注目の乃木坂メンバー出演予定番組
今夜10時
2月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第4回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。毎回、いくちゃんのピアノ演奏とお色直しがあって(笑)、どんな曲を弾き、どんなファッションを見せてくれるのか、楽しみです。正直、進学問題より、先輩との関係がどうしても気になるんですが、これはファンとして情けない鑑賞姿勢なのかもしれないと思い、出来るだけ気にしないよう、劇中の岸谷五朗みたいな気分でドラマを観ています(笑)。
『残念な夫。』の公式サイト
土曜日、夜11時30分
2月7日(土) 23 : 30 ~ 23 : 59 NHK BSプレミアム『AKB48SHOW!別冊 乃木坂46SHOW!』
(再放送) 2月8日(日) 10 : 30 ~ NHK BSプレミアム
シリーズ第5弾。今回も見どころ満載で、ファン必見、必録の内容!生田絵梨花がアルバム収録のソロ曲「あなたのために弾きたい」をピアノで弾き歌いするようで、西野七瀬の「ひとりよがり」と共に、テレビ初披露です。
さらに、前回好評の『かわいいメイド』コントは、宅配ピザ編で、秋元真夏、星野みなみ、伊藤万理華、堀未央奈、井上小百合の5人が、再び、六角慎司に襲いかかります(笑)。テレビでほぼ初めてみなみの芝居が流れる上、まりっかの当たりの強いツンデレ、指でご主人様の口元に付いたケチャップを掬い取る堀ちゃんなど、個人的に、期待感が野放図に膨らんでいて、念のため、再放送も録画しようかと、考えています(笑)。
番組公式サイト
詳しい内容予告を掲載。また、『かわいいメイド』コント出演者へのインタビューなど、動画も充実していて、すでに、このサイト自体が楽しい。
研究生全員が個人ブログを持てるようになって、本当に良かったですね。
あまりに遅過ぎるけど、これで研究生の発信力向上が期待できます。
11枚目シングル個別握手会の担当部数を見ても、1期2期に関係なく、前作で人気と勢いのあったメンバーは、より多くの部数を割り振られている。
10枚目で、在籍するすべての1期メンバーが選抜入りを果たしたこともあり、運営は、11枚目から、乃木坂に入った時期で区別せず、同等に扱うという方針に転換するのかもしれません。
しかし、そうなってくると、「研究生」という身分がなぜ必要なのか、ますます分からなくなっていくわけで、一刻も早く、全員を「正規」にして欲しい。
例えば、渡辺みり愛は、握手会人気でも、歌、ダンス、演技のスキルでも、「正規」メンバーと遜色ない、あるいは場合によっては上回る実力を持っていて、「研究生」に留める理由がないと思います。
スキルがまだ未熟で、「研究生」として練習優先の活動をさせるなら理解出来るけど、ただ後から入ったというだけで、意味もなく差別するのは、明らかに理不尽な扱いで、グループ全体にとっても、マイナスにしかなりません。
研究生は、1stアルバム「透明な色」に収録された「自由の彼方」で、初めてCD楽曲の制作に参加しています。
つまり、初めて自分の歌を持ったわけで、これは「研究生」メンバーにとって、大きな一歩だと思います。
11枚目で、この流れが加速するのかどうか、その辺が運営の「本気度」を測る指標になるでしょう。
さて、「透明な色」は、「スペシャル」の名を冠した個別握手会の応募が第12次、乃木坂で初めての試みである「大撮影会」応募が第7次まで進み、オリコン調べの売り上げ枚数も発売第3週まで出ています。
まずは、こういった売り上げ関連の数字を通して、アルバムCDセールスの現状を見てみましょう。
(表1) 1stアルバム「透明な色」の売り上げ関連指標の推移
1枚目アルバム「透明な色」
発売日 2015年1月7日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年1月11日(日)
特定販売CD特典の応募受付間隔:1週間に1回
特定販売分の初動算入:おそらく個別第8次撮影3次分まで
OC初動:22.2万枚
SS第1週TOP20入り全タイプ合計:11.2万枚
一般販売第1週:11.2万枚
特定販売第1週:10.9万枚
個別握手会日程:
発売 =31日=> 第1回(02/07) =56日=> 最終第3回(04/04)
撮影会日程:
発売 =60日=> 最終第1回(03/08)
#「OC」はオリコン、「SS」はサウンドスキャン
凡例
[個XX撮影YY] +NN, +MM [pp/PPP, qq/QQQ, 推定売り上げ枚数] (応募期間, オリコン初動集計締切日までの日数)
#「個XX」は個別握手会受付次数、「撮YY」は「大撮影会」受付次数。
#「+NN」は個別握手会の前次からの完売積み上げ部数
#「+MM」は「大撮影会」の前次からの完売積み上げ部数
#「pp/PPP」は個別握手会での全完売部数/総設置部数
#「qq/QQQ」は撮影会での全完売部数/総設置部数
#「推定売り上げ枚数」は、個別握手会分と撮影会分を足した合計
#「大撮影会」応募は、個別応募第6次から開始
#「-65d」は、応募受付終了日が初動集計締切日から65日前という意味
[個01] +00 [00/360, ------万枚] (11/06~11/07, -65d)
