ハイ、やってまいりました。
いきなりサイトウ、真面目な話をしますけれども。
ここのところね、内外のプロモビデオを見ていて何か足りない、何だろうと考えたことがやっと判明いたしました。
それはかつてのロックにね、不可欠とされた男臭さの魅力。これでございます。
今日はこの話をしましょう!
斎藤誠の小さな胸をわしづかみにした映画や音楽の数々、皆様に紹介させていただいてます。
カフェララル・オーナーズルーム・オーナーお勧めの一品、私のお願い!
今日は男の世界!・・・・だよ(笑)。香苗ちゃん!
もうねー、本日はですね、ロック史上もっとも重要なアルバムを紹介します。
ハイ、ライブアルバムです。
1971年リリース、The Allman Brothers Band at Filmore East!
(ここで、BGM変わる)
うわー、来たっ。もう嬉しいっ。あのねーー、嬉しい! もうホント嬉しいっ。
最近アレでしょ? ロックっつってもね、バンドにちょっとルックスのいいのがいたりですね、逆にね体ガンガン鍛えて美しかったり、あるいはアタマの中過去のデータ満載で研究派だったり、宅録派だったりとか、、まあいろんなのが・・・いいと思いますよ、みんな。
しかしね、いわゆるロックの黎明期、ね、最初の頃に最も多かったタイプ! つまりね、ダラダラした男臭さの魅力、これが1つもありません。
日本でいえば唯一奥田民生さんぐらいすかねえ。
70年代なんかね、もうね、ルックスがですね、いいとむしろアダになって認められないロックが沢山あったぐらいスからね。
前置きはこれぐらいにしてですね、オールマン・ブラザーズ・バンド。
その名の通りギターのデュアン・オールマンと、ボーカル/オルガンのグレッグ・オールマン兄弟。これが中心でございます。
ちなみにね、エリック・クラプトンの「Layla」という曲がありますけども、あれで弾きまくってるのがこのお兄ちゃんの方の、デュアン・オールマンの方ですよ、ハイ。
アメリカ南部のジョージア州メイコン出身のこのバンドでございますけどもね。
70年代当時、「サザンロック」というジャンルを築いてしまったぐらい。すごいっ!
で、その演奏スタイルがね、非常に重要です、ハイ。・・・・あとで言いますけどもね。
ちなみにね、ウチの先輩のサザンオールスターズはですね、決してサザンロックということではないですけれども、70年代当時ね、サザンロックを聴いていないロックファンなんていなかったんですから。だからいいんです。そういうのは。
ハイ、AORって名前だってね、曖昧なんでしょ? 曖昧なんでしょって、他人のことにしちゃいますけどもっ。
まずね、僕はですね、このバンド、ツインドラムスっていうのをね、このバンドで初めて聴きました。それからツインギター。
ドゥービー・ブラザースというグループがこの後、この形態をとることになるんですけどもね。
メンバー全員、肩以上まで髪を伸ばして、そしてブーツにジーンズ。
でもって、ライブの殆どがジャムセッションです。
・・・ジャムセッション、つまり曲の中身が何も決まってなくて、ステージ上でイマジネーションをドンドン広げてっちゃって、発展させてプレイしちゃうという。
1曲が20分以上なんて、ザラでございます。
あのね、つまりね、全て「ライブ在りき」なわけですよ。
現在ではね、まずCDを作っちゃってから、リリースして、それからライブのために練習したりしますけども、これホントはアベコベですからね。
ハイ、そもそも太古の昔、録音なんかなかった時代はですね、音楽イコールライブだったわけで、順番はあくまでライブが先だったわけです。で、このバンドはホント、ライブバンドです。
ちなみに、スタジオバージョンが5分程度のWhipping Postという曲があるんです。
これ、よく僕もライブでやりますけども、この曲、このバンドはライブで23分もやってます! どうだっ! すんごいっ!
このねー、6人のむさい男たちが観客を見もせずにですね、黙々と演奏します。ハイ。
あまりにも長い髪の毛でですね、どんな顔をしてるかも見えませんっ(笑)。
70年代前半までですね、NYにあった名門ロックコンサート専門ホール、フィルモアイーストでの録音でございます、これ。
で、ジャケットも最高!
