エスカルゴ6m CWコンテストに西多摩郡檜原村から移動QRPで参加しました。
リグは言うまでもなくFT-817。アンテナは久し振りに2エレデルタループを上げました。電鍵は昨年から愛用している(年間稼働日数は3日ほどですが)、電通精機(ハイモンドの前身)のHK-1Sを持って行きました。普段はキーヤーに頼っているので、久し振りの縦振ですが、練習する間もなくぶっつけ本番です。しかも直前までハイバンドで檜原村のサービスをしていたので、慌てて電鍵のセッティングをする羽目になりました。固定するための養生テープを探しますが見あたりません。荷台の奥に入り込んでしまったようです。こんなことは先に準備しておかなければいけませんね。とりあえずセッティングができたのは開始2分後でした。
ばたばたとコンテストに入ります。ワッチしてみるとRGF/1さんが強力に入感しています。奥多摩町あたりに移動していると思われます。早々に優勝の夢は打ち砕かれました hi。ぶっつけ本番なので初めはゆっくりとQRSの局を呼んでみます。ひゃ~、打ちにくい、、。がたつき防止のため布を敷いてみましたが、少しずつずり落ちてきます。置き場所もあまり良くありませんが、他に適当な場所がありません。移動運用での電鍵の置き場所は以前から大きな課題ですが、1年に2、3回程度のことなので、ついつい対策も忘れてしまいます。進歩がありませんねえ。不自然な格好で打つので、肩や背中、腰が疲れます。2時間のコンテストなので、ちょっとの辛抱です。
数局交信していくうちに、感覚は掴めてきました。スコアはともかく、縦振キーイングのリハビリが目的です。CQランニングに比重を置くことにしますが、案の定10分もすると疲れてきます。コンビニで氷を一袋買ってきましたが、山の上は比較的涼しく熱中症対策は特に必要ないので、筋肉痛のアイシングのために使うことにします。S&Pで少し息抜きをしてから、再びランします。標高1089m。流石に土手の上とは聞こえ方も飛び方も違います。レートは落ちてきましたが、1時間以上ランできました。疲れてきたので、11:30頃から呼び回りしますが、3局ほど見つけただけ。Dupeばかりになってきました。最後は再びCQを出しますが、空振りが続きます。5分ほど残して11:55に終了しました。最終交信は11:39。毎度の事ながら終盤は寂しいです。
さて、結果です。2007年奥多摩町でダイポール、2008年は固定、2009年流山市でヘンテナ、2010年さいたま市桜区で5/8λGP、いずれも30交信前後でしたが、今回は一気に50交信を超えました。53交信×34マルチ=1,802点で、自己記録を大幅に更新です。移動QRPはRGFさんが今回もぶっちぎりで優勝すると思われますが、自分としては満足の行く結果です。
開局して間もない頃、ローカルに連れられて50MHz SSBで移動運用デビューした思い出の地で、30年ぶりの運用ができただけでも大満足です。涼しい山の上で、気持ちよく運用できました。交信いただいた各局、ありがとうございました。