[個02] +05 [05/360, 03.1万枚] (11/13~11/14, -58d)
[個03] +05 [10/360, 03.9万枚] (11/20~11/21, -51d)
[個04] +02 [12/360, 04.2万枚] (11/27~11/28, -44d)
[個05] +07 [19/360, 05.3万枚] (12/04~12/05, -37d)
[個06撮01] +08, +00 [27/360, 00/114, 08.7万枚] (12/11~12/12, -30d)
[個07撮02] +08, +16 [35/357, 16/113, 10.4万枚] (12/18~12/19, -23d)
[個08撮03] +01, +10 [36/357, 26/113, 10.9万枚] (12/25~12/26, -16d)
店頭販売CD特典の第1次応募受付 (01/07~01/11)
[個09撮04] +04, +07 [40/357, 33/113, 11.6万枚] (01/08~01/09, -02d)
発売第1週OC:22.2万枚 (01/19付; 集計01/05~01/11)
店頭販売CD特典の第2次応募受付 (01/14~01/18)
[個10撮05] +02, +03 [42/357, 36/113, 12.0万枚] (01/15~01/16, +05d)
発売第2週OC:24.9万枚 (01/26付; 集計01/12~01/18)
店頭販売CD特典の第3次応募受付 (01/21~01/27)
[個11撮06] +01, +02 [43/357, 38/113, 12.2万枚] (01/22~01/23, +12d)
発売第3週OC:26.2万枚 (02/02付; 集計01/19~01/25)
[個12撮07] +??, +?? [??/357, ??/113, ???万枚] (01/29~01/30, +19d)
オリコンによる発売第3週の累計枚数は26.2万枚で、初動22.2万枚から4万枚の積み上げとなっています。
まず特定販売分を見ると、特典イベントの一つである個別握手会は、第11次応募終了時点で357部中43部完売で、完売率12%と勢いがない。
一方、「大撮影会」は、第6次応募終了時点で113部中38部完売の完売率34%で、対象CDがTypeBの税込み3996円と高い割に、結構な人気を博しています。
メンバーを撮影出来るという新しいイベントであり、割り振られる時間も分からないので(笑)、試しに行ってみようと申し込んだ方が多かったのかもしれません。
しかし、「大撮影会」は、1部60分と、個別握手会の90分より短く、設置部数も少ないので、売り上げ枚数を押し上げる力としては、やや弱いという印象があります。
実際、個別11次、撮影6次の応募終了時点での特定販売CDの推定売り上げ枚数は12.2万枚で、第1週の10.9万枚から1.3万枚程度の伸びに留まっています。
さらに、11枚目の個別第1次応募がアルバムの個別11次応募・撮影6次応募と重なっていて、今後、特定販売分において、大きな積み上げはあまり期待出来ない状況です。
店頭販売分に関しては、TypeAとTypeBを対象とする特典への応募受付が、1月27日(火)に締め切られ、特典によるブーストは現在、一応終わっています。
発売第3週のオリコン累計に、個別10次と撮影5次までが流れ込んだとすると、店頭販売分は推定14.2万枚となり、第1週の11.2万枚から、さらに3万枚を積み上げた計算になります。
14.2万枚は、歴代シングルと比べて、店頭セールスとして、かなり高い数字で、メンバーと一緒の豪華クルージングや西武ドーム「3rd Birthday Live」への特別招待などが、ある程度効果を上げたと言っていいかもしれません。
ただ、アルバム年間トップ10に入るには、累計30万枚は欲しいところで、あと4万枚ほど積み上げる必要がある。
店頭販売CDの特典応募が終わり、11枚目個別応募が始まる中、4万枚を積み上げるのは簡単ではないけど、表題曲全収録というお得感があるので、何とか達成出来るんじゃないかと思っています。
ところで、アルバムの個別握手会と「大撮影会」での人気は、どのメンバーが高いんでしょうか。
このブログでは、個別のみのシングルに関しては、完売状況から各メンバーの売り上げ枚数をシミュレーションで計算して、順位表を作ってきました。
ところが、1stアルバムでは、個別握手会と撮影会が対象とするCDの種類が異なるので、単純に枚数を足し合わせた数字で成績を評価するのは、少し違う気がします。
そこで、個別と撮影によるそれぞれの推定売り上げ枚数に、対象とするCDの価格を掛けて、メンバーごとの推定売り上げ額を求めて、その順位を調べてみました。
(表2) 1stアルバム「透明な色」個別握手会第11次応募及び「大撮影会」第6次の終了時点における各メンバーの推定売り上げ額による順位表
凡例
[順位] 個 pp/PP, 撮 q/Q メンバー名
#「pp/PP」は個別握手会での完売部数/担当部数
#「q/Q」は「大撮影会」での完売部数/担当部数
#「推定売り上げ額」は、個別握手会と撮影会の完売状況から、それぞれの推定売り上げ枚数XとYを求め、対象CDの税抜き価格を掛けて、2500*X+3700*Yとして計算した。
