7都府県に緊急事態宣言が出て、80%の行動制限をせよという。すると罹患する人が減ってくるからと。どんな根拠なのか、むずかしいシミュレーションやってるんだろうなと思っていた。しかし、ネットで、この根拠を見つけた。北海道大学の先生がツイッターの動画で解説している。これを改めて書き起こしてみる。(追記、昨夜のNHKテレビで、これ放映していましたね)
一人の罹患している人が病気をうつすのがヨーロッパの実績で2~3人だという。これを1人の患者が人にうつす人数平均を取って R0=2.5 とする。また、行動制限する割合をP(Pは0~1の間の数字)とすると、行動制限しない割合は(1-P)、つまり(1-P)は病気をうつす割合だ。
すると、新規の罹患者数Reは、 Re=(1-P)×R0 となり、これが1より小さいと新規の患者数はは減少してくる。式で表すと、Re=(1-P)R0<1 となる。
この(1-P)×R0<1 の方程式を解くと、移項して P>1-1/R0 となり、R0=2.5を代入すると
P>1-1/2.5 = 0.6 となる。
ただし、夜の街はこの行動制限は難しい云々で、0.8とすると言っていた。要は安全率を掛けて0.8 ということだろう。この式、それほど難しいものではないね。
行動制限率80%、厳しそうだ。そこで、私の行動制限率はどの程度か試算してみた。昨年の手帳を取り出し、出会った人を計算してみる。4月8日~5月6日まで、昨年は約200人に出会うか、私のそばにいた。内訳は、ビジネス50人、病院・整骨院など30人、大学・研修受講40人、登山ツアー40人、コンビニ・クリーニングなどの生活関係30人、その他10人だ。
これを今年の計画で計算すると、コンビニなど生活関係で30人のみ。ビジネスはすべてテレワーク。会わないとできない仕事は期間外に先延ばしする。これで昨年に比べて行動制限率は、(200-30)/200×100=85%、85%か、ちょっとやり過ぎかな。もう少し行動してもよさそうだ。ガマンの1か月。