い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

GW明けに増えるもの

2014年05月12日 21時58分48秒 | 鉄道員の愚痴
5月もまもなく折り返し地点です。
いつものことですが、時間が経つのはあっという間ですね。

今年のゴールデンウイークは曜日配列が悪く、長期連休が取りづらいようでした。遠出して何泊もするよりも近場の日帰り傾向が強かった印象です。
私はいつも通りシフトにそって仕事をしていました。休みでも特に出かけず、ゆっくり過ごしました。

みなさまは素敵なゴールデンウイークを過ごせましたか


毎年ゴールデンウイークを過ぎるとある傾向があります。
それは大変残念なことですが、人身事故が増えることなんです

新入生や新入社会が新しい環境にうまく馴染めず、不調を訴えたり学校や会社に行きたくなる、いわゆる五月病が原因で、自ら命を断ってしまう人が増えるからと業界では言われています。

今年は4月は少ないという印象でしたが、5月に入って普段私が乗務する路線だけでなく、他社からの振替乗車の受託を含めて各線で人身事故が一気に増えています。

他にも年末年始(12~1月)や年度の変わり目(3~4月)も人身事故が多くなります。
これは色々とお金の関係で年を越えられなかったり、新年度を迎えられなかった人ということです。

人身事故は、多くのお客さまに多大な迷惑がかかるだけでなく、我々鉄道員や救出活動を行う消防・警察にも辛いものがあります。
また家族(本人が生存していれば本人も)にも苦しい思いをさせてしまいます。

思い詰めてしまっても自ら命を絶つのはあってならないし、人身事故という方法を取ることは決して得策ではありません。
そして自殺志願者を生み出さない仕組み・社会を創っていくことが必要ではないでしょうか。