# ただ、数字を出すとあまりにも生々しくて、メンバーに申し訳ない気持ちになるので、順番だけを示しました。
# アルバムの握手会と撮影会は、まだ行なわれたことがなく、実態が分からないため、推定売り上げ枚数の信頼度が低く、売り上げ額も精度は不明です。しかし、完売部数と併せて眺めると、順位に関しては、大きな誤差はないと考えています。
# 全メンバーについて順位を計算しましたが、この表には、1部以上完売を出しているメンバーだけを、そこから抜粋して載せています。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
[01] 個 15/15, 撮 5/5 西野七瀬
[02] 個 06/15, 撮 5/5 白石麻衣
[03] 個 05/15, 撮 5/5 橋本奈々未 深川麻衣
[05] 個 04/15, 撮 5/5 秋元真夏 生田絵梨花
[07] 個 01/15, 撮 1/5 桜井玲香
[08] 個 00/15, 撮 4/4 衛藤美彩
[09] 個 00/15, 撮 1/5 松村沙友理
[11] 個 00/10, 撮 2/3 星野みなみ
[18] 個 03/05, 撮 0/0 松井玲奈
星野みなみが11位に入っていて、10位は若月佑美なので、なんと「1期10」の次に付けているんですね。
「大撮影会」が3部中2部完売となっていて、これが利いているんですが、みなみの場合、10枚目個別応募の方でも、同時期に完売を伸ばしています。
10枚目個別を全完売した後に、アルバム個別応募が始まった「1期10」メンバーと比べると、やや不利な面があって、もし10枚目個別の応募がなければ、アルバム個別でいくつか完売が出た可能性もあります。
ん~、どうやら、みなみは本格的に人気が出てきたようで、今後、握手に撮影にと、忙しくなるけど、大丈夫かな(笑)。
ただ、「1期10」が断然強いのは、シングルと同じで、その中でも、西野七瀬の人気は群を抜いています。
表中の説明に書いたように、計算した推定金額をそのまま出すのは、いくらなんでもアレなので(笑)、順位だけにしました。
ただ、西野さんの金額を見たとき、「おお~」と唸ってしまった。
2ヶ月半でそこまでの売り上げを達成するセールスマンって、どんな業種であれ、なかなかいないと思う。
こういった西野七瀬の一人勝ちは、11枚目個別握手会第1次応募の完売状況でも、はっきり見て取れます。
(表3) 11枚目個別握手会第1次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数) メンバー名
[01] 08/30 西野七瀬
[02] 01/30 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣
# 1部以上を完売したメンバーのみ掲載
720部中11部完売で、そのうち8部を西野七瀬が叩き出していて、まだ始まったばかりですが、突出した売れ行きを誇っている。
11th選抜で再度、センターに抜擢されたことが、勢いを加速させているのかもしれません。
握手会におけるファンへの対応が、売り上げに影響するのは当然で、「1期10」メンバーは、各自工夫を凝らしているのだと思います。
ただ、その一方で、運営が選抜に入れ続けたり、フロントに置き続けているメンバーは、そうでないメンバーに比べて、圧倒的に人気が出やすいのは間違いない。
乃木坂の運営は、握手会人気を伸ばすのは本人の努力で、人気が出てきたら抜擢するという方針を、6枚目「ガールズルール」以降、とくにアンダーメンバーに対して、堅持している感があります。
しかし、このやり方で選抜常連組に入ったと言えるのは、衛藤美彩だけで、多くのメンバーは握手会成績をなかなか上げられず、だからこそ、選抜の固定化が起こってしまったわけです。
選抜メンバーになると、メディア露出が大幅に増えるので、人気が上がりやすいという見方があります。
しかし、その人気は「一般人気」の方だと思います。
実際、生駒里奈や高山一実は、視聴率の高いバラエティ番組に出続けていて、かなり知名度が上がってきた筈ですが、握手会人気の向上とは必ずしもリンクしていません。
握手会人気を押し上げるのは、むしろ、運営がそのメンバーを強くプッシュしているという雰囲気じゃないでしょうか。
テレビの人気者に実際に会ってみたいのは、誰しも思うことですが、それならばCDを数枚買って、握手会に行けば済むことです。
しかし、1人3枚のファンが千人来てくれても、売り上げは3千枚で、4部が完売する程度です。
35部全完売なんてレベルまで握手会人気を押し上げるには、何万円も出して、CDを何十枚と買ってくれるコアファンが数百人は必要になる。
そして、高額なお金を使うかどうか考えるとき、運営がそのメンバーをどう評価しているかは、重要な判断材料になると思います。
もちろん、熱狂的なファンであれば、どんな状況であれ、大量のCDを買ってくれると思いますが、かりに1人で百万円払って千枚買っても、自力で出せる完売は1部だけで、2部には届かない。
しかし、1人40枚のファンが5百人現れれば、30部近い完売を達成できる計算で、1人が持つ熱量の大きさ以上に、多人数がそこそこのお金を出しても良いと思えるような、客観的なプラス材料が問題になってくる。
そして、そのメンバーを運営が「推し」ているというのは、お金を払う側からすれば、非常に心強い情報です。
