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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

シンガポールの「おはじきサッカー」

2015-06-23 06:50:00 | 日記
度々このブログにて「おはじきサッカー」について書かせていただきました。
この度、シンガポールの国際トーナメント大会に参加しましたので、この事について書きます。


競技場所は、シンガポールの"Sports Hub Library"。昨年ナショナルスタジアムが完成し、そのこけら落としとして、ブラジル代表-日本代表の試合が行われたことを覚えている方もいるのではないだろうか。
新しく出来上がったナショナルスタジアムは、ショッピングモール、様々な競技場が併設された複合施設で、Sports Hub Libraryもこの複合施設の一つ、図書館である。当日は"SEA GAME"と呼ばれる東南アジア競技会が開かれ、様々なイベントで大変な賑わいをみせていた。



シンガポールの方々はサッカー好きが多く、特に人気があるのはイングランド・プレミアリーグ。4チャンネル同時にライブ放送されている程である。プレミアリーグのチームのユニフォームを着て出掛けている方も結構いる。シンガポールの好みのスタイルは、プレミアリーグ同様、縦に速いサッカーである。

「おはじきサッカー」は日本での呼び名で、世界的には「テーブルフットボール」と呼ばれている。
この競技自体は、日本でも30年程前にも行われていたが、140×100cmのボードを自宅になかなか置けない日本の住宅事情の為か、長い間途絶えてしまっていた。
一方、シンガポールでは、その頃の選手が現在も選手を続けており、その意志を引き継いだ後輩の選手により現在も競技が行われている。毎年行われているテーブルフットボールのワールドカップ個人戦では、グループリーグを突破できる実力の選手も何人か出てきている。日本からは、ここ3年間出場できているが、ここまで獲得した勝ち点はゼロである。
アジアでは、オーストラリア、マレーシア、そして日本で行われているが、シンガポールが名実共に間違いなくアジアナンバー1である。

そんなシンガポールでもここ数年抱えていた課題があった。新しい選手が増えないという。
選手のレベルアップの為、シンガポールの上位ランキングの選手十数人でプレミアムリーグと称して、年間のリーグ戦をかつては組んでいた。いわゆるエリート志向であったかと考えている。
このエリート志向の弊害としては、外部から新しい人を受け入れることを拒む傾向にある。

この問題に対し、彼らは考えた。ここ数年、日本で行われている、おはじきサッカー国際トーナメントに、シンガポールの選手が何回か参加しているが、日本での印象を以下のように感じている。
 「毎回新しい顔ぶれがいるな」と。
そんな日本の状況をヒントにしてか、最近オープン志向に転向している。今年初めから、毎週金曜夜に練習会(フライデーフリック)を開くようになった。参加者は15名を超えている。
これにより、かつての選手が呼び戻すことが出来、新しい選手も増えたという。



今回の国際トーナメント大会は、オーストラリア、ベルギー、イングランド、フランス、マレーシアからも、総勢36名が参加。
日本からは、オープンカテゴリの選手2名、U-12(12歳以下)の選手3名が出場した。
U-19個人戦でベスト8、U-15団体戦ではシンガポール相手に1勝1敗2分で健闘したが、オープントーナメントでは、4名がグループリーグ敗退、日本チャンピオンが唯一グループリーグを突破したが、シュートアウト(PK戦)で敗退しベスト16止まりであった。筆者は、昨年の12月にもシンガポールを訪れベスト8であったが、今回は3戦とも惨敗であった。指で、おはじき選手を弾くことにより進めるスポーツだが、攻守共にそのコントロールが全く良くなかった。

日本のU-12は今回の大会を通じ、ある程度手応えを感じているが、もっともっと裾野を広げていかない限りは、日本のおはじきサッカーのレベルアップは望めないのではないかとも感じている。

指で弾くだけで出来るスポーツだが、世界にも通じる壮大さを兼ね備えたスポーツである。
皆さんもやってみてはいかがでしょうか。
(和)


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株式会社ジェイエスピー
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