乃木坂メンバーが出演する、近々放送予定の注目番組
[地デ] 月曜夜7時
5月25日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 2時間スペシャル』
高山一実がレギュラー出演するバラエティ。元モーニング娘。の保田圭が、先生として登場。また、別の授業には、ゴーストライター騒動で有名になった新垣隆氏が登壇。かずみんは圭ちゃんの部分に出るようで、ブログにプレ感想を書いています。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/05/20_23:54ブログ
[地デ] 水曜夜7時56分
5月27日(水) 19 : 56 ~ フジテレビ『くりぃむクイズ ミラクル9』
高山一実が出演。ところで、高山さん、以前も書いたけど、出演番組の告知はブログのもっと前に持っていった方がいいんじゃないかな。とくに、『ミラクル9』は出演者数が多く、かずみんが出るのか出ないのか分かりづらいので、出演回の宣伝は出来るだけ目立つ配置にした方が。各メンバーについて、公式ブログの最初しか読まない人は少なくないだろうし、乃木坂トップページに運営が記事を載せてくれるとは限らないし(笑)。もちろん、ブログの流れがあって、一概に何がベストかは言えないけど。
『ミラクル9』の番組公式サイト
上記以外の乃木坂出演番組については、以下のページをご覧下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
昨日、西野七瀬が私的なツイッターアカウントを持っているの云々というプチ騒動が、ネット上で発生したようですね。
事の成り行きを見ていると、話題になったアカウントは西野さん本人と関係なく、騒動は誰かが仕掛けたイタズラという可能性が濃厚です。
考えてみれば、2013年11月の乃木坂ツイッター騒動以来、運営はメンバーのプライベートアカウントに神経を尖らせている筈で、しかも、西野七瀬は、それ以後、3度もセンターを任されている中核メンバー。
一歩間違えると、アイドル生命にも関わりかねない本人のネット利用が、厳重なチェックを受けているのは当然で、まず起こりえないことが、一番、起こりえない人に起こったという噂であって、本当である確率はもともと低い。
しかし、高校時代に友人とやりとりするため作ったアカウントを、そのまま消さずに使っていたというストーリーは、一定の説得力を持つので、そのアカウントを取り巻くアカウントに、ななせまるが大阪で通っていたと噂される高校名や同級を思わせるフレーズが出てくると、信憑性が高いのではないかという雰囲気が出てきます。
今回は、そういったファンの心理が「ひょっとして、本当かも?」という疑念を生み、騒動につながったのだと思います。
まあ、3月18日付の会話に、5月18日(日)深夜の『NOGIBINGO!4』で一気に注目を集めた「ぷちょへんざ」という言葉が頻出したり、「命は美しい」のMVが2月25日(水)にYouTubeで公開されているのに、1ヶ月近く経ってから、「七瀬のダンスを見た、キレキレだった」と親友が述べることには、違和感を覚えます。
しかも、3月18日(水)は「命は美しい」の発売日で、出来過ぎ感漂う「偶然」です(笑)。
とは言え、絶対あり得ない会話かとなると、そうとは断言出来ないわけで、100%の否定に持っていけない部分に、デマの忍び込む余地が生まれるのでしょう。
メンバーの私的アカウント所持より、プライベートな会話や写真を許可なくアップする方が問題
かりにメンバーが私的なツイッターアカウントを持っていて、友人とやりとりしていたとしても、とくに問題があるとは思えません。
むしろ、「乃木坂はツイッター禁止」だからと、それを暴き、本人や関係者の許可なく、会話内容を公にしたのだすれば、その方に大きな問題を感じます。
さらに、深刻なのは、こういう騒動の度に、デビュー前に友人と撮ったプリクラなどの写真が、ネットに掲載されることです。
本人を含め、写っている人の許可を得た掲載でないのは明らかで、ケースによっては、名誉毀損や人権侵害を疑いたくなることすらある。
アイドルは人気商売なので、こういったプライベートな写真の不許可掲載に対して、なかなかアクションを起こせない面があり、黙ってスルーせざるを得ない場合が少なくないと思います。
それがさらに不許可掲載を助長していて、頭の痛い問題ですね。
私が乃木坂メンバーに出来るだけ等身大のキャラを作って欲しいと思うのは、「アイドルだから何々禁止」といった要求に無理に答えようとすると、プライベートの自分まで縛ることになり、流布しているアイドルキャラと違う面が発覚すると、些細なことであっても、騒ぎになって、かえって「スキャンダル」になってしまう危険があるからです。
とくに乃木坂の場合は、「清楚で礼儀正しい美少女」であることへの要求が厳しいので、恋愛や合コンはもちろん、飲酒そのものに否定的な空気があったり、私的なツイッターアカウントを持っているのではという疑いですら、騒動につながる敏感な心理的土壌がある。
