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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

秋祭り

2014-09-08 08:40:36 | 日記
 今年もこんなに収穫がありました、ありがとう、という秋の祭りがこれからあちこちで行われる。9月に行われるのはおそらく例大祭という名前がついているだろう。夏の日盛りを過ぎる季節になると夕方の時間が急に胸に迫る頃合いとなる。ちょうどそんな時期に行われるお祭りは、参道を照らすちょうちんの灯りといい夜店のにぎわいといい夕べを楽しむにはもって来いの催しだろう。

 日本国として考えると秋の最も重要なお祭りは11月23日に天皇陛下によって行われる収穫感謝の新嘗祭(にいなめさい)ではないかと思う。五穀豊穣を神に感謝するお祭りが国の根幹にあるほど、わが国は本来農業の国なのである。遊牧や狩猟の民が作って来た国々とはやはりどこか考え方が異なる。どこまでも続く砂漠や草原にがっしりと立った1人の神を崇めるだけでなく、森や川や田畑など至る所にキラリと光る何物かをもついつい神と崇めてしまうちょっとかわいらしい民族ではないか。

 わが社のビルは横浜の港を埋め立てて作った土地に建っている。江戸時代には遠浅の海岸だったそうだ。ビルから北西の方角におよそ7分ほど歩くと埋め立てが始まった頃の海岸線に行き着く。そこに水天宮平沼神社がある。「安産と水徳の神」と呼ばれ地元では昔から霊験あらたかとして周辺の住民には崇めら親しまれている。関東大震災と横浜大空襲の2つの大難を免れたのはその証拠だと言うように神社のホームページにも記載がある。が、親しまれているのは実は周辺住民が町を大切にしてお祭りを盛り上げているからなのではないかと思う。

 今年は先週9月3日から5日がこの水天宮のお祭りだった。平日の昼間だというのに13階の事務所まで届く神輿を担ぐワッショイワッショイの声や地鳴りのように響く太鼓やお囃子の音は気持ちを沸き立たせる力強さ十分だった。

 つい引き寄せられて帰宅途中に祭りの中心地である平沼の商店街に向かってみた。色とりどりのちょうちんが揺れる通りの両脇にはびっしりと夜店が並び、大人から子供まで前に進めないほどいっぱいの人であふれている。皆楽しそうでいい。小学生くらいの子供たちが大勢いることに驚いたが、乳母車にお子さんを乗せている若いお母さんたちの数も負けずに多い。子供が大勢楽しそうにしているのを見るだけで過疎で苦しむ地方の皆さまに申し訳ないくらい未来への期待が膨らむのを感じた。

 祭りで賑わう商店街を散策した翌朝、午後からまた活動を再開する夜店の並ぶ通りを出勤前に歩いてみた。前の晩の賑やかさからすると空き缶や包装紙などゴミが散乱していてもおかしくない通りだったが、都心のネオンあふれる飲食店街の朝と違いほとんどゴミが無い。そこを近くの平沼小学校に通う子供たちがランドセルを背負って祭りの余韻から冷めずに神輿を担ぐまねをしながら通り過ぎる。健康で明るい町なのだ。

 秋になると五穀豊穣を神様に感謝するこの国はなんといい国なのだろう。そう思って見上げれば目の前にはわが社のビルが建っている。いい所にあるじゃないか。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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