眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

消されかけた夜

2020-11-29 11:07:00 | オレソン
赤青白
理容の灯り渦巻いて
夜に消えて行く

胸にかすれ字のパーカーを着て
あのJazzとコーヒーの店へ
道程を歩く

すぐ左を
ハイスピードで抜けて行く自転車
少しよろめいたりしたら
俺は消されていただろう

この街の道
共存の限界ギリギリ

順番を待つ人の列が
駐車場から歩道にまであふれそう
できたばかりの業務用スーパーの
念入りな入場制限

列の最後のあの人は
何十分待つのだろう

俺は少し気にかけながら
立ち止まらずに行く


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