ある団体の会合で、技能伝承の発表会を見学する機会があった。その団体、技能伝承をテーマにグループで1年間検討実施してきた成果を発表するものだった。3グループからの1年間の発表の後、この発表会の講師である先生から、「技能伝承」とは、何かという話があった。
ここが印象に残っているため、少しコメントする。技能伝承にはその種類と方法がある。技能伝承の種類とは、考え方(心)、技術(技)、姿勢(体)をいう。しかし実際は、ほとんどが技術になってしまっている。つまり、心と体を意識するといことだ。
そして、技能伝承の方法とは、「教える」「考えさせる」「任せる」の3ステップからなり、何を使うかというと、言葉、文章、態度、状況に分かれる。
この上に、コーチングなどが載るとすばらしくなる。というものだ。技能伝承、技能伝承と言われて久しいが、何をすればいいか初めて聞いた気がする。(下記の書籍は、講師の方の話とは直接関係ありません)
熟練技能の継承と科学技術 (大阪大学新世紀セミナー) | |
村川 英一 | |
大阪大学出版会 |