信じるということ

空気感、雰囲気、オーラ、どんな呼び方でも良いが、個人あるいは集団、お店あるいは企業、どんなところにも醸し出している空気感がある。

イイよ、良いよ、頑張ってるじゃない。明日はもっと良い日になるよ、という空気だったり、
美味しいですよ、寄ってかなくて良いんですか？と私を誘う飲み屋さんだったり。

良い空気感の発生装置になっているのは飲み屋さんや企業であっても必ず「人」だ。その人を中心として周囲の人を巻き込んで良い空気を発生させている様に思う。
良い空気発生装置になっている人に共通していそうな事が無かろうかと考えると、「信じる」というキーワードがそれっぽい。

自分が、もしくは周囲の人たちと一緒に向っている考え方、想い、ビジョン、理念、これもどんな呼び方でも良いが向いている方向性についてこっちで良いんだ、こっちが正しい方向だと強く「信じている」。だから周囲の人達も感化されて同じ方向を向きたくなったり、応援したくなる。

そんな空気に呼び寄せられて、「お、この飲み屋良い店かも」とか「ついついこの会社のこと応援したくなるんだよ」ってことが起こるんじゃなかろうか。

柳や竹のように柔軟性が信条だという人がたまにいる。柔軟性が高いことは非常に良い事だと思うし、私も何事も柔軟に考えようとしている。しかし、柳の幹は多少の風では揺れないし、竹の根は非常に広範囲に広がって幹を支えている。柔軟性には確固とした支えが必要なのだ。

柔軟性が信条だという人は風が北から吹けば風に乗って南に流れ、東から水が流れていれば流れに乗って西に流れる。自分の居場所が安定しない。それであなたは何者なのか？ということが多い。

信じた場所から信じた方向に歩き出す、その勇気こそが周囲を巻き込み良い空気発生装置として機能すると私は信じている。

止まっている時計は日に2度合う、って言ったのは秋元康さんだったろうか。針を追っかけまわしていても時計は合わない。
ジェイエスピーは自分達の時が来ることを信じて活動を続ける会社でありたいと思う。(野)


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