午後からの開館に合わせ、14:30過ぎにサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に行ったのだが、入口前に係りのおじさんがいて、なんと!開館が遅れ15:00過ぎになる、とのこと!!
教会前には開館を待つ観光客も屯しているし、多分開場すぐは混みあうだろうと思い、だったらパンテオンで時間つぶししようと思い立った。
久々のパンテオン内には観光客用にベンチが設けられていて、ずっと立ちっぱなしで疲れていたので助かった。ベンチで休みながら、ぼーっと天井からの光を眺める。
パンテオンは紀元前27年にアグリッパが建て、80年に火災で焼失後、118年にハドリアヌス帝により新しく再建されたようだ。「アラ・パチス博物館」で見た当時のカンポ・マルツィオのジオラマ風景では、真っ直ぐ北方向にはアウグストゥス帝廟が位置するはずで、ベンチに座りながら帝廟に向かいイメージしながら幻視してしまった。
ちなみに、パンテオン内にはラファエッロのお墓とかあるけれど、メロツォ・ダ・フォルリのフレスコ画《受胎告知》もあるのだ。
な
メロッツォ・ダ・フォルリ《受胎告知》(1480年代)
ということで、パンテオンでのささやかな休憩の後は、3度目の正直的なサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会に向かったのだった
。