お姉さんメンバーの年齢が20代半ばに入りつつある現在、ファンが乃木坂に「清楚」を求める限り、今後も、大なり小なり、こういった騒動は起こり続けていく筈で、第2、第3の文春「スキャンダル」が起こらないという保証はどこにもありません。
ただ、松村沙友理の握手会人気が、さほど下がらなかったように、「騒動」の度に、乃木坂ファンがある意味、鍛えられている面もあって(笑)、アイドルとファンの関係は、自然と上手く変容していくのかもしれません。
乃木坂の風 07Nov13 ~ 乃木坂ツイッター騒動を検証する、誇張と誤解の連鎖が生んだもの
乃木坂の風 06Nov13 ~ 星野みなみのツイッター騒動、笑いと寛容が消えた夜
ところで、「an・an」の乃木坂特集は、抜群のスタイルと肌の白さを備えたメンバーにぴったりのナイスな仕事だと思うんですが、個人的に雑誌を買う意欲は、今回は申し訳ない、やや乏しいかなと。
乃木坂が出ているのは、女性向けのダイエット記事で、もちろん自分もダイエットの必要性は痛感しているのだけど、どんなに雑誌を読み込んで頑張っても、健康診断の数値が良くはなっても、メンバーのような「美脚」は無理っす(笑)。
西野七瀬とか、新内眞衣とか、正直、自分とは、そもそも骨格から違う気がします。
この雑誌は、夏に向けて、ダイエットを考えている女性の方が買えば良いんじゃないかと思う、私じゃなくて(笑)。
乃木坂による an・an「緊急ダイエット。」特集に関する記事
さて、今週に入って、『NOGIBINGO!4』の応援企画、『水曜歌謡祭』での郷ひろみとのコラボ、AKB48「僕たちは戦わない」の初日147万枚と、触れておきたいトピックスが続出しています。
今日は、『NOGIBINGO!4』と「僕たちは戦わない」の初日売り上げについて、書きたいと思います。
『水曜歌謡祭』は、また次回ブログにでも。
まずは、先日、5月18日(月)深夜に放送された『NOGIBINGO!4』から。
『NOGIBINGO!4#7』は、選抜アンダーを越えた「適材適所」が生んだ最高傑作回
久しぶりに、乃木坂のバラエティを堪能しました。
悩めるファンを勇気づけるため、メンバーがグループに分かれて、それぞれの応援ショーを披露する企画ですが、西野七瀬率いるチアガールチーム、齋藤飛鳥のドラム演奏、深川麻衣のシスター聖歌隊、能條愛未のラップと、隙なく楽しめました。
音楽を基本に据えたショーで、何と言っても、それぞれのメンバーが自分の得意ジャンルで勝負しているのが、素晴らしい。
最初のステージは、中元日芽香、若月佑美、西野七瀬、白石麻衣、秋元真夏、中田花奈の6人が白地に赤をあしらった、半袖ミニスカートの典型的チアリーダーファンションに身を包み、両手にポンポンを持って登場。
これまた典型的な弾むチアダンスを披露、その後、各メンバーが、投稿者が直面するシチュエーションに応じて、その人を勇気づける一言を発します。
感心したのは、さすがに乃木坂ちゃん、ダンスが上手いです。
比較的単純なフリながら、その分、個人、全体ともに、しっかり呼吸が合っていて、可愛い上に、キレと力強さがある。
実際に球場で観る、プロ野球チームのチアと比べても、遜色ないどころか、それ以上のクオリティを感じさせる出来になっていました。
乃木坂結成以来ほぼ4年、11枚のシングルと1枚のアルバムを出し、ライブを多くこなし、最近では、「命は美しい」のような、難しいダンスを短期間でマスターするよう求められる。
長年に渡って、厳しい局面を乗り切ってきただけあって、ダンスがすっかりプロ仕様になっていて、メンバーの成長が伝わってきました。
もう一つ、高いプロ意識を感じたのは、ステージ終了後、6人が並んでイジリー岡田とトークする場面で、秋元真夏だけはポンポンを腰まで持ち上げ、自慢の脚を全部見せていたことですね(笑)。
他のメンバーは、両腕を垂らしていたので、黄色いポンポンが脚を隠す形になっていました。
これは勿体ない、実に勿体ない(笑)。
真夏さんだけでなく、他の5人も抜群の美脚を持っているので、ずらっと並べば、さぞかし壮観で、最高の応援になったと思うんですが(笑)。
ん~、こういうところ、秋元真夏は意識がワンランク上という気がします。
齋藤飛鳥は、乃木團風の制服で、見事な1人ドラムを披露した後、「大切なことはアイドルに頼むな!」と、ドSキャラを存分に発揮する、出血大サービスです(笑)。
その後、橋本奈々未に、ドラムを演奏するようにと、イジリーからの無茶ぶり指名があり、軽く叩いた後、全国のななみんファンに、「ニヤニヤしてんじゃねぇよ バカヤロー!」。
あしゅのドSキャラが受けたおかげで、他のメンバーも芸の幅が広がってきました。
まあ、Sコメントの度に、ファンを何人か失うかもしれないけど(笑)、それは想定内、上回る新規を期待出来るということで(笑)。
次は、シスターに扮した深川麻衣が、同じ格好の斎藤ちはる、星野みなみ、衛藤美彩、桜井玲香を従えて登場。
「退職しました!」と真摯に打ち明けてくれた、ペンネーム「聖母の僕さん」43歳に向けて、深川さん以外の4人がスタンドマイクでゴスペルを歌い、曲の合間にまいまいが、「でも信じれば 必ず道は開けます」といった有り難いお言葉をぶっこんでくれます。
さらに、歌の最後、キャプテンが、矢沢永吉よろしく、スタンドマイクを斜めに振り回しながら、場違いな1人シャウトで、長過ぎる熱唱です。
