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電王戦

2012-01-19 08:48:07 | 日記
機械と人間の戦いというと、まず最初にイメージするのは「ターミネーター」という映画だ。
たしか、近未来に人間の道具として作られた機械(AI)が自我に目覚め、人類に牙を向ける・・・。
抵抗軍(人間側)の指導者が戦果を上げ、脅威を感じた機械軍側が過去の世界に殺人ヒューマノイド「ターミネーター」を刺客として送り込み、指導者の子孫を抹殺しようとする・・・という話の流れだったと思う。

人の作りしものが人を越えることがあるのかというテーマで語られるSFは数多くある。
そんなことを思い出しながら土曜の朝「ニコニコ生放送」で電王戦を観戦した。
電王戦とは日本将棋連盟、ドワンゴ、中央公論の三者が主催する、コンピュータとプロ棋士が将棋で対戦するという催し物である。
コンピュータ将棋はそこそこの歴史があり、コンピュータ将棋選手権は1990年から開催されており、
年々登場するプログラムは優秀になっているという。過去にもアマチュアやプロを打ち負かした実績もあり、
2005年から公の場でプロが許可なくコンピュータと将棋を指すのは禁止となった。

また似たようなボードゲームで世界的にシェアのあるチェスは2000年を迎える前にコンピュータが世界チャンピオンを破っている。
チェスは駒の数が16対、盤面も8×8の64マスで、取られた駒はゲーム中には復活しないので、どんどん駒の数が減っていく。
将棋と比べて発散型のゲームである。よって駒の動くパターンが将棋に比べて圧倒的に少ないので、1ターンの1駒のみ動かせるというシンプルなルールは
コンピュータが人間を凌駕するまでそれほどの時間を要しなかった。
今では1ゲームごとにコンピュータ側にハンデキャップをつけていくマッチで人間とCPUがようやく互角に戦えるレベルらしい。
チェスに関してはコンピュータの方が人間よりも強いと言える。

それに比べて
・将棋は相手の駒を倒すと自分の駒として次のターンから使用できる。
・駒の数が20駒かつ、相手の陣地まで攻めこむと「成る」という要素があり、深く攻め込めば一番弱い「歩兵」でも強力な駒となる。
・盤面が9×9の81マス
チェスと比較すると戦局のバリエーションが凄まじく多い。


第一回電王戦として開催された今回のマッチは、
コンピュータ将棋選手権(コンピュータ同士が戦う)2011年優勝プログラムの「ボンクラーズ」と
永世棋聖の「米長邦雄」氏のマッチだった。

「ボンクラーズ」とは、数年前からフリーソフトウェアとして公開されている将棋対戦ソフト「Bonanza」を主軸に他3つのソフトが676コアを持つクラスタマシンに搭載されたコンピュータである。
4つソフトが最善の手を算出し、合議制で指し手を決める。秒間1800万手を読むことが出来るらしい。
また数々の定石やプロ棋士同士の対戦情報などを盛り込んだデータベースも搭載している。
局面が複雑であればあるほど、先の手を読む必要があるので、後半の陣形が入り乱れた選択肢が多い戦いでは人間よりも多くの手数を読めるコンピュータの方が有利らしい。
また"詰み"までのルートを発見した場合、ノータイムで駒を進めてくる様は、感情を持たない無慈悲なコンピュータの恐ろしさを感じさせる。

「米長邦雄永世棋聖」は現役は退いているものの、現役時代ではかなりの強さだったという。現将棋連盟会長である。
コンピュータ将棋対策として、自ら攻めない守りの将棋で挑む。(コンピュータは有利と判断するまで自分で仕掛けることは無い為、前半戦の場を有利に作ることで攻めさせず圧殺する。)
米長氏はこの日の為にコンピュータ将棋を研究し尽くしたという。


先手「ボンクラーズ」の初手「7六歩」から戦いの火蓋は切って落とされた。
対する「米長邦雄永世棋聖」の二手目は「6二玉」。
人同士の指し方ではまずありえない、"損"とされる手だ。

戦いの行く末は・・・。(KS)


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