あのね、会場の外に積み上げられた楽器ケースの山の前でリラックスしている、くつろぐメンバーの顔が写ってるんですよ。これがいいんだあ。
僕ね、5月の神戸のライブでそれを真似してですね、そのジャケットを真似してステージの上にケースを積み上げて、その前で演奏したりしましたけどもね。それぐらい好きなジャケット。
そして、その裏を見るとですね、同じシチュエーションで、今度はローディたちがですね、缶ビールを片手にオモテのメンバーと同じくらいカッコよく写ってるんですよ。
ホント、ローディってのは昔からカッコいい職業でねえ。私、心から彼らを尊敬してますけどもね。
このオールマンブラザーズ・バンド、1990年頃来日した時ですね、ワタシ、なんとラッキーなことに楽屋にお邪魔しちゃった!っての。
うあーー(叫)!! いましたよ、ホンモノが!! カラダにたっぷり模様が入った人たちが。
ホント、ワタシびびっちゃってですね、殆どお話ができなかったんですけどもね。
リーダーのグレッグ・オールマンに慣れない英語で
「あなたの曲を、フランク・ザッパさんがカバーしていますよね」
って言ったら、ヤな顔されちゃって、がっくし!でございました。そんなコト言うな!って顔されました。
えー、まあとにかくですね、サイトウ、子供のように興奮したのを覚えております。
というわけで、皆さんもこのダラダラした男臭さを是非味わってください。
デジタルリマスター版が出てますので、こちらの方お勧めでございます。私のお願い!
さ、例によって泣き上戸カフェララル・オーナー泣き指数10点満点の9点。
何もいじられていない、正しいロックのカタチがここにあります。
えー、今日はロック史に燦然と輝く名盤中の名盤「The Allman Brothers Band at Filmore East」をご紹介しました。
~chiyの補足~
お話にあったWhipping Post、誠さんご自身のライブで聴いたことがありますが、、、
ほんっとに、ほんっとにカッコいいです。
またきっとやってくださると思いますが、、いつか聴いてみて下さい、まだの方は、是非に!
いきなりサイトウ、真面目な話をしますけれども。
ここのところね、内外のプロモビデオを見ていて何か足りない、何だろうと考えたことがやっと判明いたしました。
それはかつてのロックにね、不可欠とされた男臭さの魅力。これでございます。
今日はこの話をしましょう!
斎藤誠の小さな胸をわしづかみにした映画や音楽の数々、皆様に紹介させていただいてます。
カフェララル・オーナーズルーム・オーナーお勧めの一品、私のお願い!
今日は男の世界!・・・・だよ(笑)。香苗ちゃん!
もうねー、本日はですね、ロック史上もっとも重要なアルバムを紹介します。
ハイ、ライブアルバムです。
1971年リリース、The Allman Brothers Band at Filmore East!
(ここで、BGM変わる)
うわー、来たっ。もう嬉しいっ。あのねーー、嬉しい! もうホント嬉しいっ。
最近アレでしょ? ロックっつってもね、バンドにちょっとルックスのいいのがいたりですね、逆にね体ガンガン鍛えて美しかったり、あるいはアタマの中過去のデータ満載で研究派だったり、宅録派だったりとか、、まあいろんなのが・・・いいと思いますよ、みんな。
しかしね、いわゆるロックの黎明期、ね、最初の頃に最も多かったタイプ! つまりね、ダラダラした男臭さの魅力、これが1つもありません。
日本でいえば唯一奥田民生さんぐらいすかねえ。
70年代なんかね、もうね、ルックスがですね、いいとむしろアダになって認められないロックが沢山あったぐらいスからね。
前置きはこれぐらいにしてですね、オールマン・ブラザーズ・バンド。
その名の通りギターのデュアン・オールマンと、ボーカル/オルガンのグレッグ・オールマン兄弟。これが中心でございます。
ちなみにね、エリック・クラプトンの「Layla」という曲がありますけども、あれで弾きまくってるのがこのお兄ちゃんの方の、デュアン・オールマンの方ですよ、ハイ。
アメリカ南部のジョージア州メイコン出身のこのバンドでございますけどもね。
70年代当時、「サザンロック」というジャンルを築いてしまったぐらい。すごいっ!