その姿を「何を始めるんだお前は」という表情で見つめる星野みなみ。
この時点で、私は、乃木坂バラエティ史上の最高傑作回を確信しました(笑)。
いやいや、星野みなみ、可愛過ぎでしょう、シスター姿で戸惑う笑顔が。
桜井さんも、笑いが取れるほど歌が上手くて、最強の合わせ技です。
深川麻衣が、重過ぎる話ゆえ、相談者をあまり刺激しないよう、ペラペラな感じで進めているのも良かった(笑)。
まいまい、ちはる、みなみ、みさみさ、キャプテン。
乃木坂のタレント性、音楽性、そしてキュートさで、ぶっ叩かれたような衝撃を受けました。
素晴らしいの一言です。
さらに、次の能條愛未、川村真洋、鈴木絢音によるラップが、常軌を逸する面白さだった。
単位を落として凹んでいる大学生への応援歌で、なんと、能條作詞、振り付け真洋、DJ絢音。
ラップの定番文句である "Put your hands up!"「ふちょへんざ」がサビで繰り返される歌詞は、能條、登場、同情、参上と上手く韻を踏んでいて、妙な完成度の高さが、笑いのツボになっている。
しかも、途中から入るろってぃの踊りは、キレはもちろん、片手を床について、両足を広げる大技が入っていて、これも素直に楽しめる上、無駄にクオリティを追求している点が、コミカルで嬉しい。
最高だったのは、背後でひたすらエアDJを続ける鈴木絢音で、無表情に同じフリを繰り返すあーちゃん、ノリが良いのか悪いのか、楽しいのか緊張しているのか、「ところで、後ろの可愛いお嬢さんは何を?」という疑問感が堪りません(笑)。
この人選、誰が考えたのか分からないけど、あーちゃんの寡黙ながら超絶キュートな魅力を、知り抜いていると感心しました。
先週木曜日の前々回ブログに、思い切った若手選抜を組むのなら、センターは鈴木絢音が面白いと書きましたが、こんなに早く、あーちゃんにスポットライトが当たるとは思いませんでした。
伊藤かりんが指摘したように、鈴木絢音は、人としゃべるのが苦手なところがあるようだけど(笑)、秘めているタレント性やアイドル性は超大型で、将来、乃木坂を引っ張っていく素質を持ったメンバーだと思います。
こういった抜擢から考えても、番組あるいは運営のスタッフは、あーちゃんが持っている可能性を十分に理解しているのでしょう。
握手会人気トップメンバーはどのように誕生したのか、起用率と年齢が生み出した乃木坂内「格差」[14May15]
番組冒頭のミニドラマに、寺田蘭世、新内眞衣、北野日奈子を登場させたり、スタジオトークで、渡辺みり愛を取り上げ、能條愛未と絡ませるなど、今回の『NOGIBINGO!4』は、鈴木絢音だけではなく、2期メンバーをとくにフィーチャーする作りになっていました。
また、衛藤、桜井の歌唱力を軸に、みなみの表情変化をポイントに使うゴスペルや、じょーさんの歌とろってぃのダンスで支えるラップなど、各メンバーの得意技をいかんなく引き出したステージが満載で、こういった「適材適所」の起用で、かつてないほど面白い回が実現したのだと思います。
『乃木坂工事中』も、スタジオトークにアンダーメンバーを毎回呼ぶなど、序列にこだわらない起用法を採用しつつあります。
出演者が選抜に偏り過ぎて、番組がダイナミズムを失い、数字が取れなくなり、『乃木坂って、どこ?』を打ち切らざるを得なくなってしまった苦い経験が、「面白ければ出演させる」という当たり前の手法に立ち返る切っ掛けになったんじゃないでしょうか。
そして、『NOGIBINGO!4』も視聴率を稼がなければならないのは同じで、選抜アンダーの垣根を壊して、各メンバーの使える部分を、どんどん番組に生かしていく方針は、今後も、続いていくのでしょう。
生田絵梨花の傑出したセンスと存在感
ここまで述べたように、『NOGIBINGO!4#7』は様々なメンバーが大活躍しましたが、個人的に一番感銘を受けたのは、実は、応援団長の生田絵梨花と、大太鼓を担当した堀未央奈です。
いくちゃんは、例えば「43歳、退職しました!」の台詞でも、怯むことなく、全力でやり切って、次のショーへスムーズに入っていく雰囲気を作っていました。
主演舞台『虹のプレリュード』のように、若干、17歳にして、座長公演レベルの堂々たる回しが出来る人なので、その演技力とセンスを持ってすれば、バラエティの進行役を上手くこなすのは、決して不思議なことじゃありません。
ただ、能條愛未に対抗するラップを即興で考え、勝負を受けるシーンから、曲披露まで流れるように持っていくあたり、生田絵梨花のセンスは、やはりちょっと桁違いという印象を受けました。
さらに、どこかズレた感じが味わい深い堀未央奈が、剛速球を投げ込む生田絵梨花を上手く受け止めて、絶妙のコンビネーションになっていました。
いくちゃんだけだと、優秀さや卒のなさが際立ち過ぎる面があるけど、そこに堀ちゃんのふわっとした「不思議感」が入って、実際、適度にドジって(笑)、より魅力的なショーに仕上がったと思います。
生田と堀の組み合わせって、あまりなかった気がするけど、やってみると、剛と柔といった感じで、素晴らしいコンビだと分かりますね。
『NOGIBINGO!4#7』は、そういった新しいコンビの可能性を見せてくれたという点でも、特筆すべき回だったんじゃないでしょうか。
