IT時代の「課題達成型」目標管理 | |
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産能大出版部 |
ある中小企業さんから目標管理の仕事を戴いた。目標管理を導入したが、不十分で、うまく行っていないらしい。そこで、目標管理とは、どんなものか、研修をしてほしいとのこと。
実は、私、企業内診断士時代に、中小企業診断士のマスターコース、「課題達成型目標管理」という年間コースに通い修了している。マスターコースというのは、中小企業診断士を取った人のための学校のようなものだ。資格を取っただけでは、プロとして仕事をするレベルには達しない。そこでプロに達すべく、診断士向けの学校が開かれている。
通ったのは、数年前だったが、この年、年間で数えると学習時間は、72時間にもなった。もちろん目標管理だけで、72時間ものコースは、日本でこれだけだ。従って自信をもって研修に臨める。もっともこのコース、今は内容をリニューアルしていると聞く。
その時に使ったテキストが、図の書籍である。従業員千人くらいの企業のレベルで書かれているが、実際はこれをブレイクダウンして、説明する。マクレガー、ドラッカーといった理論的背景から始まって、目標の設定方法、目標の連鎖、上長の役割などが講義。そして、目標設定の演習、目標対実績評価の面接、ついでにコーチングのテクニックの学習も取り入れた。一日コースである。お客様に内容をプレゼンして、了解されれば、これで実施になる。
数年前に学んだことが今、役に立っている。今すぐ役に立つことはないが、いつか役に立つ。自己啓発は長期的な視野で考えるもののようだ。