で、その演奏スタイルがね、非常に重要です、ハイ。・・・・あとで言いますけどもね。
ちなみにね、ウチの先輩のサザンオールスターズはですね、決してサザンロックということではないですけれども、70年代当時ね、サザンロックを聴いていないロックファンなんていなかったんですから。だからいいんです。そういうのは。
ハイ、AORって名前だってね、曖昧なんでしょ? 曖昧なんでしょって、他人のことにしちゃいますけどもっ。
まずね、僕はですね、このバンド、ツインドラムスっていうのをね、このバンドで初めて聴きました。それからツインギター。
ドゥービー・ブラザースというグループがこの後、この形態をとることになるんですけどもね。
メンバー全員、肩以上まで髪を伸ばして、そしてブーツにジーンズ。
でもって、ライブの殆どがジャムセッションです。
・・・ジャムセッション、つまり曲の中身が何も決まってなくて、ステージ上でイマジネーションをドンドン広げてっちゃって、発展させてプレイしちゃうという。
1曲が20分以上なんて、ザラでございます。
あのね、つまりね、全て「ライブ在りき」なわけですよ。
現在ではね、まずCDを作っちゃってから、リリースして、それからライブのために練習したりしますけども、これホントはアベコベですからね。
ハイ、そもそも太古の昔、録音なんかなかった時代はですね、音楽イコールライブだったわけで、順番はあくまでライブが先だったわけです。で、このバンドはホント、ライブバンドです。
ちなみに、スタジオバージョンが5分程度のWhipping Postという曲があるんです。
これ、よく僕もライブでやりますけども、この曲、このバンドはライブで23分もやってます! どうだっ! すんごいっ!
このねー、6人のむさい男たちが観客を見もせずにですね、黙々と演奏します。ハイ。
あまりにも長い髪の毛でですね、どんな顔をしてるかも見えませんっ(笑)。
70年代前半までですね、NYにあった名門ロックコンサート専門ホール、フィルモアイーストでの録音でございます、これ。
で、ジャケットも最高!
あのね、会場の外に積み上げられた楽器ケースの山の前でリラックスしている、くつろぐメンバーの顔が写ってるんですよ。これがいいんだあ。
僕ね、5月の神戸のライブでそれを真似してですね、そのジャケットを真似してステージの上にケースを積み上げて、その前で演奏したりしましたけどもね。それぐらい好きなジャケット。
そして、その裏を見るとですね、同じシチュエーションで、今度はローディたちがですね、缶ビールを片手にオモテのメンバーと同じくらいカッコよく写ってるんですよ。
ホント、ローディってのは昔からカッコいい職業でねえ。私、心から彼らを尊敬してますけどもね。
このオールマンブラザーズ・バンド、1990年頃来日した時ですね、ワタシ、なんとラッキーなことに楽屋にお邪魔しちゃった!っての。
うあーー(叫)!! いましたよ、ホンモノが!! カラダにたっぷり模様が入った人たちが。
ホント、ワタシびびっちゃってですね、殆どお話ができなかったんですけどもね。
リーダーのグレッグ・オールマンに慣れない英語で
「あなたの曲を、フランク・ザッパさんがカバーしていますよね」
って言ったら、ヤな顔されちゃって、がっくし!でございました。そんなコト言うな!って顔されました。
えー、まあとにかくですね、サイトウ、子供のように興奮したのを覚えております。
というわけで、皆さんもこのダラダラした男臭さを是非味わってください。
デジタルリマスター版が出てますので、こちらの方お勧めでございます。私のお願い!
さ、例によって泣き上戸カフェララル・オーナー泣き指数10点満点の9点。
何もいじられていない、正しいロックのカタチがここにあります。
えー、今日はロック史に燦然と輝く名盤中の名盤「The Allman Brothers Band at Filmore East」をご紹介しました。
~chiyの補足~
お話にあったWhipping Post、誠さんご自身のライブで聴いたことがありますが、、、
ほんっとに、ほんっとにカッコいいです。
またきっとやってくださると思いますが、、いつか聴いてみて下さい、まだの方は、是非に!