『乃木坂46SHOW!』で重用された堀未央奈の「不思議感」、11枚目表題曲MVは来週公開の可能性 [10Feb15]
個人的な感触ですが、10枚目「何度目の青空か?」の生田絵梨花は、過去、もっとも批判が少なかったセンターだった気がします。
いくちゃんが、歌、ダンス、演技、ピアノなどの高いスキルを持っていて、さらに乃木坂の清楚イメージを代表するメンバーだったことが、反対論を下火にした原因じゃないでしょうか。
乃木坂の選抜は、今後、若手の起用を進めつつ、お姉さんメンバーの方向性を定めていくことが求められ、年長組と年少組のバランスが、さらに難しくなっていくでしょう。
チーム内のテンションが高まりやすい、こういった過渡期を乗り越えるためには、10枚目で「パックス・エリカーナ」を実現した生田絵梨花に(笑)、13th選抜以降、数シングルほどセンターを任せて、ファンからの選抜構成批判を最小限に抑えつつ、人事的かつ音楽的な模索を続けることが最善策かもしれません。
乃木坂は各メンバーの握手会人気を軸に、CDセールスを飛躍的に伸ばし、初動50万枚、累計60万枚というレベルにまでシングルを売るグループに成長しました。
しかし、一方で、ネット配信、有線リクエスト、カラオケなどの楽曲セールスは不安定で、CDの売り上げ枚数に見合った知名度や関心度を得られていない面があります。
その結果、2014年NHK紅白歌合戦への出場を逃すなど、大型音楽番組における評価が思うように上がらず、2015年に入っても、楽曲のタイアップやスポンサーの獲得がなかなか進まない印象を否めない。
結局、「記録に残っても、記憶に残らない」曲では、上れる坂に限度があるんじゃないでしょうか。
『NOGIBINGO!4#7』のように、メンバーのアイドル性と音楽性が上手く引き出された人事抜擢を、選抜選考においても行い、視聴者と観客の記憶に強く残る乃木坂とその歌を作ることでしか、道は拓けないと思います。
「記録」と「記憶」、どちらが大事か?
AKB48の40枚目「僕たちは戦わない」は、初日147万枚という凄まじい売り上げで、なんと21作連続でのミリオンを達成しました。
2014年度の年間シングル数を通常の5個から4個に減らし、ファンの負担を軽くした上で、個別握手会をほぼ全メンバー最高部数に揃え、総部数の増加を図ったことが、初日の好調な売り上げにつながったと推測されます。
ただ、もし、第1週が昨年の投票券付きシングル、36枚目「ラブラドール・レトリバー」と同じ160万代半ばであれば、CDセールスの個別握手会依存がかなり上昇している可能性がある。
詳しい分析は、サウンドスキャンの数字が出てからですが、ファンのお金が個別握手会に流れて、店頭販売が低調になっているかもしれません。
一方、iTunes Store のランキングで現在のトップは、「僕たちは戦わない」と同日発売、デイリー初日3万枚の2位となったE-girlsの「Anniversary!!」です。
「僕たちは戦わない」は、iTunes Store トップソングで、10位以内に入っておらず、CDセールスと楽曲ダウンロードが深刻な乖離を見せていて、やはり総選挙投票券とセットで売られたことによる、握手会券の価格低下が、膨大なオリコン売り上げを生んでいる可能性が高い。
AKB48Gのファンが、総選挙投票券付きシングルへ、資金を集中させたのは間違いなく、次作41枚目から、初動売り上げ枚数の数字が注目されます。
ちなみに、2014年度、投票券付き「ラブラドール・レトリバー」の初動166万枚は、次の37枚目「心のプラカード」で初動101万枚に急落しています。
どこかで、「記憶に残る」曲を出さないと、CDを巡るこういった投票・握手ゲームだけでは、2014年度と同じく、2015年度も薄氷ミリオンが続くだろうし、何より、CDセールス以外のヒット指標が結果を出せなくなり、AKB48Gを巡って、タイアップやスポンサー獲得は、さらに厳しさを増していく危険があります。
「Green Flash」薄氷ミリオンも店頭・握手のW低落、漂流するAKB48と乃木坂のコンセプト [12Mar15]
実は、最近のシングル表題曲を比較すると、iTunes Store トップソングでは、AKB48を含む48Gより、乃木坂46の方が成績が良いんですね(笑)。
一方、乃木坂はE-girlsやFlowerには、今のところ、全然、敵いませんし、大型音楽祭での出演時間は、間違いなく少ない。
時代を越えて、長く人の心を揺さぶり続けるのは、セールスの記録ではなく、良い曲に感動した記憶であることを考えると、乃木坂は、CDをたくさん売ることではなく、自らの音楽性を高める方向に進むべきじゃないでしょうか。
それがAKB48とは異なる、乃木坂の独自性であって欲しいと、私は思っています。
関連サイト
生田絵梨花の2015/05/20_23:24ブログ
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「何度目の青空か?」MVは、巧みな構成と緻密な物語展開で、生田絵梨花が美しく香り立つ名作 [14Sep14]
// 過去の記事を読みたい方へ