せっかく、たくさんCDを買って応援したのに、選抜に入らなかったり、列を下げられたりしたら、ファンとして「報われない投資」になってしまいます。
従って、運営が誰を売り出そうと考えているのか、どのメンバーに重点プロモーションを掛けるつもりなのかは、メンバーの握手会人気を大きく左右する因子だと思います。
生駒里奈は、6枚目「ガールズルール」でセンターから2列目に下げられたとき、重点プロモーションを外されたという空気が漂い、それが今でも尾を引いて、なかなか握手会人気が上がってこない節がある。
高山一実は、6枚目の2列目から7枚目で3列目となり、8枚目、9枚目とその列に固定されたことで、一時人気を落としていたけど、運営は、彼女をバラエティ担当と見なしていて、テレビ番組に優先的に出演させ、選抜にも必ず入れるという空気が出てきて、10枚目で「1期10」に迫るほど、大幅に人気を回復させています。
また、星野みなみは、6枚目で3列目となり、7枚目、8枚目はアンダーとなってしまったけど、9枚目で選抜復帰したとき、『乃木坂って、どこ?』で、オチ担当として、重点的に出演チャンスを貰って、メジャー感が出てきて、上で指摘したように、アルバムや10枚目で、数字が伸び始めている。
もちろん、本人の努力は大きいのだけど、例えば、アンダーにいて、自分をアピールする機会が少ないメンバーは、チャンスを与えられていないことそのものが、マイナス因子となってしまって、なかなか人気を伸ばせない部分があると思います。
もの凄く理不尽な話です。
3シングル連続アンダーの後、11th選抜で3列目に入った齋藤飛鳥は、選抜発表のとき、「選ばれないと思ってた。素直に喜べなくて」といったコメントを述べていました。
7枚目以降、固定化が強まるばかりの選抜体制を通して、アンダーである自分はもう運営の「推し」にはならない、という厳しい思いを持たざるを得なかったんじゃないでしょうか。
齋藤飛鳥は、運営の「推す」「推さない」は、アンダーメンバーにとって、決定的な意味を持っていることを、嫌というほど気づかされたのかもしれません。
様々なメンバーについて、握手会人気の推移を見ていると、運営が「推し」となって、そのメンバーに「役割」を与え、その方向で起用し続けると、人気が上がっていくように思えます。
しかし、選抜内のポジションは、今や、「役割」ではなく、1列目は2列目より「上」で、2列目は3列目より「上」、といった「序列」しか表していません。
そして、「上」のメンバーは、重点的にフィーチャーされ、「下」に行くほど、プロモーションが弱くなる。
しかも、こういった「序列」を、握手会成績の順番で決めてしまうので、運営は、握手会人気の高いメンバーを、より重点的に「推す」ことになり、そのメンバーの人気はさらに上がっていく一方、握手会人気の低いメンバーは、人気を上げることがますます難しくなっていく。
その結果、握手会人気の極めて高いメンバーと、人気を上げられないメンバーという、明確な「格差」が出来て、乃木坂全体に閉塞感が漂うことになってしまった。
4枚目「制服のマネキン」と5枚目「君の名は希望」では、1列目は生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの背の低い年少メンバーが並び、2列目は、橋本奈々未、白石麻衣、松村沙友理など背の高いお姉さんメンバーが中央を占め、背の低い桜井玲香と秋元真夏は、左右の端に置かれていました。
1列目、2列目は、それぞれイメージ的にも、背丈の面でも意味のある「役割」を担っていて、どちらが「上」で、どちらが「下」という「序列」はなかった。
3列目やアンダーも含めて、こういった「役割」を作り、それに沿ってメンバーを起用すれば、この人は3列目にいるから、2列目より「下」で、アンダーだから、選抜より「下」といった空気を一掃して、どのポジションにいても、人気を上げていくことが可能になると思います。
野球の守備で、外野と内野、どちらが「上」なんてないように、本来、選抜の配置は、楽曲のイメージや歌ダンスの都合によって決めるべきことであって、「序列」概念を持ち込むような部分ではありません。
しかし、パフォーマンス単位である筈の選抜の並びを、運営が「推す」順番、つまり重点プロモーションの「序列」にしてしまい、しかも握手会人気の順番で決めてしまった。
その結果、乃木坂は、パフォーマンスでのインパクトを失い、メンバーの顔ぶれが固定され、ダイナミズムを感じさせないグループになりつつあります。
伊藤万理華が、10枚目で人気を伸ばしたのは、アンダーを牽引するリーダーだと、多くのファンが認めるほど、その「役割」を全うしたことが大きい。
まりっかは、11th選抜発表直後のブログに、次のような文章を書いています。
選抜に入ったって
結局、前にいないと
目立たないんじゃないのか
またアンダーのフロントの方が
いればいいじゃないか
選ばれたらライブに出ないから複雑
そんな声を何度か聞きました。
伊藤万理華の2015/01/19_18:48ブログ
アンダーのライブやMVで、燦然たる輝きを放ったリーダーというポジションを手放し、「序列」しか存在しない選抜、しかも、とくに「役割」の見えない3列目へ行くことに、多くのファンが不安を感じている。
