資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

三国志に学ぶビジネス戦略~産能大の学習10冊目

2020年04月27日 | 産業能率大学

 ネットに載っていたので作ってみた。フェイスシールド。型紙をダウンロードして、クリアファイルに挟み、はさみで切る。切り込みにゴム輪をと通して出来上がり。5分もかからない。これをつけて公園をウォークしてみたが、快適。メガネが曇らない、風が通り口元が蒸れない。透明のクリアファイルさえ手に入れば、簡単ですよ。

 さて、本題。産能大4年次の学習、10冊目は「三国志に学ぶ激動の時代のビジネス戦略」。私、吉川三国志は二度ほど読んだことがある。結構夢中になった。そして以前、三国志検定というのがあり、受験したこともある。何というクラスか忘れたが、初級レベルの試験に合格して、フィギュアを貰った。

 本書は、三国志の登場人物の動きから、起業、人材、組織、競争、フォロワーシップ、サバイバル等の戦略を学ぶものだ。時折、その分野の研究者の研究成果も引用される。本書の人物相関図で見ると、登場人物は約30人、吉川三国志にはもっと居たような気もするが。戦略を学ぶとしたらこんなもんだろうか。

 コメントしたい箇所が2か所あった。一つは、競争戦略。「関羽の命を奪った呉と手を組んだ孔明」の記述である。筆者は、例え話で、腕相撲のゲームを解説している。相手の手の甲がつけばポイントになり、そのポイント数を競うゲームだが、ほとんどの参加者が相手と敵対関係を想定してゲームをやる。勝ち負けの数を多くすればそれだけ両者にポイントが多くなるんだが、それを忘れて相手を敵とみなす。

 実は、私の研修でも、同じような経験がある。ある企業さんで、取引先から2セットの注文があった。1セットずつチームである製品を作るゲームをする。ゲームを見ていたら、各チームはお互いにライバルとみなし、ほかのチームへ自チームのノウハウを隠すのだ。お互いに見せあうと早く作れ、取引先にも喜ばれるのに、それをしない。ライバルと戦うというのが頭にあって、協同して早く正確なものを作り、会社に貢献する、という発想が出てこない。

 もう一か所は最後の結び。三国の時代、登場人物は、当時の最大の知恵を絞り、リスクを取って動いた。もちろんそれで命を落とした人もいる。しかし、「どんなに才能があっても、条件に恵まれていても最初の一歩を踏み出さないと、物事は始まらない。」踏み出さなければ、じり貧になって、逆にリスクを負うことにもなる。この見極めと最初の一歩、大事だな。

 私も安定したサラリーマン生活を早期退職して、一歩踏み出したとき、プロ診断士として初めてのお客様に対して、一歩踏み出したとき。最近では、動画講座の講師としてデビューしたとき、いずれも最初の一歩を踏み出した、結構勇気がいるが、踏み出すことが大事なのである。

コメント
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