い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

混雑する駅でスムーズに利用する方法

2016年08月10日 00時33分42秒 | 鉄道員の愚痴

夏といえば花火大会が各地が開催されますね。
会場最寄り駅は大変混雑しご迷惑をおかけいたします。

10年ほど前までは花火大会終了後の駅は、券売機にきっぷを購入する列が長く出来ていました。いまではSuicaPASMOなどのIC乗車券が普及し券売機の長蛇の列は解消されつつありますが、待ち時間ゼロとはいかないようです。

花火大会など、イベント開催による混雑時に少しでもスムーズにご利用する方法を紹介します。

(行き)
イベント開催前の入り込みの時間帯は、残高不足でチャージをするお客さまで精算機が混みます。
改札内では降りる駅でなくても精算機でチャージできます。また売店や駅ナカのコンビニでもチャージ出来ることがあります。
残高不足の場合でも途中駅で乗り換え時間を利用してチャージすれば、会場最寄り駅では精算機に並ぶことなく自動改札機をタッチ&ゴーでスムーズに抜けられます。

(帰り)
行きは残高が足りたけど、帰りは自宅最寄り駅まで足りないということもあるかと思います。そんなときでもIC乗車券へのチャージは会場最寄り駅は避けましょう。昔ほどではないにしろ、いまもイベント終了後は券売機に列が出来てしまいます。
IC乗車券は、降りる際に乗車駅から下車駅までの運賃を全額差し引きますが、入場時に初乗り運賃分の残高がないと入場できません。逆に言えば、乗車区間の運賃には足らなくても初乗り運賃分の残高額があればとりあえず改札を通ることはできます。
ですからIC乗車券に初乗り運賃分があるならば、混んでいる会場最寄り駅ではチャージせずにひとまず改札を入ってしまい、混んでいない下車駅でチャージして降りましょう。

たったこれだけの簡単なことですが、会場最寄り駅でスムーズに利用するための工夫です。
IC乗車券の特徴を生かして少しでも快適にお出かけください。