応援するメンバーが3列目に入ることを、ファンが心配するほど、乃木坂の選抜は、無味乾燥な「序列」地獄に陥っているわけです。
もはや選抜に期待しなくなっているファンが増えつつある現実を、運営は真剣に見つめて欲しい。
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
今夜10時
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土曜日、夜11時30分
2月7日(土) 23 : 30 ~ 23 : 59 NHK BSプレミアム『AKB48SHOW!別冊 乃木坂46SHOW!』
(再放送) 2月8日(日) 10 : 30 ~ NHK BSプレミアム
シリーズ第5弾。今回も見どころ満載で、ファン必見、必録の内容!生田絵梨花がアルバム収録のソロ曲「あなたのために弾きたい」をピアノで弾き歌いするようで、西野七瀬の「ひとりよがり」と共に、テレビ初披露です。
さらに、前回好評の『かわいいメイド』コントは、宅配ピザ編で、秋元真夏、星野みなみ、伊藤万理華、堀未央奈、井上小百合の5人が、再び、六角慎司に襲いかかります(笑)。テレビでほぼ初めてみなみの芝居が流れる上、まりっかの当たりの強いツンデレ、指でご主人様の口元に付いたケチャップを掬い取る堀ちゃんなど、個人的に、期待感が野放図に膨らんでいて、念のため、再放送も録画しようかと、考えています(笑)。
番組公式サイト
詳しい内容予告を掲載。また、『かわいいメイド』コント出演者へのインタビューなど、動画も充実していて、すでに、このサイト自体が楽しい。
研究生全員が個人ブログを持てるようになって、本当に良かったですね。
あまりに遅過ぎるけど、これで研究生の発信力向上が期待できます。
11枚目シングル個別握手会の担当部数を見ても、1期2期に関係なく、前作で人気と勢いのあったメンバーは、より多くの部数を割り振られている。
10枚目で、在籍するすべての1期メンバーが選抜入りを果たしたこともあり、運営は、11枚目から、乃木坂に入った時期で区別せず、同等に扱うという方針に転換するのかもしれません。
しかし、そうなってくると、「研究生」という身分がなぜ必要なのか、ますます分からなくなっていくわけで、一刻も早く、全員を「正規」にして欲しい。
例えば、渡辺みり愛は、握手会人気でも、歌、ダンス、演技のスキルでも、「正規」メンバーと遜色ない、あるいは場合によっては上回る実力を持っていて、「研究生」に留める理由がないと思います。
スキルがまだ未熟で、「研究生」として練習優先の活動をさせるなら理解出来るけど、ただ後から入ったというだけで、意味もなく差別するのは、明らかに理不尽な扱いで、グループ全体にとっても、マイナスにしかなりません。
研究生は、1stアルバム「透明な色」に収録された「自由の彼方」で、初めてCD楽曲の制作に参加しています。
つまり、初めて自分の歌を持ったわけで、これは「研究生」メンバーにとって、大きな一歩だと思います。
11枚目で、この流れが加速するのかどうか、その辺が運営の「本気度」を測る指標になるでしょう。
さて、「透明な色」は、「スペシャル」の名を冠した個別握手会の応募が第12次、乃木坂で初めての試みである「大撮影会」応募が第7次まで進み、オリコン調べの売り上げ枚数も発売第3週まで出ています。
まずは、こういった売り上げ関連の数字を通して、アルバムCDセールスの現状を見てみましょう。
(表1) 1stアルバム「透明な色」の売り上げ関連指標の推移
1枚目アルバム「透明な色」
発売日 2015年1月7日(水)
オリコン初動集計締め切り 2014年1月11日(日)
特定販売CD特典の応募受付間隔:1週間に1回
特定販売分の初動算入:おそらく個別第8次撮影3次分まで
OC初動:22.2万枚
SS第1週TOP20入り全タイプ合計:11.2万枚
一般販売第1週:11.2万枚
特定販売第1週:10.9万枚
個別握手会日程:
発売 =31日=> 第1回(02/07) =56日=> 最終第3回(04/04)
撮影会日程:
発売 =60日=> 最終第1回(03/08)
#「OC」はオリコン、「SS」はサウンドスキャン
凡例
[個XX撮影YY] +NN, +MM [pp/PPP, qq/QQQ, 推定売り上げ枚数] (応募期間, オリコン初動集計締切日までの日数)
#「個XX」は個別握手会受付次数、「撮YY」は「大撮影会」受付次数。
#「+NN」は個別握手会の前次からの完売積み上げ部数
#「+MM」は「大撮影会」の前次からの完売積み上げ部数
#「pp/PPP」は個別握手会での全完売部数/総設置部数
#「qq/QQQ」は撮影会での全完売部数/総設置部数
#「推定売り上げ枚数」は、個別握手会分と撮影会分を足した合計
#「大撮影会」応募は、個別応募第6次から開始
#「-65d」は、応募受付終了日が初動集計締切日から65日前という意味
[個01] +00 [00/360, ------万枚] (11/06~11/07, -65d)
[個02] +05 [05/360, 03.1万枚] (11/13~11/14, -58d)
[個03] +05 [10/360, 03.9万枚] (11/20~11/21, -51d)
[個04] +02 [12/360, 04.2万枚] (11/27~11/28, -44d)