2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 22Apr15 ~ レギュラー出演番組
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
[地デ] 月曜夜7時
5月25日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 2時間スペシャル』
高山一実がレギュラー出演するバラエティ。元モーニング娘。の保田圭が、先生として登場。また、別の授業には、ゴーストライター騒動で有名になった新垣隆氏が登壇。かずみんは圭ちゃんの部分に出るようで、ブログにプレ感想を書いています。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/05/20_23:54ブログ
[地デ] 水曜夜7時56分
5月27日(水) 19 : 56 ~ フジテレビ『くりぃむクイズ ミラクル9』
高山一実が出演。ところで、高山さん、以前も書いたけど、出演番組の告知はブログのもっと前に持っていった方がいいんじゃないかな。とくに、『ミラクル9』は出演者数が多く、かずみんが出るのか出ないのか分かりづらいので、出演回の宣伝は出来るだけ目立つ配置にした方が。各メンバーについて、公式ブログの最初しか読まない人は少なくないだろうし、乃木坂トップページに運営が記事を載せてくれるとは限らないし(笑)。もちろん、ブログの流れがあって、一概に何がベストかは言えないけど。
『ミラクル9』の番組公式サイト
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昨日、西野七瀬が私的なツイッターアカウントを持っているの云々というプチ騒動が、ネット上で発生したようですね。
事の成り行きを見ていると、話題になったアカウントは西野さん本人と関係なく、騒動は誰かが仕掛けたイタズラという可能性が濃厚です。
考えてみれば、2013年11月の乃木坂ツイッター騒動以来、運営はメンバーのプライベートアカウントに神経を尖らせている筈で、しかも、西野七瀬は、それ以後、3度もセンターを任されている中核メンバー。
一歩間違えると、アイドル生命にも関わりかねない本人のネット利用が、厳重なチェックを受けているのは当然で、まず起こりえないことが、一番、起こりえない人に起こったという噂であって、本当である確率はもともと低い。
しかし、高校時代に友人とやりとりするため作ったアカウントを、そのまま消さずに使っていたというストーリーは、一定の説得力を持つので、そのアカウントを取り巻くアカウントに、ななせまるが大阪で通っていたと噂される高校名や同級を思わせるフレーズが出てくると、信憑性が高いのではないかという雰囲気が出てきます。
今回は、そういったファンの心理が「ひょっとして、本当かも?」という疑念を生み、騒動につながったのだと思います。
まあ、3月18日付の会話に、5月18日(日)深夜の『NOGIBINGO!4』で一気に注目を集めた「ぷちょへんざ」という言葉が頻出したり、「命は美しい」のMVが2月25日(水)にYouTubeで公開されているのに、1ヶ月近く経ってから、「七瀬のダンスを見た、キレキレだった」と親友が述べることには、違和感を覚えます。
しかも、3月18日(水)は「命は美しい」の発売日で、出来過ぎ感漂う「偶然」です(笑)。
とは言え、絶対あり得ない会話かとなると、そうとは断言出来ないわけで、100%の否定に持っていけない部分に、デマの忍び込む余地が生まれるのでしょう。
メンバーの私的アカウント所持より、プライベートな会話や写真を許可なくアップする方が問題
かりにメンバーが私的なツイッターアカウントを持っていて、友人とやりとりしていたとしても、とくに問題があるとは思えません。
むしろ、「乃木坂はツイッター禁止」だからと、それを暴き、本人や関係者の許可なく、会話内容を公にしたのだすれば、その方に大きな問題を感じます。
さらに、深刻なのは、こういう騒動の度に、デビュー前に友人と撮ったプリクラなどの写真が、ネットに掲載されることです。
本人を含め、写っている人の許可を得た掲載でないのは明らかで、ケースによっては、名誉毀損や人権侵害を疑いたくなることすらある。
アイドルは人気商売なので、こういったプライベートな写真の不許可掲載に対して、なかなかアクションを起こせない面があり、黙ってスルーせざるを得ない場合が少なくないと思います。
それがさらに不許可掲載を助長していて、頭の痛い問題ですね。
私が乃木坂メンバーに出来るだけ等身大のキャラを作って欲しいと思うのは、「アイドルだから何々禁止」といった要求に無理に答えようとすると、プライベートの自分まで縛ることになり、流布しているアイドルキャラと違う面が発覚すると、些細なことであっても、騒ぎになって、かえって「スキャンダル」になってしまう危険があるからです。
とくに乃木坂の場合は、「清楚で礼儀正しい美少女」であることへの要求が厳しいので、恋愛や合コンはもちろん、飲酒そのものに否定的な空気があったり、私的なツイッターアカウントを持っているのではという疑いですら、騒動につながる敏感な心理的土壌がある。
