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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

英語

2010-07-02 10:21:58 | 日記
 楽天が社内公用語を英語に決めたというニュースがあった。「日本企業であることをやめ、世界企業になる」という意気込みだという。大変な決意だ。
 日本の勢いが少しずつ下降線をたどっている今、ビジネスのグローバル化が必須だとすれば、まず使う言葉をグローバルなものにしてしまおうという、当たり前と言えば当たり前だが、これ以上大きな勇気を必要とする方向転換もない。是非成功させて欲しい。

 言葉を変えると、考え方も変わる。新しい発想が生まれ、新しい成長があるだろう。それでいて日本人であることを止めるわけではない。世界で生きるためには、より日本人らしさを意識しないわけには行くまい。真似をする企業が急に現れるとは考えにくいが、楽天が成果を出すにしたがって、同じような制度を導入する企業も増えて来ると思う。

 このように企業のグローバル化が進むなら、家庭や学校では、より正しい日本語への理解と教育が重要だと思う。明治に作られた標準語はもとより、地方がそれぞれ持っている方言の伝承も重要なのではないか。

 長い時間かけて地域で育ててきた伝統と国際化された新しい生活スタイルの並存は、長い目で見れば難しいだろう。しかし、伝統文化の核が無い人々に、新しい生活スタイルを押し付けても豊かな未来は築けない。しっかり伝統を守りながら少しずつ変わって行く事が重要だろう。

 仮に企業の大半が英語を社内公用語にする時代が来たとしよう。伝統を重んじた地域は方言が復権し、青森の社員と福岡の社員は、日本語ではどうにも意思疎通ができない、やっぱり英語でやろう、ということになるかもしれない。これはおもしろい。青森の感性と福岡の感性が、標準語で薄められずに直接英語で世界に繋がって行く。

 小学校、中学校ぐらいは、日本語をしっかり学ぶべきだろう。方言を公用語としてもよい。地方に転校するのは大変だ。楽しい経験ができる。履歴書には地方転校暦が明記されることになる。「おお、岩手から、神戸へ?大変だったでしょう」と、企業面接は英語で実施される。
 大学はもう英語を公用語としてもよいのではないか。国文学系は別にして、理系、経営関係は、英語で授業をしても何ら問題なかろう。学生は頑張ってコミュニケーションする技術を学ばないと単位がもらえない。単位がもらえなければ卒業できないので、現在のように誰でもトコロテン式に3年の終わりになると、にわかに就職活動に明け暮れるなどということができなくなる。
 
 英語ができない人と、できる人の間で、大きな格差が生じるだろう。だが、生まれや人種による変えがたい格差ではない。努力によって乗り越えられる格差だ。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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