い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

東日本大震災から5年

2016年03月11日 23時58分03秒 | 日記

3.11
あの日から5年が経ちました。

この5年間は誰もが同じ時が流れていますが、長いと感じる方短いと感じる方もいるかと思います。
復興という観点からすれば被災地ではまだ5年というのが正直な気持ちです。
いまだに多くの方が仮設住宅で生活しています。
なかなか進まない高台移転・町のかさ上げと生活の再建という現実があります。
それでも各地で絶え間なく工事が行われ、少しずつ、一歩ずつ前進しています。
あの日の辛い記憶、辛い気持ちが消えることはありません。
そして風化が確実に進んでいます。

いまも5年前のあの日を鮮明に思い出します。
高山線のキハ28-58のラストランに遠征していて、大地震の発生を知りました。
なんともいえない気持ちでとても辛く、気持ちの整理がつきませんでした。食事も十分喉を通りませんでした。
いち早く帰りたくても新幹線が止まり帰れず、ほとんど寝ることができないまま翌朝を迎え、やっとの帰宅は12日夕方でした。

私自身もあの日から5年が経ちました。
5年という歳月は、子どもであれば大きく成長します。
小学校一年生は六年生、卒業です。それだけの時間が経過しました。
いまから5年後、2021年になったら景色はどう変わっているでしょうか?
引き続き、みなさまのご支援をお願いいたします。