お姉さんメンバーの年齢が20代半ばに入りつつある現在、ファンが乃木坂に「清楚」を求める限り、今後も、大なり小なり、こういった騒動は起こり続けていく筈で、第2、第3の文春「スキャンダル」が起こらないという保証はどこにもありません。
ただ、松村沙友理の握手会人気が、さほど下がらなかったように、「騒動」の度に、乃木坂ファンがある意味、鍛えられている面もあって(笑)、アイドルとファンの関係は、自然と上手く変容していくのかもしれません。
乃木坂の風 07Nov13 ~ 乃木坂ツイッター騒動を検証する、誇張と誤解の連鎖が生んだもの
乃木坂の風 06Nov13 ~ 星野みなみのツイッター騒動、笑いと寛容が消えた夜
ところで、「an・an」の乃木坂特集は、抜群のスタイルと肌の白さを備えたメンバーにぴったりのナイスな仕事だと思うんですが、個人的に雑誌を買う意欲は、今回は申し訳ない、やや乏しいかなと。
乃木坂が出ているのは、女性向けのダイエット記事で、もちろん自分もダイエットの必要性は痛感しているのだけど、どんなに雑誌を読み込んで頑張っても、健康診断の数値が良くはなっても、メンバーのような「美脚」は無理っす(笑)。
西野七瀬とか、新内眞衣とか、正直、自分とは、そもそも骨格から違う気がします。
この雑誌は、夏に向けて、ダイエットを考えている女性の方が買えば良いんじゃないかと思う、私じゃなくて(笑)。
乃木坂による an・an「緊急ダイエット。」特集に関する記事
さて、今週に入って、『NOGIBINGO!4』の応援企画、『水曜歌謡祭』での郷ひろみとのコラボ、AKB48「僕たちは戦わない」の初日147万枚と、触れておきたいトピックスが続出しています。
今日は、『NOGIBINGO!4』と「僕たちは戦わない」の初日売り上げについて、書きたいと思います。
『水曜歌謡祭』は、また次回ブログにでも。
まずは、先日、5月18日(月)深夜に放送された『NOGIBINGO!4』から。
『NOGIBINGO!4#7』は、選抜アンダーを越えた「適材適所」が生んだ最高傑作回
久しぶりに、乃木坂のバラエティを堪能しました。
悩めるファンを勇気づけるため、メンバーがグループに分かれて、それぞれの応援ショーを披露する企画ですが、西野七瀬率いるチアガールチーム、齋藤飛鳥のドラム演奏、深川麻衣のシスター聖歌隊、能條愛未のラップと、隙なく楽しめました。
音楽を基本に据えたショーで、何と言っても、それぞれのメンバーが自分の得意ジャンルで勝負しているのが、素晴らしい。
最初のステージは、中元日芽香、若月佑美、西野七瀬、白石麻衣、秋元真夏、中田花奈の6人が白地に赤をあしらった、半袖ミニスカートの典型的チアリーダーファンションに身を包み、両手にポンポンを持って登場。
これまた典型的な弾むチアダンスを披露、その後、各メンバーが、投稿者が直面するシチュエーションに応じて、その人を勇気づける一言を発します。
感心したのは、さすがに乃木坂ちゃん、ダンスが上手いです。
比較的単純なフリながら、その分、個人、全体ともに、しっかり呼吸が合っていて、可愛い上に、キレと力強さがある。
実際に球場で観る、プロ野球チームのチアと比べても、遜色ないどころか、それ以上のクオリティを感じさせる出来になっていました。
乃木坂結成以来ほぼ4年、11枚のシングルと1枚のアルバムを出し、ライブを多くこなし、最近では、「命は美しい」のような、難しいダンスを短期間でマスターするよう求められる。
長年に渡って、厳しい局面を乗り切ってきただけあって、ダンスがすっかりプロ仕様になっていて、メンバーの成長が伝わってきました。
もう一つ、高いプロ意識を感じたのは、ステージ終了後、6人が並んでイジリー岡田とトークする場面で、秋元真夏だけはポンポンを腰まで持ち上げ、自慢の脚を全部見せていたことですね(笑)。
他のメンバーは、両腕を垂らしていたので、黄色いポンポンが脚を隠す形になっていました。
これは勿体ない、実に勿体ない(笑)。
真夏さんだけでなく、他の5人も抜群の美脚を持っているので、ずらっと並べば、さぞかし壮観で、最高の応援になったと思うんですが(笑)。
ん~、こういうところ、秋元真夏は意識がワンランク上という気がします。
齋藤飛鳥は、乃木團風の制服で、見事な1人ドラムを披露した後、「大切なことはアイドルに頼むな!」と、ドSキャラを存分に発揮する、出血大サービスです(笑)。
その後、橋本奈々未に、ドラムを演奏するようにと、イジリーからの無茶ぶり指名があり、軽く叩いた後、全国のななみんファンに、「ニヤニヤしてんじゃねぇよ バカヤロー!」。
あしゅのドSキャラが受けたおかげで、他のメンバーも芸の幅が広がってきました。
まあ、Sコメントの度に、ファンを何人か失うかもしれないけど(笑)、それは想定内、上回る新規を期待出来るということで(笑)。
次は、シスターに扮した深川麻衣が、同じ格好の斎藤ちはる、星野みなみ、衛藤美彩、桜井玲香を従えて登場。
「退職しました!」と真摯に打ち明けてくれた、ペンネーム「聖母の僕さん」43歳に向けて、深川さん以外の4人がスタンドマイクでゴスペルを歌い、曲の合間にまいまいが、「でも信じれば 必ず道は開けます」といった有り難いお言葉をぶっこんでくれます。
