは座って弾いてたんだけど、、誠さん途中で立ち上がったもんね!

1セットの最後は、マキちゃんの唄に誠さんが参加。
とても大切な曲のようで「境界線のメッセージ」といいます。
誠さんもすんごい気合いが入って
「オレはちゃんとやるよ。」
って何度も宣言(笑・よっくわかりましたからー)。

しばしの休憩を挟んで二部。

まず冒頭にて。
なんと30年前の学生時代のバンド仲間がいらしているとのこと。
その方はバンドのリードギターをやってらしたんだそうで、誠さんはサイドギターとボーカルって感じ。
あ、例のあれです「スーパーセーラー服」^^。
DVDにサインを要求されたので、ステージに彼を呼びつける(笑)。

有名バンドをいっぱい輩出したコンテスト、イーストウエストに出た話など。
サザン、ウシャコダ、子供ばんど(ふっかつしたねー!!)、誠さんの年はぴかぴか・・・何度もお話に出てきますが、カースケさんのバンド。カースケさんはベストドラマーにもなった。未だに「やーい、予選落ちー」とか言い合ってる間柄って(笑)。
誠さんたちが出た年は、他にスーパースランプがいて、、自分たちのコスプレのはるかうえをいくすごさだったとかで、思い知られたらしい、、、で、そちら方面で張り合うのやめたとか、やめないとか。そうなのかー。

で、そのお友達こそ当時は「プロになる」とおっしゃっていて、
誠さんは「銀行員にでもなろうかな・・・」と思っていたらしいから(某センパイに諭される前まではね、きっと^^)

「逆じゃないかよ」

(笑)

そして、つれづれに青学の後夜祭なお祭りさわぎみたいなこと。
渋谷には楽しい思い出がたくさんおありのようでした。

てな前置きがあり、はじまりはじまりー。

まずは「宇宙からきた石」でファンキーに。
それこそ昔やってらしたバンドは「ちょっとエセ・ファンキー」な感じ。
で、ちょっと楽曲のバランスも悪くて?エセ・ファンキーなのと、ラブソングが同居してる、、、そのまんま今まて来ているというのか、、、
いや、でも私はその振り幅の振れっぷりが大好きですけど。

アルバム「ララル」でデビューしたとき、ギターはスチール弦はほとんど使ってなかった。
あのアルバムではほぼナイロン弦、ガットギターの音色だとのこと。
そういう音づくり、あの時代では珍しいんだそうです。
エレピが中心にあって・・・という感じだったらしくて、まあ中にはそういう曲もあるけど、普段からガットギターが基本で、そういう音で唄をつくって唄ってきた。
そんなに強くは意識していなかったけれど、その音色が自分の音楽のカラーになっていったように思う、とのことでした。
だからライブでは必ず、2種類ギターを揃えるようにしているんだということ。
きちんとそういうお話を聞いたこと、あまりなかったような気がするし、聞けてよかったです^^

でもって、ガットギターを使って、、、
30周年ではなく、30歳のときに書いた曲。
と、自分でお話になって「どひゃーーー」って(^_^;)
あまり意識して聴いてなかった。
これから気をつけて聴いてみよう。

「素敵な最後」では久しぶりにかなり「弾き倒した」感じ^^

「Dance!」では、マキちゃんも呼んで、
コーラスとギターがパワーアップー。
なんかお二人で、ざくざく弾く感じがすごくかっこいい。
がっぷり四つに組むというのかなあ。
誠さんと組んで、全然ひけをとらないというのかなー。しかも女子ですよ。
思わず、、

「こいつ、うめーーー!」

って誠さん唸ったもんね。
なかなか言わないもん、普段あんな感じでなんて。

「キミはどこでそういうの覚えたの?」

て、聞いてらしたもんね。

彼女曰く、よく質問もされるんだけどと前置いて、
自分は、誠さんみたいに「メロディアス」なフレーズが弾けるわけじゃない、、、
うーんなんか時々「獣スイッチ」が入るらしいです(ぇぇー。)がおー。
ツアー三本めにして、そのスイッチが入ったらしいですぞよ。
(くびのとこにチャックとかあって、中にシブいおっちゃんが入っている、とかだったらどーしよー(笑))

ここでかまやつさん@重鎮をお呼びいたします。
かまやつさんからのリクエストは、カントリー・ウエスタンの名曲。
誠さんはCCRバージョンをご存じとお話されていましたが、「Cotton Fields」を、「大川ブラザーズ」の素敵なハーモニーとともに。
ユニットの名前由来というのが、ツアー中のマキちゃんの愉快な聞き間違いから、

ウォーカーブラザーズ→大川ブラザーズ

という命名なんだそうです^^

ナイス。

でも、ちょっと誠さんのやってる音楽とは少し畑違いなので緊張する~っておっしゃってました。

大川ブラザーズさんの演奏は続き^^、スパイダース@井上順さんのリードボーカルの「なんとなく、なんとなく」。
誠さん歌詞、絶賛なんですよー。
ちなみに、かまやつさんも唄われる予定だったのですが、すっかりギターに入り込んでしまい、、、誠さんが一人で総て唄っちゃったのでしたー。
リハではちゃんと唄ってらしたので・・・想像して補うように言われるお客さんたち。

本編最後(@便宜上)は、なんと誠さんのナンバーなのです。
それにかまやつさんが参加してくださるというので、本当に嬉しそう。
それでまた、かまやつさん、、MC中の誠さんをチラ見することもなく、譜面ガン見です。(本気モードなとこがすてきです。)
ちなみにそれは「バースデー」でしたのだ。
残念ながら、当日バースデーな方はいらっしゃらなかったのですが、今週バースデーという方がいました^^
おめでとうございました。

アンコールでは、、

「あれをやっちゃいますか?」

と誠さんがMCで問うと、かまやつさんがぐぐっとボリュームを上げたから、それはもちろん。

「バンバンバン」

なのだ。いえーーい。
これは楽しい、がぜん盛り上がるでしょ。

「あのとき君は若かった」

で、3人のショウはおしまいー。

なんかなんかなんか、、、、すんごい笑ったー。

というか、うん。
四の五の言うよりなによりも。

ステージで唄う誠さんが幸せそうなら、それでもういいや、こっちも幸せです。
そんなことを、しーみじみと感じたファンなのでありました。

音楽の先輩のそれぞれのお方を見て憧れ、
自分も音楽をやり、、、、
それが連なってて、こうやってコラボすることで、確実に受け継がれていってるよねー、
ということを実感する。
音楽は続いていくのだなー、つながってるんだなー改めて確認しました。
し、それが見ていてすごく嬉しかった理由やもしれませんね^^
で、すごいのはこれが終わりでなくて、まだこのシリーズが続くってことです。
やっぱり周囲にいらっしゃるミュージシャン仲間、先輩に恵まれているからこそじゃないかと思います。

「自分のライブだからそんなに変わることをやるわけじゃあない。でもその時々の気合いの入りっぷりをみてくれたら嬉しいです」

これ、誠さんからみなさんへの伝言ですよ。

うん、まだまだ楽しみだ。

ダブルアンコールですが、ここは誠さんがひとりだけで登場です。

新曲・・・これ歌詞もメロディの感じも好きだなあ、、、すんなり入ってくるなあ、、
とぼんやり聞いていたのだけど、
あわわ、タイトルを教えていただくの忘れた、、、と残念に思っていたら、翌日のヒトリゴトに書いてくださっていた。
「幸せの準備」でした。

30周年、まだまだタノシイ時間をご一緒したいです♪
クロコダイルさんもありがとございました!

(2013年6月8日・記)