[個05] +07 [19/360, 05.3万枚] (12/04~12/05, -37d)
[個06撮01] +08, +00 [27/360, 00/114, 08.7万枚] (12/11~12/12, -30d)
[個07撮02] +08, +16 [35/357, 16/113, 10.4万枚] (12/18~12/19, -23d)
[個08撮03] +01, +10 [36/357, 26/113, 10.9万枚] (12/25~12/26, -16d)
店頭販売CD特典の第1次応募受付 (01/07~01/11)
[個09撮04] +04, +07 [40/357, 33/113, 11.6万枚] (01/08~01/09, -02d)
発売第1週OC:22.2万枚 (01/19付; 集計01/05~01/11)
店頭販売CD特典の第2次応募受付 (01/14~01/18)
[個10撮05] +02, +03 [42/357, 36/113, 12.0万枚] (01/15~01/16, +05d)
発売第2週OC:24.9万枚 (01/26付; 集計01/12~01/18)
店頭販売CD特典の第3次応募受付 (01/21~01/27)
[個11撮06] +01, +02 [43/357, 38/113, 12.2万枚] (01/22~01/23, +12d)
発売第3週OC:26.2万枚 (02/02付; 集計01/19~01/25)
[個12撮07] +??, +?? [??/357, ??/113, ???万枚] (01/29~01/30, +19d)
オリコンによる発売第3週の累計枚数は26.2万枚で、初動22.2万枚から4万枚の積み上げとなっています。
まず特定販売分を見ると、特典イベントの一つである個別握手会は、第11次応募終了時点で357部中43部完売で、完売率12%と勢いがない。
一方、「大撮影会」は、第6次応募終了時点で113部中38部完売の完売率34%で、対象CDがTypeBの税込み3996円と高い割に、結構な人気を博しています。
メンバーを撮影出来るという新しいイベントであり、割り振られる時間も分からないので(笑)、試しに行ってみようと申し込んだ方が多かったのかもしれません。
しかし、「大撮影会」は、1部60分と、個別握手会の90分より短く、設置部数も少ないので、売り上げ枚数を押し上げる力としては、やや弱いという印象があります。
実際、個別11次、撮影6次の応募終了時点での特定販売CDの推定売り上げ枚数は12.2万枚で、第1週の10.9万枚から1.3万枚程度の伸びに留まっています。
さらに、11枚目の個別第1次応募がアルバムの個別11次応募・撮影6次応募と重なっていて、今後、特定販売分において、大きな積み上げはあまり期待出来ない状況です。
店頭販売分に関しては、TypeAとTypeBを対象とする特典への応募受付が、1月27日(火)に締め切られ、特典によるブーストは現在、一応終わっています。
発売第3週のオリコン累計に、個別10次と撮影5次までが流れ込んだとすると、店頭販売分は推定14.2万枚となり、第1週の11.2万枚から、さらに3万枚を積み上げた計算になります。
14.2万枚は、歴代シングルと比べて、店頭セールスとして、かなり高い数字で、メンバーと一緒の豪華クルージングや西武ドーム「3rd Birthday Live」への特別招待などが、ある程度効果を上げたと言っていいかもしれません。
ただ、アルバム年間トップ10に入るには、累計30万枚は欲しいところで、あと4万枚ほど積み上げる必要がある。
店頭販売CDの特典応募が終わり、11枚目個別応募が始まる中、4万枚を積み上げるのは簡単ではないけど、表題曲全収録というお得感があるので、何とか達成出来るんじゃないかと思っています。
ところで、アルバムの個別握手会と「大撮影会」での人気は、どのメンバーが高いんでしょうか。
このブログでは、個別のみのシングルに関しては、完売状況から各メンバーの売り上げ枚数をシミュレーションで計算して、順位表を作ってきました。
ところが、1stアルバムでは、個別握手会と撮影会が対象とするCDの種類が異なるので、単純に枚数を足し合わせた数字で成績を評価するのは、少し違う気がします。
そこで、個別と撮影によるそれぞれの推定売り上げ枚数に、対象とするCDの価格を掛けて、メンバーごとの推定売り上げ額を求めて、その順位を調べてみました。
(表2) 1stアルバム「透明な色」個別握手会第11次応募及び「大撮影会」第6次の終了時点における各メンバーの推定売り上げ額による順位表
凡例
[順位] 個 pp/PP, 撮 q/Q メンバー名
#「pp/PP」は個別握手会での完売部数/担当部数
#「q/Q」は「大撮影会」での完売部数/担当部数
#「推定売り上げ額」は、個別握手会と撮影会の完売状況から、それぞれの推定売り上げ枚数XとYを求め、対象CDの税抜き価格を掛けて、2500*X+3700*Yとして計算した。
# ただ、数字を出すとあまりにも生々しくて、メンバーに申し訳ない気持ちになるので、順番だけを示しました。
# アルバムの握手会と撮影会は、まだ行なわれたことがなく、実態が分からないため、推定売り上げ枚数の信頼度が低く、売り上げ額も精度は不明です。しかし、完売部数と併せて眺めると、順位に関しては、大きな誤差はないと考えています。
# 全メンバーについて順位を計算しましたが、この表には、1部以上完売を出しているメンバーだけを、そこから抜粋して載せています。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
[01] 個 15/15, 撮 5/5 西野七瀬