さらに、歌の最後、キャプテンが、矢沢永吉よろしく、スタンドマイクを斜めに振り回しながら、場違いな1人シャウトで、長過ぎる熱唱です。
その姿を「何を始めるんだお前は」という表情で見つめる星野みなみ。
この時点で、私は、乃木坂バラエティ史上の最高傑作回を確信しました(笑)。
いやいや、星野みなみ、可愛過ぎでしょう、シスター姿で戸惑う笑顔が。
桜井さんも、笑いが取れるほど歌が上手くて、最強の合わせ技です。
深川麻衣が、重過ぎる話ゆえ、相談者をあまり刺激しないよう、ペラペラな感じで進めているのも良かった(笑)。
まいまい、ちはる、みなみ、みさみさ、キャプテン。
乃木坂のタレント性、音楽性、そしてキュートさで、ぶっ叩かれたような衝撃を受けました。
素晴らしいの一言です。
さらに、次の能條愛未、川村真洋、鈴木絢音によるラップが、常軌を逸する面白さだった。
単位を落として凹んでいる大学生への応援歌で、なんと、能條作詞、振り付け真洋、DJ絢音。
ラップの定番文句である "Put your hands up!"「ふちょへんざ」がサビで繰り返される歌詞は、能條、登場、同情、参上と上手く韻を踏んでいて、妙な完成度の高さが、笑いのツボになっている。
しかも、途中から入るろってぃの踊りは、キレはもちろん、片手を床について、両足を広げる大技が入っていて、これも素直に楽しめる上、無駄にクオリティを追求している点が、コミカルで嬉しい。
最高だったのは、背後でひたすらエアDJを続ける鈴木絢音で、無表情に同じフリを繰り返すあーちゃん、ノリが良いのか悪いのか、楽しいのか緊張しているのか、「ところで、後ろの可愛いお嬢さんは何を?」という疑問感が堪りません(笑)。
この人選、誰が考えたのか分からないけど、あーちゃんの寡黙ながら超絶キュートな魅力を、知り抜いていると感心しました。
先週木曜日の前々回ブログに、思い切った若手選抜を組むのなら、センターは鈴木絢音が面白いと書きましたが、こんなに早く、あーちゃんにスポットライトが当たるとは思いませんでした。
伊藤かりんが指摘したように、鈴木絢音は、人としゃべるのが苦手なところがあるようだけど(笑)、秘めているタレント性やアイドル性は超大型で、将来、乃木坂を引っ張っていく素質を持ったメンバーだと思います。
こういった抜擢から考えても、番組あるいは運営のスタッフは、あーちゃんが持っている可能性を十分に理解しているのでしょう。
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番組冒頭のミニドラマに、寺田蘭世、新内眞衣、北野日奈子を登場させたり、スタジオトークで、渡辺みり愛を取り上げ、能條愛未と絡ませるなど、今回の『NOGIBINGO!4』は、鈴木絢音だけではなく、2期メンバーをとくにフィーチャーする作りになっていました。
また、衛藤、桜井の歌唱力を軸に、みなみの表情変化をポイントに使うゴスペルや、じょーさんの歌とろってぃのダンスで支えるラップなど、各メンバーの得意技をいかんなく引き出したステージが満載で、こういった「適材適所」の起用で、かつてないほど面白い回が実現したのだと思います。
『乃木坂工事中』も、スタジオトークにアンダーメンバーを毎回呼ぶなど、序列にこだわらない起用法を採用しつつあります。
出演者が選抜に偏り過ぎて、番組がダイナミズムを失い、数字が取れなくなり、『乃木坂って、どこ?』を打ち切らざるを得なくなってしまった苦い経験が、「面白ければ出演させる」という当たり前の手法に立ち返る切っ掛けになったんじゃないでしょうか。
そして、『NOGIBINGO!4』も視聴率を稼がなければならないのは同じで、選抜アンダーの垣根を壊して、各メンバーの使える部分を、どんどん番組に生かしていく方針は、今後も、続いていくのでしょう。
生田絵梨花の傑出したセンスと存在感
ここまで述べたように、『NOGIBINGO!4#7』は様々なメンバーが大活躍しましたが、個人的に一番感銘を受けたのは、実は、応援団長の生田絵梨花と、大太鼓を担当した堀未央奈です。
いくちゃんは、例えば「43歳、退職しました!」の台詞でも、怯むことなく、全力でやり切って、次のショーへスムーズに入っていく雰囲気を作っていました。
主演舞台『虹のプレリュード』のように、若干、17歳にして、座長公演レベルの堂々たる回しが出来る人なので、その演技力とセンスを持ってすれば、バラエティの進行役を上手くこなすのは、決して不思議なことじゃありません。
ただ、能條愛未に対抗するラップを即興で考え、勝負を受けるシーンから、曲披露まで流れるように持っていくあたり、生田絵梨花のセンスは、やはりちょっと桁違いという印象を受けました。
さらに、どこかズレた感じが味わい深い堀未央奈が、剛速球を投げ込む生田絵梨花を上手く受け止めて、絶妙のコンビネーションになっていました。
いくちゃんだけだと、優秀さや卒のなさが際立ち過ぎる面があるけど、そこに堀ちゃんのふわっとした「不思議感」が入って、実際、適度にドジって(笑)、より魅力的なショーに仕上がったと思います。
生田と堀の組み合わせって、あまりなかった気がするけど、やってみると、剛と柔といった感じで、素晴らしいコンビだと分かりますね。
