山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「議員数減らせばそれで済むのかな」

2012-02-13 | 川柳

 議員定数を減らせという議論が大勢を占めているようですが、本当にそれで良いのでしょうか。国会議員や地方議員は我々の代表者なのです。議員の数を減らすことは、我々の権利を弱めることに繋がるのです。

 一方、選挙の洗礼を受けず、身分が保障されているのが公務員です。議会は法律、条例、調査権などで、行政組織や公務員をコントロールすることができるのです。これらの機能を弱めることが果たして良い結果に繋がるのでしょうか。私は素朴な疑問を感じます。

 議員定数削減は、単にコスト削減をすることが目的のように思われます。そもそも議会制民主主義はコストが掛るものですし、無駄が多いシステムなのです。それでもなお議会制民主主義が必要なのは、権力の暴走を防止するためなのです。

 マスコミが議員定数削減に何の疑問を呈さずに議論していることを危惧します。議員定数の削減が議会制民主主義の崩壊を招かないように祈るばかりです。

<参考>  「議員定数削減の是非」「議員定数削減」「議員定数削減と選挙制度改革(一票の格差是正)」「議員定数削減と選挙制度改革(一票の格差是正)-その2」