花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

忌野清志郎さんを悼みながら...

2009-05-06 17:08:49 | Weblog
帰省した5月2日の夜、テレビのニュースで忌野清志郎さんの早過ぎる死を知った。再び倒れたと聞いた時も、きっと元気に復活してくれると信じていたのに...。本当に、本当に、悔しく、残念でならない。ご冥福を心から祈りたい。(合掌)


初めてRCサクセションのライヴを観たのは81年夏、菅生(SUGO)での“ロックンロール・オリンピック”だった。「ぼくの好きな先生」を除けば当時ヒット中の「トランジスタ・ラジオ」ぐらいしか知らなかったのだが、友人が見逃せないよ!と誘ってくれた。それではと出かけたてみたら…そのパワー溢れるステージにもう完全に魅了されてしまった。清志朗が聴衆を巻き込みながら歌い踊りジャンプする….RCの楽曲、叩き出すリズムに私の足も地を蹴り跳んでいた。


私のバイブル本

その夜、菅生に宿泊する私たちは敷地内ホテルのレストランで食事をしながらコンサートの余韻に浸っていた。ところが、そこに出演者たちがぞろぞろ…ハウンドドック、ARB、生活向上委員会のメンバー、そしておもむろにRCが…。まさか打ち上げ会場だったとは!

RCは私たちの隣のテーブルに座った。シャワーを浴びすっぴんになった清志郎はエネルギッシュなステージからは想像できないほど静かで、にぎやかなのはチャボの方だったかもしれない。私たちは恐る恐るサインと握手を求めたのだが、いやな顔を見せずに応じてくれた。私は着ていたTシャツの背中にサインをしてもらった。


サインしてもらったTシャツ

握手した清志郎の指は白く細く、黒のマニュキアが印象的で、その感触は天使の羽に触れているような軽さで…静かな微笑みを浮かべた姿には後光が射していて…その時、清志郎は「天使」なのだと思った。

2009年5月2日、天使は空に踊り、そして消えた。お月さま おねがい...