[02] 個 06/15, 撮 5/5 白石麻衣
[03] 個 05/15, 撮 5/5 橋本奈々未 深川麻衣
[05] 個 04/15, 撮 5/5 秋元真夏 生田絵梨花
[07] 個 01/15, 撮 1/5 桜井玲香
[08] 個 00/15, 撮 4/4 衛藤美彩
[09] 個 00/15, 撮 1/5 松村沙友理
[11] 個 00/10, 撮 2/3 星野みなみ
[18] 個 03/05, 撮 0/0 松井玲奈
星野みなみが11位に入っていて、10位は若月佑美なので、なんと「1期10」の次に付けているんですね。
「大撮影会」が3部中2部完売となっていて、これが利いているんですが、みなみの場合、10枚目個別応募の方でも、同時期に完売を伸ばしています。
10枚目個別を全完売した後に、アルバム個別応募が始まった「1期10」メンバーと比べると、やや不利な面があって、もし10枚目個別の応募がなければ、アルバム個別でいくつか完売が出た可能性もあります。
ん~、どうやら、みなみは本格的に人気が出てきたようで、今後、握手に撮影にと、忙しくなるけど、大丈夫かな(笑)。
ただ、「1期10」が断然強いのは、シングルと同じで、その中でも、西野七瀬の人気は群を抜いています。
表中の説明に書いたように、計算した推定金額をそのまま出すのは、いくらなんでもアレなので(笑)、順位だけにしました。
ただ、西野さんの金額を見たとき、「おお~」と唸ってしまった。
2ヶ月半でそこまでの売り上げを達成するセールスマンって、どんな業種であれ、なかなかいないと思う。
こういった西野七瀬の一人勝ちは、11枚目個別握手会第1次応募の完売状況でも、はっきり見て取れます。
(表3) 11枚目個別握手会第1次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率, 推定売り上げ枚数) メンバー名
[01] 08/30 西野七瀬
[02] 01/30 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣
# 1部以上を完売したメンバーのみ掲載
720部中11部完売で、そのうち8部を西野七瀬が叩き出していて、まだ始まったばかりですが、突出した売れ行きを誇っている。
11th選抜で再度、センターに抜擢されたことが、勢いを加速させているのかもしれません。
握手会におけるファンへの対応が、売り上げに影響するのは当然で、「1期10」メンバーは、各自工夫を凝らしているのだと思います。
ただ、その一方で、運営が選抜に入れ続けたり、フロントに置き続けているメンバーは、そうでないメンバーに比べて、圧倒的に人気が出やすいのは間違いない。
乃木坂の運営は、握手会人気を伸ばすのは本人の努力で、人気が出てきたら抜擢するという方針を、6枚目「ガールズルール」以降、とくにアンダーメンバーに対して、堅持している感があります。
しかし、このやり方で選抜常連組に入ったと言えるのは、衛藤美彩だけで、多くのメンバーは握手会成績をなかなか上げられず、だからこそ、選抜の固定化が起こってしまったわけです。
選抜メンバーになると、メディア露出が大幅に増えるので、人気が上がりやすいという見方があります。
しかし、その人気は「一般人気」の方だと思います。
実際、生駒里奈や高山一実は、視聴率の高いバラエティ番組に出続けていて、かなり知名度が上がってきた筈ですが、握手会人気の向上とは必ずしもリンクしていません。
握手会人気を押し上げるのは、むしろ、運営がそのメンバーを強くプッシュしているという雰囲気じゃないでしょうか。
テレビの人気者に実際に会ってみたいのは、誰しも思うことですが、それならばCDを数枚買って、握手会に行けば済むことです。
しかし、1人3枚のファンが千人来てくれても、売り上げは3千枚で、4部が完売する程度です。
35部全完売なんてレベルまで握手会人気を押し上げるには、何万円も出して、CDを何十枚と買ってくれるコアファンが数百人は必要になる。
そして、高額なお金を使うかどうか考えるとき、運営がそのメンバーをどう評価しているかは、重要な判断材料になると思います。
もちろん、熱狂的なファンであれば、どんな状況であれ、大量のCDを買ってくれると思いますが、かりに1人で百万円払って千枚買っても、自力で出せる完売は1部だけで、2部には届かない。
しかし、1人40枚のファンが5百人現れれば、30部近い完売を達成できる計算で、1人が持つ熱量の大きさ以上に、多人数がそこそこのお金を出しても良いと思えるような、客観的なプラス材料が問題になってくる。
そして、そのメンバーを運営が「推し」ているというのは、お金を払う側からすれば、非常に心強い情報です。
せっかく、たくさんCDを買って応援したのに、選抜に入らなかったり、列を下げられたりしたら、ファンとして「報われない投資」になってしまいます。
従って、運営が誰を売り出そうと考えているのか、どのメンバーに重点プロモーションを掛けるつもりなのかは、メンバーの握手会人気を大きく左右する因子だと思います。