『NOGIBINGO!4#7』は、そういった新しいコンビの可能性を見せてくれたという点でも、特筆すべき回だったんじゃないでしょうか。
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個人的な感触ですが、10枚目「何度目の青空か?」の生田絵梨花は、過去、もっとも批判が少なかったセンターだった気がします。
いくちゃんが、歌、ダンス、演技、ピアノなどの高いスキルを持っていて、さらに乃木坂の清楚イメージを代表するメンバーだったことが、反対論を下火にした原因じゃないでしょうか。
乃木坂の選抜は、今後、若手の起用を進めつつ、お姉さんメンバーの方向性を定めていくことが求められ、年長組と年少組のバランスが、さらに難しくなっていくでしょう。
チーム内のテンションが高まりやすい、こういった過渡期を乗り越えるためには、10枚目で「パックス・エリカーナ」を実現した生田絵梨花に(笑)、13th選抜以降、数シングルほどセンターを任せて、ファンからの選抜構成批判を最小限に抑えつつ、人事的かつ音楽的な模索を続けることが最善策かもしれません。
乃木坂は各メンバーの握手会人気を軸に、CDセールスを飛躍的に伸ばし、初動50万枚、累計60万枚というレベルにまでシングルを売るグループに成長しました。
しかし、一方で、ネット配信、有線リクエスト、カラオケなどの楽曲セールスは不安定で、CDの売り上げ枚数に見合った知名度や関心度を得られていない面があります。
その結果、2014年NHK紅白歌合戦への出場を逃すなど、大型音楽番組における評価が思うように上がらず、2015年に入っても、楽曲のタイアップやスポンサーの獲得がなかなか進まない印象を否めない。
結局、「記録に残っても、記憶に残らない」曲では、上れる坂に限度があるんじゃないでしょうか。
『NOGIBINGO!4#7』のように、メンバーのアイドル性と音楽性が上手く引き出された人事抜擢を、選抜選考においても行い、視聴者と観客の記憶に強く残る乃木坂とその歌を作ることでしか、道は拓けないと思います。
「記録」と「記憶」、どちらが大事か?
AKB48の40枚目「僕たちは戦わない」は、初日147万枚という凄まじい売り上げで、なんと21作連続でのミリオンを達成しました。
2014年度の年間シングル数を通常の5個から4個に減らし、ファンの負担を軽くした上で、個別握手会をほぼ全メンバー最高部数に揃え、総部数の増加を図ったことが、初日の好調な売り上げにつながったと推測されます。
ただ、もし、第1週が昨年の投票券付きシングル、36枚目「ラブラドール・レトリバー」と同じ160万代半ばであれば、CDセールスの個別握手会依存がかなり上昇している可能性がある。
詳しい分析は、サウンドスキャンの数字が出てからですが、ファンのお金が個別握手会に流れて、店頭販売が低調になっているかもしれません。
一方、iTunes Store のランキングで現在のトップは、「僕たちは戦わない」と同日発売、デイリー初日3万枚の2位となったE-girlsの「Anniversary!!」です。
「僕たちは戦わない」は、iTunes Store トップソングで、10位以内に入っておらず、CDセールスと楽曲ダウンロードが深刻な乖離を見せていて、やはり総選挙投票券とセットで売られたことによる、握手会券の価格低下が、膨大なオリコン売り上げを生んでいる可能性が高い。
AKB48Gのファンが、総選挙投票券付きシングルへ、資金を集中させたのは間違いなく、次作41枚目から、初動売り上げ枚数の数字が注目されます。
ちなみに、2014年度、投票券付き「ラブラドール・レトリバー」の初動166万枚は、次の37枚目「心のプラカード」で初動101万枚に急落しています。
どこかで、「記憶に残る」曲を出さないと、CDを巡るこういった投票・握手ゲームだけでは、2014年度と同じく、2015年度も薄氷ミリオンが続くだろうし、何より、CDセールス以外のヒット指標が結果を出せなくなり、AKB48Gを巡って、タイアップやスポンサー獲得は、さらに厳しさを増していく危険があります。
「Green Flash」薄氷ミリオンも店頭・握手のW低落、漂流するAKB48と乃木坂のコンセプト [12Mar15]
実は、最近のシングル表題曲を比較すると、iTunes Store トップソングでは、AKB48を含む48Gより、乃木坂46の方が成績が良いんですね(笑)。
一方、乃木坂はE-girlsやFlowerには、今のところ、全然、敵いませんし、大型音楽祭での出演時間は、間違いなく少ない。
時代を越えて、長く人の心を揺さぶり続けるのは、セールスの記録ではなく、良い曲に感動した記憶であることを考えると、乃木坂は、CDをたくさん売ることではなく、自らの音楽性を高める方向に進むべきじゃないでしょうか。
それがAKB48とは異なる、乃木坂の独自性であって欲しいと、私は思っています。
関連サイト
生田絵梨花の2015/05/20_23:24ブログ
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