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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

新・思い出ダイバー 2

2015-06-02 08:55:00 | 日記
「・・・ゲームオーバー、ゲームセット」

主審が無慈悲にも言い放ったその短い言葉は、私の中学3年間の一部に幕を下ろすものとなった。

中学生の頃の私は、部活、ゲーム、ピアノ、寝る(?)、の何れかを行う生活であった(数学の勉強もちょっとしていた)。上記はその「部活」の終わりを告げる言葉だ。3年間(といっても夏までだが)ソフトテニス部で毎日のように汗を流し、仲間と共に練習に励んだ日々が終ったのである。

3年生だった当時の私たちの目標として、横浜市大会に出場することを掲げていた。道のりとしては以下だ(ったと思う)。
[難易度低]
区大会でベスト16まで残る
 ↓
ブロック大会の出場権獲得
※ブロック大会は隣の区(1~3区だったかなぁ。。。)のベスト16が集まって行う大会。

[難易度中]
ブロック大会でベスト16(かな?)まで残る
 ↓
市大会の出場権獲得

[難易度高]
市大会でベスト??まで残る
 ↓
○○大会の出場権獲得
※よく知らない

私たちの実力は、贔屓目に見ても中の上程度。ただ2年生のときは市大会に出場しているし、3年の春の大会では団体戦で2位、個人戦で3位だった(が、区大会での話だ)ので、その夏の市大会も行けると確信していた。

だが、不幸な事故が私たちを襲ったのである。。。


私たちの中学校は校庭が狭かった。校庭イッパイにテニスコートを作ったとしても6面が限界で、他の運動部が練習して校庭が使えないときのために用意された校舎裏にある通称「裏コート」を入れても7面だ。この裏コートは校庭と違って砂地ではなく、全天候型のゴム製のコートであった。雨が降っても水を掃けば使えるという当時では優れものであった。

区大会前の練習はそれなりに厳しく、裏コートでの練習後に他の運動部が使わなくなった校庭にテニスコートを作って試合形式をするのがもっぱらの練習メニューであった。野球部やサッカー部がスパイクで練習した校庭を整備するために、トンボや重たいローラーを使って均すのが最初の作業である。

私+同級生2人で重たいローラーを転がすのだが、誰かが「急いで練習したいから勢いよくやろう!」と言ったので、3人でダッシュをしながら地面を均していた。おぉ、これは早い!3人の息がピッタリでないとこんなにキレイにカーブできないよね。止まるときも(3人だけど)阿吽の呼吸であった。この日を境に私たちはローラー部隊としての地位を確立していた。

ここ最近のローラー部隊は最初からダッシュを行い、コート1面分のスペースを短時間で均すことができるようになっていた。その日もいつものように黙々とローラー掛けを行っていたが、真ん中の友達(下図Wくん)が転んだのである!



勢いを殺すことなく襲い掛かる重量感たっぷりのローラー!当然のように転んだWくんは「うわ~~~~!!」と悲鳴を上げる!



しかし、両サイドの私ともう一人の友達であるHくんは何が起こったのか分からず、真ん中のWくんがローラーの餌食になっているのをただただ見ているしかなかった!


そして、何故か周りのみんなは大爆笑!当然私たち(Wくんも含む)は顧問の先生にはこっぴどく怒られた!
幸いにもWくんは頭までローラーに襲われることなく膝下までであったが、そこは重量感たっぷりのローラーである。すぐさま病院に直行した。診断結果は・・・忘れてしまったが、彼は最後の大会に出場できなくなってしまったのだ。不幸なことに一緒にローラーを転がしていたWくんとHくんはペア。しかもレギュラー。団体戦の主力を欠いた私たちは、区大会でその姿を消すこととなったのである。


市大会の出場権の代わりに、何が起こるか分からないが、調子にのって物事に取り組むと必ず痛い目にあう、という教訓を得た中3の夏であった。

みんな、ローラーのダッシュ掛けはやめたほうがいい。

(照)

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頑張る人に囲まれて

2015-06-01 08:31:33 | 日記
 わが家の近所には大型のスーパーと中型のスーパーの2ヶ所がある。近所と言ってしまったが、どちらも歩けばそれなりの距離である。わが家は丘の上なので買い物をした後重い荷物を持って坂を登って帰ることを考えると買い物は勢い車を利用することになる。どちらのスーパーにも入口付近に警備員さんがおり駐車場の入口で歩行者と自動車が安全に行き交う支援をしている。
 
 ところが同じ仕事の内容であるのに、明らかに中型のスーパーの入口にいる警備員さんのほうがいい感じなのである。パントマイムのような、なめらかな腕の振り、指先まで考えられた動き、そして笑顔。声を出さずに「今こちらのご婦人をお通ししますので、そちらでしばらくお待ち下さい」「あちらの隅に空きスペースがございますので、どうぞ」というようなことを手のひらの動きと表情でしっかり伝えてくれる。
 
 不思議なことだが警備員さんが別の人にかわっても、その持ち場の人は皆同じ対応をしてくれるのである。どのような方法を取っているのかわからないが、何らかの教育が無ければ出来る技ではない。それだけのことなのだが、私はその警備員さんの案内で駐車場に入るために中型のスーパーを利用する。気持よく車を降りて気持よく売り場に向かうことが出来る。
 
 よく使うゴルフ練習場でも最近接客のマナーが一段階アップした。やはり駐車場の話しになるが、帰りがけに出会った誘導員が「お疲れ様でした。またのお越しをお待ちしております」と笑顔でしっかり言葉をかけてくれたのだ。
 
 これまでもマナーは徹底されており同じ局面なら「お疲れ様でした」と頭を下げてくれていた。しかし、「またのお越しをお待ちしております」と気軽に言える訓練は積まれていなかったように思う。それがいつも言っているごく当たり前の言葉のように出て来たので驚いた。多少高い練習場なので足が遠のきがちではあるが、自分の仕事に真剣である人々に出逢うと別の所を利用しようとは思わないものだ。
 
 社員の一人の企画によるフラメンコショー見学の夜にも私は大いに驚き喜んだ。おいしい食事と力強いフラメンコショーが終わった後、会計の係をしていた人に私のことを覚えているかと聞いてみたのだ。もう1年近くも前になるが1度だけその店で食事をしたことがあり、その時に名乗っていたことを私自身は忘れていたがその時一緒にいた同僚は覚えており、自分は忘れていたがお店の人はどうなのだろうと興味があった。

 そうしたら覚えてくれていたのだ。1年も前にたった1度来店した客の名前を覚えているとは。接客のプロとはこういうものなのかと感動した。自分の仕事にプライドを持って自分が今出来る事を精一杯やり切っている人でなければ出来ることではない。そういう人が切り盛りしているお店ならまた行きたいと思わないほうがおかしい。
 
 最高のものを目指して頑張る人達に囲まれて生活が出来るこの国の今は、あれこれ言われはするけれど存外幸福なのではないだろうか。この今を大事にして、もっと先に進みたいと思う。(三)
 
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