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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

口ぐせ

2010-07-16 10:16:43 | 日記
 普通に会話している時には出ないのに、人前に立って説明を始めたりするといきなり繰り返される「口ぐせ」と言うのがある。
 私の先輩で親友のマーちゃんなどは、この典型だ。普段は苦虫を噛み潰したような顔で、どこにでもいるおっさんのように世間話をしているのに、大勢の前で資料の説明などをはじめると急に「ちょっと」のお化けが乗り移る。

 「えー、これが、ちょっと、ですね、見ていただきたいのは、えー、こちらの右の、ちょっと端のほうなのですが、えー、ちょっと見えにくいと思いますが、ちょっと読み上げてみます」

 マーちゃんの話は「口ぐせ」だけに留まらず、書き出せば切りが無い。だからまたちょっと、別の日に。

 もう30年近く前の話になるが、愛知県のとある町で新しい市民病院を作る、というプロジェクトが立ち上がった。システムも最新のものを導入する、というので集められた担当技術者チームの中に、なぜか社会人ホヤホヤの私もいた。
 病院の基幹系システム担当チームは8人、別に入院患者への給食献立をサポートするシステムに数人、集められた。みんな東京で働いている若者だ。この若者達をみんなまとめて愛知県に送り込んでしまえ、という作戦だ。
 その中に、何を話してもなぜか「そおっす」と言って終わるという不思議な口ぐせの青年がいた。昭和天皇に良く似た顔立ちであることから、私達チームメイトは彼のことを「陛下」と呼んだ。

 「これはバグじゃないっす。仕様の勘違いっす。そおっす」
 
 名古屋に近いその町でも「味噌カツ」はどこに行っても食べられるメニューだったが、店のおばちゃんに「味噌カツ」をオーダーする時も「そおっす」と言うので陛下はいつまで経っても味噌カツが食べられなかった。
 店のおばちゃんも人が悪く、壁のメニューを指して確認したりする。「どっち?こっち?こっち?」と味噌とソースを指差すが、陛下は味噌を指差されて「そおっす」と応える。オーダーの時も、ソースカツが運ばれて来た時も、私たちは大笑いした。
 
 気になるというより、気に障る「口ぐせ」と言うのもある。だが、それも一時だ。思い出せば「くせ」のある人が懐かしい。


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