生駒里奈は、6枚目「ガールズルール」でセンターから2列目に下げられたとき、重点プロモーションを外されたという空気が漂い、それが今でも尾を引いて、なかなか握手会人気が上がってこない節がある。
高山一実は、6枚目の2列目から7枚目で3列目となり、8枚目、9枚目とその列に固定されたことで、一時人気を落としていたけど、運営は、彼女をバラエティ担当と見なしていて、テレビ番組に優先的に出演させ、選抜にも必ず入れるという空気が出てきて、10枚目で「1期10」に迫るほど、大幅に人気を回復させています。
また、星野みなみは、6枚目で3列目となり、7枚目、8枚目はアンダーとなってしまったけど、9枚目で選抜復帰したとき、『乃木坂って、どこ?』で、オチ担当として、重点的に出演チャンスを貰って、メジャー感が出てきて、上で指摘したように、アルバムや10枚目で、数字が伸び始めている。
もちろん、本人の努力は大きいのだけど、例えば、アンダーにいて、自分をアピールする機会が少ないメンバーは、チャンスを与えられていないことそのものが、マイナス因子となってしまって、なかなか人気を伸ばせない部分があると思います。
もの凄く理不尽な話です。
3シングル連続アンダーの後、11th選抜で3列目に入った齋藤飛鳥は、選抜発表のとき、「選ばれないと思ってた。素直に喜べなくて」といったコメントを述べていました。
7枚目以降、固定化が強まるばかりの選抜体制を通して、アンダーである自分はもう運営の「推し」にはならない、という厳しい思いを持たざるを得なかったんじゃないでしょうか。
齋藤飛鳥は、運営の「推す」「推さない」は、アンダーメンバーにとって、決定的な意味を持っていることを、嫌というほど気づかされたのかもしれません。
様々なメンバーについて、握手会人気の推移を見ていると、運営が「推し」となって、そのメンバーに「役割」を与え、その方向で起用し続けると、人気が上がっていくように思えます。
しかし、選抜内のポジションは、今や、「役割」ではなく、1列目は2列目より「上」で、2列目は3列目より「上」、といった「序列」しか表していません。
そして、「上」のメンバーは、重点的にフィーチャーされ、「下」に行くほど、プロモーションが弱くなる。
しかも、こういった「序列」を、握手会成績の順番で決めてしまうので、運営は、握手会人気の高いメンバーを、より重点的に「推す」ことになり、そのメンバーの人気はさらに上がっていく一方、握手会人気の低いメンバーは、人気を上げることがますます難しくなっていく。
その結果、握手会人気の極めて高いメンバーと、人気を上げられないメンバーという、明確な「格差」が出来て、乃木坂全体に閉塞感が漂うことになってしまった。
4枚目「制服のマネキン」と5枚目「君の名は希望」では、1列目は生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみの背の低い年少メンバーが並び、2列目は、橋本奈々未、白石麻衣、松村沙友理など背の高いお姉さんメンバーが中央を占め、背の低い桜井玲香と秋元真夏は、左右の端に置かれていました。
1列目、2列目は、それぞれイメージ的にも、背丈の面でも意味のある「役割」を担っていて、どちらが「上」で、どちらが「下」という「序列」はなかった。
3列目やアンダーも含めて、こういった「役割」を作り、それに沿ってメンバーを起用すれば、この人は3列目にいるから、2列目より「下」で、アンダーだから、選抜より「下」といった空気を一掃して、どのポジションにいても、人気を上げていくことが可能になると思います。
野球の守備で、外野と内野、どちらが「上」なんてないように、本来、選抜の配置は、楽曲のイメージや歌ダンスの都合によって決めるべきことであって、「序列」概念を持ち込むような部分ではありません。
しかし、パフォーマンス単位である筈の選抜の並びを、運営が「推す」順番、つまり重点プロモーションの「序列」にしてしまい、しかも握手会人気の順番で決めてしまった。
その結果、乃木坂は、パフォーマンスでのインパクトを失い、メンバーの顔ぶれが固定され、ダイナミズムを感じさせないグループになりつつあります。
伊藤万理華が、10枚目で人気を伸ばしたのは、アンダーを牽引するリーダーだと、多くのファンが認めるほど、その「役割」を全うしたことが大きい。
まりっかは、11th選抜発表直後のブログに、次のような文章を書いています。
選抜に入ったって
結局、前にいないと
目立たないんじゃないのか
またアンダーのフロントの方が
いればいいじゃないか
選ばれたらライブに出ないから複雑
そんな声を何度か聞きました。
伊藤万理華の2015/01/19_18:48ブログ
アンダーのライブやMVで、燦然たる輝きを放ったリーダーというポジションを手放し、「序列」しか存在しない選抜、しかも、とくに「役割」の見えない3列目へ行くことに、多くのファンが不安を感じている。
応援するメンバーが3列目に入ることを、ファンが心配するほど、乃木坂の選抜は、無味乾燥な「序列」地獄に陥っているわけです。
もはや選抜に期待しなくなっているファンが増えつつある現実を、運営は真剣に見つめて欲しい。
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