い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

電光掲示板(LED発車標)

2006年02月14日 00時17分21秒 | 鉄道員の愚痴
電車の先頭がホームに差しかかろうとしている時、3人のお客さまに連続して同じ質問をされました。
「○○に行く特急はこれですか?」
「□□行きの特急はどこですか?」
「●●に行くのはどれですか?」


この質問に対する答えは全て
「今、到着するあの電車です(指を指しながら)」
しかも、目の前には電光掲示板(LED発車標)が停車駅付きであるのに・・・

お客さまが我々駅員を始めとする社員に質問をするのが全て悪いとは思いませんが、
目の前に電光掲示板(LED発車標)があるのに全く見ないで聞いてきます。
見ても分からないのであれば仕方ありませんが、少しも自分で調べないで聞くのはどうでしょうか?

お客さまにしてみれば、分からないことを聞いただけかもしれませんが、
聞かれた側からすると、「また聞かれた。面倒だな」少なからず思うことがあります。
そこは仕事ですから、嫌な顔せず笑顔でご案内します。

仕事と分かっていても、何のために電光掲示板があるのか?
いっそのこと電光掲示板なんて無くしてしまえばいいのにと思うこともあります。

今回のケースはラッシュ時のことで使い慣れている方が大半を占める時間帯です。
社員に聞かなくてもサラリーマンや学生に聞いても分かると思います。
確かに社員のほうが安心感があるのかもしれませんが、社員=100%ではありません。
逆にお客さまのほうが詳しく知っていることもあります。

これは決して聞かれたくない訳ではありません。
しかし、分からないことを全く自分で調べないというのは善くないと思うからです。


今日のSTUDY
皆さんも旅行などで分からないことがあれば、
①社員を探す前に自分で調べましょう。
②それでも分からない場合は、近くにいるサラリーマンか学生に聞きましょう。
③それでも分からないときは最終手段として、社員に聞きましょう。